2020-07-15 16:48:19
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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交渉中の懸案について その1 海外の同胞への10万円給付
▼交渉中の重要な懸案が幾つもあります。
それらについて、この公開ブログに記すとき、決して交渉を壊さないよう、交渉にいかなる悪影響も及ぼさないよう、あくまでも注意深く記すことが欠かせません。
なぜなら、ぼくの活動ぶりを知ってもらうのが目的ではなく、たとえば海外の同胞への一律10万円給付であれば、実際に海外のはらからが国内の国民と等しく給付を受けられることが目的です。
たとえば消費減税であれば、議員立法に取り組んでいる「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) の活動を知ってもらうことが目的ではなく、これまで上がるだけの消費税を、実際に下げて、柔軟な税制に変えること、日本経済の蘇生に繋げることが目的です。
▼長年、掲げている「脱私即的」 ( だっしそくてき ) 、わたくし心を脱して、ほんらいの目的に即 ( つ ) く、この理念は国会でもどこでも貫きます。
▼そして同時に、海外の同胞が「一体、その後、どうなっているんだ」と不安に思われることがあるのを、よく存じあげています。
こゝろの底から理解し、深く共感しています。
また消費減税については、非常に広い立場のかたが「現状を知りたい」と仰るのも、ほんとうに良く分かります。
そこで、交渉を破壊しない範囲内で、かつブログに記す時間をどうにでも作って、伝えられる範囲内でお伝えしたいと思います。
▼まずは、海外の同胞への一律10万円給付です。
多くのかたがご存じのように、何度か潰されながら、そのたびに覚悟を持って盛り返し、根回しも徹底的に進め、ようやく自由民主党の外交部会で、正式に、具体案が決まりました。
その具体案の紙は、実際には2種類あります。
1種類は、水面下で官僚機構とも詰めに詰めて、細部まで制度設計を終えているもの。
もう1種類は、「本来は官がやるところまで、政が書くのはどうか」という中山泰秀・外交部会長 ( 衆議院議員 ) の判断で、骨格だけ簡素に記したものです。
この後者を中心に、中山外交部会長が岸田文雄政調会長に提出されました。
外交部会は、自由民主党の政調 ( 政務調査会 ) のもとにあり、政調の最高責任者が岸田会長です。
▼岸田政調会長が預かれてから、ぼくは1日も早く給付が実現するようにと、日々、党内で要請すべきを要請してきました。
しかし事態が動きません。
事態が動くためには、党から政府に、この案が正式に渡らねばなりません。けれども渡っていません。
▼この海外同胞への給付については、当初、外務省や総務省が「技術的な理由」で事実上、拒絶し、それへの対応を重ねて、官僚機構の姿勢はずいぶんと改善しました。
カギは、手上げ方式の採用です。 ( 案のさらなる中身は、まさしく交渉中ですから、まだ明らかにしません )
すると今度は政治の側から「海外に居る日本国民と、もはや国籍はない日系人とで、不公平にならないかと心配するかたが、一部、海外にいらっしゃる」という指摘がありました。
この指摘もしっかりと受け止めて、これにも対応していく過程で、日本の最高責任者から「案作りを党にいったん戻して、技術的な問題を解決し、不公平感なども出ないような案が作れるなら、作って、もう一度堂から正式に政府に出し直して欲しい」という考えが、非公式にぼくに示されました。
そこで、すべての政官の関係者にあらためて根回しをし、海外の同胞のご意見も聴き、官僚機構の良心派と連携を強めて「これなら大丈夫」とすべての関係者が納得した案をみなで作成できました。
それが前述の具体案、2種類の紙がある、案です。
これが外交部会で正式に決定したにもかかわらず、政府に提出されない日が続きました。
▼ぼくはあくまでも、党内の公式な立場は、外交部会の副部会長です。
外交部会は、トップの部会長、複数の部会長代理、そして複数の副部会長で構成されており、ぼくは当選1回の末席と言うべき立場の副部会長です。
このあたりが、国民にはいちばん分かりにくいところでしょう。
しかしいかなる組織でも、それは国でも政党でも官庁でも、そして一般の企業でもどこでも、組織でものを動かすには、組織の基本原則とルールは常に守り通していかねばなりません。
それは、多くのかたが分かっていただけるのではないでしょうか。
またぼくが自由民主党という組織を離れてしまったら、もう何もできません。無所属の議員になったり、外から評論する立場に戻れば、どれほど楽かと正直、ことに夜が更けると思いますが、それでは海外同胞への給付も何も実現しません。
したがって、外交部会長の立場と職権を常に尊重します。
