On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-07-12 04:04:47
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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安倍晋三元内閣総理大臣の人望、実績、お人柄そのままの長蛇の列でした

▼きのう7月11日月曜の夕方、定刻の10分ほど前に、お通夜の執り行われる増上寺に入りました。
 このお通夜について、事前に岸信夫防衛大臣から丁寧なお電話があり「親族と知友のみの通夜なので、すみませんが、座ってもらうお席はないのです。しかし焼香はしていただけます」ということでした。

 すでに長い、とても長い、焼香の列が出来ていました。
 経済人も、国会議員も、諸国の外交官らも等しく同じ列に並んでいます。
 別枠で焼香されたのは、現職の閣僚、日銀の現総裁らだけだったと思います。岸田総理もそうだと思いますが、ぼくには見えませんでした。

▼不肖ぼくでいえば、1時間20分ほど炎熱のなかを列のなかで立ち尽くしました。列はまったく動きません。
 おそらくは別枠の焼香が続いているのでしょう。
 動かない列のなかで、ただのひとりも、不満めいたことを漏らされず、じっと安倍元総理を偲んで並んでおられました。

▼そして1時間20分が過ぎた頃から列は動き始め、列に並んでから1時間50分ほどで、安倍晋三元総理がいつものように爽やかに笑っておられる遺影の前に立ち、眼を見て、焼香をいたしました。
 あの日、7月8日金曜の朝、ぼくと機内で話してからわずか1時間半ほどあとに、凶事によって、黒枠の写真の中に入られたのが、どうにも信じられません。

▼しかし、この長蛇の列こそが、安倍晋三元総理を、吉田茂元総理以来の国葬にて弔うべきであることを示しているとも思います。
 列のなかに要人もいらっしゃいましたから、このことを小声にてお話ししました。この働きかけは、続けます。

▼参院選の総括については、きょう7月12日火曜に、常態に復した「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録を行いますから、まず、そのなかで主権者・国民のみなさんにお話しします。
 安倍晋三元総理の暗殺事件についても、覚悟を決めて、お話しします。





 
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