On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-09-11 21:14:59
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沖縄で敗れ、北海道で侵蝕され、それが日本の現実だからこそ、われら、立つ。



▼沖縄県知事選挙で再び、親中姿勢をまるで当たり前かのように掲げる現職知事に敗れ、絶望を語るコメントが続々と届いています。
「北海道百年記念塔」を護る努力に対しては、首を傾げるコメントも来ます。

 しかし、こうした現実がもしも無ければ、不肖わたしはわざわざ不自由な国会議員を務める理由がありませぬ。
 また、ひとりで、まつりごと ( 政 ) はできません。
 みなさん、変わらずに、一緒にやりましょう。

 深く、淡く、生きれば良いのです。
 屈すること無く、欲すること無く、ひとのために生きる。
 それが負けない強さを生みます。

▼今回の沖縄知事選は、中国が狙いすませて初の弾道ミサイルを日本の海、沖縄の海、与那国島と波照間島の目の前に撃ち込んでから、わずか1か月と1週間できょう9月11日の投開票日を迎える選挙でした。
 それでなぜ、総理が応援遊説に入らないのでしょうか。
 それでなぜ、閣僚や党首脳が応援遊説に入らないのでしょうか。
 日本の安全保障の根幹にかかわる選挙として、選挙の見通しが勝つのか負けるのかではなく、総理や閣僚が、祖国の沖縄の県民に問うべきでした。

 政権の志の問題です。

 不肖わたしは、この自由民主党を内部から変える道を変えることがありません。
 なぜか。
 上掲の写真を見てください。
 これは4年前に、今回と同じく、玉城デニー候補と対峙し、佐喜眞淳候補を応援するために沖縄入りしたときです。
 日本国沖縄県のお子さんと、握手をしています。
 まわりの大人の県民のみなさんから「この子と握手してやってください」と笑顔で求められ、こころからうれしかったのです。
 祖国の沖縄、祖国の北海道を子々孫々に手渡していくためには、王道を往きます。
 右顧左眄 ( うこさべん ) してはなりませぬ。きょろきょろしない。
 明治維新はなぜ、成ったのか。既得権益の武士たちが、その内部から変えようと命を捧げたからです。

 一緒にやれるひとは、一緒にやりましょう。
 同志を糾合するとは、自然に集まることを言うのです。
 それもまた、王道です。



 
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