On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-07-30 11:14:22
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ネットの深くて広くて暗い坑 ( あな )

▼きのうアップしたばかりのエントリーのなかに、次の一節があります。

「尖閣諸島を護る議員立法について、呼びかけ人 ( 11人 ) の初会合に参加しました。
参加してみると、この呼びかけ人は、11人のうち実に10人までが護る会メンバーでした。
逆に言うと、護る会メンバーでないのは、稲田・元防衛大臣だけです」

▼すると、その翌日の今日に、「稲田朋美議員が護る会のメンバーのようだが、稲田議員は消費減税は無責任だとテレビで確か発言していた」という趣旨のコメントをいただくのです。
 くれぐれも誤解しないでいただきたいのは、このコメントをくださった方を責めたり、特別だとか、そんなことを言おうとしているのではありません。
 その逆で、コメントの全体は、とても志の深い、しっかりした内容なのです。
 世代的にも、甘いも酸いも噛み分けられる世代の方だと、お見受けします。
 すなわち、そうであっても、このような早呑み込み、事実と、また記述と、真逆の誤解がいとも簡単に生じます。

▼ネットはいつも申しているように、ほかの世の全てのことどもと同じく、光と暗闇があります。
 上掲のようなマサカの誤解は、ほぼ連日のように起きます。
 上掲の例どころではない、深刻な害を及ぼす誤解も、まったくの日常茶飯事です。
 そこから生まれている、無意味な争い、悪感情のほんとうの闇が、どれほど深いか。

 ネット時代の特徴のひとつが、あまりに多すぎる情報量だということを、ぼくらはみな、もう一度、正確に理解して、流し読みを自分に固く禁じることだけでも、不可欠ではないでしょうか。
 自分の情報処理能力を過信しないことが大切です。ぼくらは、AIではありません。いわばNI、natural intelligence  ( イスラエルの企業名や、学術用語とは関係ありません。今ぼくが勝手に、仮に、呼んだにすぎません ) です。
 情報の大づかみには優れていても、読み飛ばすと必ず、おのれの潜在的な願望や感情に沿って、誤解が生まれます。





 
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