On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-10-30 04:51:32
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲し追記しました】  わたしは世論 ( ?? ) に衝撃を受けています


( 総選挙の当日、10月27日の日曜に神戸で開いた独立講演会で、およそ1100人の主権者のみなさんに、拉致被害者の有本恵子さんのお父さま、有本明弘さんを紹介しています。みなさんは、ほんとうに心温かな拍手をしてくださいました。
 11月の独立講演会は東京で開きます。明日の13時に募集の〆切です。ここです )

▼ほぼすべての世論調査で、「石破総理は、総選挙の敗北後も辞めなくてよい」という意見が多数派になっていることを、みなさんもご存じだと思います。

 オールドメディアの世論調査は、主権者のみなさんの意見を正確に反映できなくなって久しいです。
 記者時代の体験からも、それを痛感してきました。
 だから、世論調査の結果を直ちに主権者の意思とは考えません。
 同時に、完全に無視するような姿勢は、謙虚さを欠くと考えます。

 あくまでも現在の世論調査をみる限りですが、総選挙で示された民意と、別の民意がなぜか今、示されているのだろうかと考えてみる必要は客観的にあります。
「石破総理は辞めなくて良い」との意見は、今の世論調査の全般として、「辞めるべき」との意見よりかなりの差を付けて多数派となっています。
 わたしは石破総理がお辞めになるのが憲政の正道だと考えています。
 これは民意に反しているのだろうかと、苦しんで今、考えています。

 世の少数意見であっても貫かねばならない意見は、ずっと貫いてきました。それはこれからも変わりませぬ。
 ただ、今回の問題は、日本国の総理選びというもっとも重大なことに関係してきます。

 この個人ブログに寄せられる意見は、すべてが、「石破総理は辞めるべき」です。極めて強い調子で、そのように書き込んでこられるかたが多いです。
 一方で、総選挙の結果は、このブログに集うかただけでは無くて、広範な民意の結果です。
 もしもわたしが、このブログへのコメントだけで民意を判断すれば、それはわたしの驕りに他なりません。主権者はあくまで自由、書き込まれる意見も自由です。しかしわたしの責任は別問題です。ブログに書かれない意見に対しても、聴く耳は必ず、持っていなければなりません。

 こんな経験は、国会議員となって初めてです。
 国会議員になっていなければ、おのれの考えと世論の乖離があっても、あるいはわたしの本の読者の意見や感覚と一般的な世論の乖離があっても、それは大きな問題とは言えません。むしろ過大に考えてはいけないと思います。
 しかし国会議員はあくまで全体の奉仕者です。
 わたしが考えを変えることはありませぬ。同時に、国民全体への奉仕者として身を処していかねばなりません。
 すくなくとも現時点では、苦悩せざるを得ません。




 
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