中山外交部会長の温厚なお人柄だからこそ、ぼくも動けているのです。
▼そのうえで、事態が動かないことを座視できないので、中山部会長に「海外の同胞の窮状は深まるばかりです」と繰り返し丁寧にお伝えしたうえで、本日、早朝から一気に、徹底的に動きました。
覚悟を決めて動く以上は、結果を出すことに徹します。しかし同時に、上述したように、組織が組織である以上はどこにもある基本原則、ルールは外しません。
その結果、岸田政調会長が留め置いているのでは全くないという事実が良く分かりました。
あくまでも、同じ外交部会による香港をめぐる「非難決議」や、骨太の方針決定という重大事と重なったための実務的、事務的な理由が、時間を要している背景だと、はっきりしました。
▼今後、外交担当の政調会長代理である新藤義孝・元総務大臣を中心に、具体的に政府との折衝をして頂ける方向となりました。
新藤さんはご承知のように、硫黄島の栗林忠道中将 ( 戦死されてから大将に昇進 ) の直系のお孫さんであり、硫黄島の英霊を故郷に取り戻す運動を通じて、ぼくとは長年の深い信頼関係があります。
また新藤さんは、前述の通り外交担当の政調会長代理ですから、今回の件で政府と折衝する公式な権限があります。
案を正式に、党から政府へ渡すことについても、権限があります。
今後とも、この新藤会長代理、岸田政調会長、そして何より中山外交部会長と連携して、1日でも、1時間でも、1分でも早く、給付が実現するように動き続けます。
また二階幹事長、鈴木総務会長、菅官房長官、杉田官房副長官らともお話をすでに不肖ながら、いたしています。
今日の動きについては、外交部会の部会長代理のひとりで、護る会メンバーである山田賢司代議士がともに一生懸命に動いてくれました。
みなさん、票になりにくいことでも必死に動いてくださる。
ぼくは自由民主党の変化を、議員の変化を、ありありと感じています。
▼このエントリーでも、現職の国会議員で交渉中の人間が書く言葉としては、やや過剰だと思います。
しかし、海外の同胞のみなさんの不安を思えば、ぎりぎり、ここまで必要だと考えました。
一切の責任は、ぼくだけにあります。
消費減税については、その2で記します。
エントリーがいつになるかは分かりません。閉会してから、信じがたいほどに時間が足りません。
▼そして、この海外の同胞への一律10万円給付についても、まだ何も油断できません。
他の一切の懸案とともに、固い石に齧 ( かじ ) りついて、取り組みます。
絶望の虚妄なることは、希望の虚妄なることに等しい。
少年時代から胸のうちにある、魯迅の遺した言葉です。
それらについて、この公開ブログに記すとき、決して交渉を壊さないよう、交渉にいかなる悪影響も及ぼさないよう、あくまでも注意深く記すことが欠かせません。
なぜなら、ぼくの活動ぶりを知ってもらうのが目的ではなく、たとえば海外の同胞への一律10万円給付であれば、実際に海外のはらからが国内の国民と等しく給付を受けられることが目的です。
たとえば消費減税であれば、議員立法に取り組んでいる「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) の活動を知ってもらうことが目的ではなく、これまで上がるだけの消費税を、実際に下げて、柔軟な税制に変えること、日本経済の蘇生に繋げることが目的です。
▼長年、掲げている「脱私即的」 ( だっしそくてき ) 、わたくし心を脱して、ほんらいの目的に即 ( つ ) く、この理念は国会でもどこでも貫きます。
▼そして同時に、海外の同胞が「一体、その後、どうなっているんだ」と不安に思われることがあるのを、よく存じあげています。
こゝろの底から理解し、深く共感しています。
また消費減税については、非常に広い立場のかたが「現状を知りたい」と仰るのも、ほんとうに良く分かります。
そこで、交渉を破壊しない範囲内で、かつブログに記す時間をどうにでも作って、伝えられる範囲内でお伝えしたいと思います。
▼まずは、海外の同胞への一律10万円給付です。
多くのかたがご存じのように、何度か潰されながら、そのたびに覚悟を持って盛り返し、根回しも徹底的に進め、ようやく自由民主党の外交部会で、正式に、具体案が決まりました。
その具体案の紙は、実際には2種類あります。
1種類は、水面下で官僚機構とも詰めに詰めて、細部まで制度設計を終えているもの。
もう1種類は、「本来は官がやるところまで、政が書くのはどうか」という中山泰秀・外交部会長 ( 衆議院議員 ) の判断で、骨格だけ簡素に記したものです。
この後者を中心に、中山外交部会長が岸田文雄政調会長に提出されました。
外交部会は、自由民主党の政調 ( 政務調査会 ) のもとにあり、政調の最高責任者が岸田会長です。
▼岸田政調会長が預かれてから、ぼくは1日も早く給付が実現するようにと、日々、党内で要請すべきを要請してきました。
