On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-04-28 07:55:44
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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このように動きます

▼きのう4月27日月曜は、国会議事堂の分厚い扉の前に立ち尽くし、自由民主党の首脳がクローズドの会議を終えて出てこられるのを待つ、ひたすら待つという、政治記者だったとき以来の久しぶりの時間がありました。
 岸田文雄政調会長に、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) の提案書を渡すためです。

 この日は、参議院の本会議の開会がかなり遅れました。
 議事の中身は変わりませんから、終わる時刻があとにずれるということです。午後6時を大きく過ぎることが確実になりました。
 こうなると衆議院議員である政調会長は ( つまり参議院の本会議終了を待たず ) 、国会や党本部から外出されてしまう可能性が高くなります。

▼一方で、武漢熱のもたらした危機をめぐる提案です。急ぐことそのものが、命です。
「提案は明日に回しますか」という意見もありましたが、護る会代表としてその選択肢は全く考えませんでした。
 提案書そのものは、護る会のオンライン執行部会、持ち回りの総会でしっかり議論してまとめたものです。遅らせて良い理由がありません。
 また、遅らせては主権者・国民にも、護る会 の衆参両院議員 ( 全数では53人 ) にも、申し訳が立ちません。

▼そこで、本会議が終わって即、議席の近い山田宏・護る会幹事長と連れだって、議事堂内の自由民主党総裁室へ向かいました。
 ここで党役員会が開かれるからです。
 自由民主党総裁でもある安倍総理をはじめ党の主要幹部はみな、入ります。
 総裁室の前に着くと、SPと記者の大群です。
 山田宏さんに「密集を避けないとね」と話して、政治記者の時代から顔なじみのSPの許可を得て、扉にぴったり、くっつくように立ちました。
 役員会は、なかなか終わりません。
 だからこそ、なんとも言えず懐かしい気持ちもしていました。
 政治記者というのは、泥臭い仕事です。ほんとうに這いずり回り、立ち尽くす仕事です。それから壁耳のために、国会議事堂でいえば扉どころか、低い通風口に何時間でも屈み続けます。
 きょうという日 ( 正確には昨日 ) は、国士・山田宏という心強い同士と一緒に立っています。

▼先のエントリーにも記したように、たとえば議員立法の実効性をすこしでも高めるためにも、ふだんから適切な時機に実現性のある提言を繰り返して行い、良き影響力を蓄積していくことが大切です。
 またテーマによっては、時間のかかる議員立法よりも、総理や与党首脳陣に直接、提言していくことが遙かに有効なことも少なからずあります。

 今回の提案書を下掲します。
 これは、たった今の、そして焦点を絞った提言が、実務的にいちばん有効なケースです。
 実際の提案書そのものの写真です。

▼意外なほど長かった役員会が終わり、真っ先に出てこられた安倍総理を見送り、多くの党首脳・幹部を見送り、「あれ? 青山ちゃん、どうしたの?」と聞かれながら待ち続け、そして岸田政調会長は出てこられません。
 開いた扉の隙間から見えるのは、岸田政調会長がある幹部と密談をされている姿です。
 今は記者ではなく、会議は終わっていますから、中に入ってつかまえることもできますが、あえて、それはしません。
 このあたりも、ちょっと大袈裟に申せば、バランスです。
 そして最後に岸田政調会長が穏やかな表情で出てこられました。

 突然に、つまりアポなしで「すこしお時間を頂けますか」と申し出たのですが、快く、議事堂内の自由民主党・政調会長室に招き入れていただきました。
 そこで、山田宏・護る会幹事長と共にじっくりと提案のひとつひとつを説明すると、政調会長からは予想以上の積極的な回答がありました。
 余人はいませんでしたから、すべてを無条件に公開していいとは思いません。
 しかし、主権者のために肝心なところは、このブログにて広く公開します。

 そこからは、あとのエントリーに譲ります。
 もう登院せねばなりませぬ。

 また、あとでね、みなさん。


 
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