On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2015-07-10 05:57:11
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (2)

するスポーツと小説

▼わたしたちの富士が、曇り空に遮られて見えません。
 東京は重い灰色の朝です。

 まもなく大阪へ向かいます。
 夕方5時25分ごろから、久しぶりに関西テレビの生放送に参加し、拉致について話します。だから今日は元気な顔でいたかったのですが、いつもと同じく苦しい徹夜明けになってしまいました。

 大阪では中之島の中央公会堂で講演したあと、関テレに入ります。
 会場の公会堂は、明治期に構想され大正年間に竣工した、美しく荘厳な佇まいです。
 今日の講演は「一般社団法人 大阪府信用組合協会」の主催ですが、この公会堂は、拉致被害者全員の生還を目指してずっと家族のかたがたと共に何度も講演してきたところです。広い会場をいつも、拉致被害者のためにこそ来てくださった国民が埋め尽くしました。

 そもそも拉致被害者の有本恵子さんのご両親と初めて親しくお話ししたのは、ここでかつて関テレの特番を収録し時なのです。まだ「水曜アンカー」など影も形もなかった頃です。

 単なる偶然の積みかさねなのですが、偶然と言うにはあまりに意味のある偶然に思えます。
 天からなぜか授かったおのれの重い責任も、痛感します。


▼ちいさい頃、たとえば小学校の半ばの頃、おのれの将来の人生をどう考えていたか。
 現在の堅い言葉で言えば、ひとのために、ほんの微かに貢献したいとはすでに考えていました。
 ただ、それを自分の好きなことをしつつ実現するというイメージも持っていたと思いますね。

 しかしぼくはずっと、一番やりたいことを一番、後回しにしてきました。今も何よりも後回しにしています。
 これは、少なくともひとさまにはお奨めできませぬ。


✶ふたたび青山繁子です。
 ゆうべは仕事部屋で徹夜したので、繁子と対話できませんでした。
 それにしても繁子の前向きな、いつでもどこでも積極的な姿勢には、敬服します。



 
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繁子ちゃんの瞳【谷口友香】
2015-07-10 13:33:36
愛情をたっぷり受けて、
家族の一員として青山家で過ごされている繁子ちゃん。
何とも愛らしくて、キラキラ輝く瞳に元気と勇気を頂きました。
繁子ちゃん、ありがとう!

こころが伝わってくるというのは
こういう事なのかな。
繁子が羨ましい【わたなべ】
2015-07-10 08:21:02
愛されてるぅ。我が家のネコたちを見ていても感じます。「生きる」ことに真剣で正直。それでいて家族に笑いや穏やかな空気を作る天才。何かと悲観的になりがちな今、背中を押してくれてる。青山さんは猫はお嫌いですか?

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