On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-07-03 11:06:03
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今後どうなるのか

▼きょう7月3日金曜の、自由民主党における外交をめぐる会議はいったん、すべて終わりました。
 この結果を受けて、どうなるか。

▼海外の同胞への一律10万円給付については、実施するための案が、あらためて正式に外交部会から岸田文雄政調会長に提出されます。
 これが止まることはもう、ありません。
 万一あっては、自由民主党の公式な手続きを覆すことになりますから、許されることではありません。

 その後はどうなるか。
 中山泰秀・外交部会長(衆議院議員)は「岸田政調会長の判断を待ちたい。お蔵入りになることはない。岸田政調会長が安倍総理と直に交渉なさることになるのではないか」という趣旨の見通しを外交部会の役員会に示されました。

▼香港への対応については、習近平国家主席の国賓来日をめぐる自由民主党の姿勢をより明確にするために、週明けからさらに正式な手続きに進みます。
 まず月曜にも、外交部会・外交調査会の全体会議 ( いわゆる平場 ) が開かれます。
 きょう金曜の役員会では、「習近平国家主席の国賓来日の中止を要請する」と「中止」を明言している非難決議案が諒承されました。
 週明けの全体会議では、それを含めて、案の全文について自由な議論が行われます。

▼その結果、非難決議が正式に決まれば、党の政策審議に諮られ、そこでも決まれば、党の政務調査会による公式な非難決議として総理官邸に渡されます。
 こうした党内の手順のなかで、今の案の中心部分が最終的に諒承されたなら、習近平国家主席の国賓来日の中止に加えて香港人への就労ビザの発給などが党から政府へ提示されることになるでしょう。

 順調にいけば、すべて来週の内に行われます。

 とりあえずの主権者への報告です。



 
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