On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-07-26 21:40:26
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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こっかいぎいんの任務のひとつは電話を活用することだと痛感するのです ( 大した中身じゃないですが、書き足しました )

▼交渉というのは、やはり顔を見て、眼を見て、話すのがいちばんです。
 しかし、その前と後に電話で話しておくことも、とても大切なことを、この4年のあいだ、痛感してきました。
 きょうも電話にて政権の中枢らとお話しを致し、多様な懸案について前進するよう努めました。
 結果が明確になってからでないと、みなさんに広く、お伝えすることはできないこと、それは、ほんとうに心苦しいですが、やはり途中経過を勝手に晒 ( さら ) さないという交渉ごとの大原則は、たいせつです。

▼ふだん厳しいひとほど、電話では柔和な声だったりします。
 この困難な時代に重い責任を負っているひとが、温和な声で話されると、正直、すこし安心する気になりかけたりするのですが、いやいやとても安心などしていられません。
 ぼく自身の責任を果たすために、丁寧で謙虚な電話を心がけていますが、もっともっと電話も上手に活用できるようにならないといけません。

 電話をする前は、相手の地位を考え、これも正直に申せば、気後 ( おく ) れします。
 今かけていいものかどうかと、いつも迷います。
 電話の最大の欠点は、相手の状況が分からないことですね。
 そのひとの公務の邪魔を絶対にできないですから、タイミングをはかるのが簡単ではありません。

 迷った挙げ句、ようやく意を決して電話してみると、留守番電話だったりします。
 すると、がっかりするのではなく、むしろホッとします。
 信頼関係があるなら必ずと言っていいほどコールバックがあるので、実際に最初は、留守電のほうがよかったりします。
 こういうの、みなさんの日常生活と同じです。
 にんげんのやることに、たいした違いはありません。
 電話で話せたからといって、簡単に懸案が実現するわけじゃ全くない、それどころか匍匐 ( ほふく ) 前進も簡単じゃない、それもみなさんと同じです。

 しかし・・・みんなの不安を、身近に感じています。
 中国発の武漢熱の世になって、その実感は強まるばかりです。
 おのれにやれることはすべてやって、その不安をひとつでも軽くすることを毎日、試みるしかありませんね。
 日曜の夜の余話、ひとりごとです。

 明日の夜7時半には、新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の初回ナマ放送でお目にかかります。
 ここです。
 8月23日には、独立講演会@東京で、感染症対策を徹底的に施 ( ほどこ ) しつつ、みなさんと逢いたく思います。
 ここです。





 
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