On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-10-22 01:41:29
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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総選挙7日目  「青山繁晴という国会議員は居ないことにする」というNHKをはじめとするオールドメディアの「報道しない自由」路線は、応援遊説の日々でも同じです  ★8日目の10月22日は東京→東京→豊橋です



▼いくらかは 苦行のごときか 応援遊説

 石破茂・新総理が仕掛けた異様な衆院解散のあとの総選挙、その7日目も、早朝に自宅を出て羽田へ。
 乗り慣れている飛行機なのに、なんだか身がすこし縮むようで、リラックスできませぬ。
 なぜかな。
 睡眠の欠如と疲労のせいだけでは無いのです。

 わたしは、主権者の憤怒、不満、迷い、不安、絶望をおのれが感じているからだと思います。
 この解散総選挙はおかしい。そのまえの総裁選も、実はおかしい。こころある主権者ほど、それを問わざるを得ないのではないでしょうか。
 わたしの責任であること、客観的にわたしの責任とは言えないこと、すべて、わたしは背負います。淡々と生きつつ、その覚悟を定めています。

 正道ならざる総選挙であっても、日本の本物の主人公である主権者のみなさんの一票の尊厳、それを護らねばなりません。

▼「岡山桃太郎空港」に着くと、橋本岳候補 ( 衆院岡山4区 ) の秘書さんが「まずは、自見はな子夫人 ( 前万博担当大臣 ) からのお願いです。桃太郎の像の前で、応援の20秒動画を撮ってくださいませんか」と仰いました。
 自見はな子参議院議員は、わたしの当選同期です。
 突然の要請ですが、もちろんそのまま受けて、桃太郎さんの前へ。

 ふと、「わたしは灰猫」という小説を初めて構想した時を思い出しました。亡き母の「俳句に灰猫という季語があって、それが違う使われ方をする地方がある」という何気ないひとことを妙に覚えていました。出張で降りた地方空港の建物から外へ出た瞬間に、なぜか、その言葉がわたしの頭の中でまったく新しい物語として動き始めたからです。

 そのことは内心に秘めて、空港ビルの出口から桃太郎像に歩く数歩のうちに動画の内容を考え、秘書さんの構えるスマホに向けて一気に話しました。
 出だしは「みなさんの知らない橋本岳さんをお話しします」という感じだったと思います。

 ・・・橋本岳代議士は、派閥とカネ問題を受けて岸田総理 ( 当時 ) が設置した「政治刷新本部」の平場の会議で、いきなり総理に「あなたが辞めなさい。それが政治改革の始まりだ」という趣旨で発言したのです。
 その当時は、岸田総理が総裁選に出馬して再選されることがむしろ既定路線で、岸田さんの力が充分にあった時期です。
 誰も予想していなかった辞任要求を、目の前の総理大臣に突きつけた勇気、それは単なる世襲の議員ではないことを示すものでした。 ( 橋本岳代議士は、橋本龍太郎総理の子息 )


▼このあと車に長時間乗って、橋本岳さんとの合流地点で待ち、橋本さんの遊説カーに同乗して、一緒に何か所もの地域をぐるぐる回り、ちょっと覚えていないほど何回もの演説をいたしました。
 そのたびに、このエピソードも紹介しました。

 橋本岳さんとは、意見の違いが多々あります。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) にも、たとえば増税派の鬼木誠副代表のように、減税を掲げるわたしの考えと大きく違う人も居ます。
 しかし護る会は「父系一系の皇位継承を護る」、「中韓をはじめ外国による国土侵食を阻止する」、「カウンター・インテリジェンス法 ( 旧スパイ防止法 ) の成立をはかる」の3本柱で一致する議員の集まりです。
 一致点を模索するのが、わたしの不変の生き方です。
 橋本岳代議士の勇気ある直言は、意味があると考えています。その岡山4区を、世に迎合する野党議員に渡していいとは思いません。





▼とにかく主権者に、にじり寄ります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               


 
▼おそらくは障害をお持ちの少年、その笑顔は最高です。



▼倉敷市内からかなりの長時間を掛けて、岡山桃太郎空港に戻り、そこから羽田空港に戻り、さらにそこから東京・板橋に入りました。
 下村博文候補の遊説カーが来るのを待つあいだ、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』を持ってこられた多くのかたにサインし、あるいは色紙をお持ちのかたにサインし、ノートを差し出されるかたにサインし、紙の切れ端を遠慮なさりながら出されるかたにサインしていると、それを複数のテレビ局のカメラが撮影しています。
 さらには、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』のサインしたページを撮影し、色紙も撮影しています。

 しかしわたしは、『このあと、わたしの演説を聴いたら、NHKを筆頭に、どんな撮影も使わないだろうな』と考えていました。

▼やがて、下村さんの遊説隊が合流し、わたしは促されて演説をいたしました。
 ほんとうは与野党とともに「国民から集めておきながら使い道がわからないおカネ」があり、これを根っこから変えねばならないのであって、下村さんらを生け贄のようにして総選挙に臨んで政治が改革されるわけではないという趣旨も話しました。

 そして、下村さんは文科大臣の時代に、わたしがインドを現地調査して提案した「チャンドラボース・ジャパン大学」の構想に賛成してくれた唯一の文科大臣であり、日本の歴史教育を変えることに努力を続けてられていて、教育のほんとうの改革に意義あるひとであることを話しました。

 これに対し下村さんは、そのあとの演説で、歴史を公平に研究する大学をインドに設立する構想に今も取り組んでいることを話されました。



▼夜、NHKニュースで下村さんの東京11区の選挙戦が詳しく紹介されましたが、下村さんについては、いわゆるタレント出身の議員が下村さんの「ご指導」を受けたいと、政治家言語の定型で褒めちぎっているところを報じていました。

▼こうして各地を回っているとき、聴衆のかたから「青山さん、総裁選の時と同じですね。青山さんの応援遊説だけ、まったく何も無いみたいな報道です」と言われました。
 その通りですね。
 総裁選で、NHKに放送法に基づく正式抗議をすると、NHKから「青山繁晴が出馬しないと放送したわけじゃないから、合法だ」と開き直り、自分たちには「青山繁晴が出馬会見をしていても、それを報道しない自由がある」という趣旨を強調するという、信じがたい回答がありました。
 この動画ですね。

 それを総選挙でも、当然のごとく繰り返しているわけです。
 これを含めて不肖わたしの苦闘はこれからも続く、それは覚悟の上です。

★きょう10月22日火曜は、以下のところでお会いできます。
 主権者との連帯だけが、果てしないでこぼこ道を歩く支えです。

【東京6区 土屋みわ候補】

▽10:00 街頭演説@千歳船橋駅

▽10:45 街頭演説@祖師ヶ谷大蔵駅

▽11:30 街頭演説@成城学園前駅南口

※現地の状況により、時間や場所が変更になる可能性があります。

【東京18区 福田かおる候補】

▽14:00 街頭演説@ひばりが丘駅南口

【愛知14区 今枝宗一郎候補】

▽19:00 新城北設楽総決起集会@新城文化会館小ホール
(愛知県新城市下川1-1)






 

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