しかし事態が動きません。
事態が動くためには、党から政府に、この案が正式に渡らねばなりません。けれども渡っていません。
▼この海外同胞への給付については、当初、外務省や総務省が「技術的な理由」で事実上、拒絶し、それへの対応を重ねて、官僚機構の姿勢はずいぶんと改善しました。
カギは、手上げ方式の採用です。 ( 案のさらなる中身は、まさしく交渉中ですから、まだ明らかにしません )
すると今度は政治の側から「海外に居る日本国民と、もはや国籍はない日系人とで、不公平にならないかと心配するかたが、一部、海外にいらっしゃる」という指摘がありました。
この指摘もしっかりと受け止めて、これにも対応していく過程で、日本の最高責任者から「案作りを党にいったん戻して、技術的な問題を解決し、不公平感なども出ないような案が作れるなら、作って、もう一度堂から正式に政府に出し直して欲しい」という考えが、非公式にぼくに示されました。
そこで、すべての政官の関係者にあらためて根回しをし、海外の同胞のご意見も聴き、官僚機構の良心派と連携を強めて「これなら大丈夫」とすべての関係者が納得した案をみなで作成できました。
それが前述の具体案、2種類の紙がある、案です。
これが外交部会で正式に決定したにもかかわらず、政府に提出されない日が続きました。
▼ぼくはあくまでも、党内の公式な立場は、外交部会の副部会長です。
外交部会は、トップの部会長、複数の部会長代理、そして複数の副部会長で構成されており、ぼくは当選1回の末席と言うべき立場の副部会長です。
このあたりが、国民にはいちばん分かりにくいところでしょう。
しかしいかなる組織でも、それは国でも政党でも官庁でも、そして一般の企業でもどこでも、組織でものを動かすには、組織の基本原則とルールは常に守り通していかねばなりません。
それは、多くのかたが分かっていただけるのではないでしょうか。
またぼくが自由民主党という組織を離れてしまったら、もう何もできません。無所属の議員になったり、外から評論する立場に戻れば、どれほど楽かと正直、ことに夜が更けると思いますが、それでは海外同胞への給付も何も実現しません。
したがって、外交部会長の立場と職権を常に尊重します。
中山外交部会長の温厚なお人柄だからこそ、ぼくも動けているのです。
▼そのうえで、事態が動かないことを座視できないので、中山部会長に「海外の同胞の窮状は深まるばかりです」と繰り返し丁寧にお伝えしたうえで、本日、早朝から一気に、徹底的に動きました。
覚悟を決めて動く以上は、結果を出すことに徹します。しかし同時に、上述したように、組織が組織である以上はどこにもある基本原則、ルールは外しません。
その結果、岸田政調会長が留め置いているのでは全くないという事実が良く分かりました。
あくまでも、同じ外交部会による香港をめぐる「非難決議」や、骨太の方針決定という重大事と重なったための実務的、事務的な理由が、時間を要している背景だと、はっきりしました。
▼今後、外交担当の政調会長代理である新藤義孝・元総務大臣を中心に、具体的に政府との折衝をして頂ける方向となりました。
新藤さんはご承知のように、硫黄島の栗林忠道中将 ( 戦死されてから大将に昇進 ) の直系のお孫さんであり、硫黄島の英霊を故郷に取り戻す運動を通じて、ぼくとは長年の深い信頼関係があります。
また新藤さんは、前述の通り外交担当の政調会長代理ですから、今回の件で政府と折衝する公式な権限があります。
案を正式に、党から政府へ渡すことについても、権限があります。
今後とも、この新藤会長代理、岸田政調会長、そして何より中山外交部会長と連携して、1日でも、1時間でも、1分でも早く、給付が実現するように動き続けます。
また二階幹事長、鈴木総務会長、菅官房長官、杉田官房副長官らともお話をすでに不肖ながら、いたしています。
今日の動きについては、外交部会の部会長代理のひとりで、護る会メンバーである山田賢司代議士がともに一生懸命に動いてくれました。
みなさん、票になりにくいことでも必死に動いてくださる。
ぼくは自由民主党の変化を、議員の変化を、ありありと感じています。
▼このエントリーでも、現職の国会議員で交渉中の人間が書く言葉としては、やや過剰だと思います。
しかし、海外の同胞のみなさんの不安を思えば、ぎりぎり、ここまで必要だと考えました。
一切の責任は、ぼくだけにあります。
消費減税については、その2で記します。
エントリーがいつになるかは分かりません。閉会してから、信じがたいほどに時間が足りません。
▼そして、この海外の同胞への一律10万円給付についても、まだ何も油断できません。
他の一切の懸案とともに、固い石に齧 ( かじ ) りついて、取り組みます。
絶望の虚妄なることは、希望の虚妄なることに等しい。
少年時代から胸のうちにある、魯迅の遺した言葉です。