On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2011-03-10 03:13:35

みなさん、ありがとう。魂から、ありがとう。


▼もの凄い数の応援コメントとEメールをいただきました。
 深く、勇気づけられました。
 責任を、あらためて実感しました。晴れわたる空のような、すがしい気持ちをいただきました。

 こうしたなかにも実は、善意の、しかし信じがたいような曲解(誤解と言うよりもはや曲解)のコメントと、おそらくは悪意のねじ曲げ中傷も来ています。
 だけども、さまざまな年代、いろいろな地域、お仕事の男女から、何もも増して勇気づけられる応援をいただき、病室でひとり、ほっこりしています。
 特に、関西テレビの志ある報道番組「スーパー・ニュース・アンカー」の視聴者のかたがたの声が、胸に染みました。もちろん、いろんな工夫と苦労を駆使してご覧になっている、世界の視聴者のかたがたです。(ほんとに海外邦人の視聴者も、びっくりするぐらい多い)


▼写真は、きのう3月9日水曜日の午後、テレビ朝日から戻って病室にいるところを、看護師さんが携帯電話で撮ってくれました。
 番組「ワイド・スクランブル」で短時間、話していたときのスーツ姿とは、別人でしょうね。本人は、別にそう感じないのですが。

 着ているのは、病院で借りた病室着です。
 左手近くにあるのが、ダブル点滴。
 日曜の朝から一切何も食べていないので、電解質と水分を補っています。夕方には、これに胃のための点滴も加わって、トリプル点滴になります。
 いま、ぼくの命を支えてくれています。
 コップはあるけど、実は水もほとんど呑んでいません。

、前の書き込みで詳しく記したように、ほんらいは水曜にレギュラー参加している関テレの「スーパー・ニュース・アンカー」は、番組からの提案で、月曜午後にはお休みが決まっていました。
 その月曜夜に、都内の大病院に再入院して、こうした点滴を通じて治療が始まり、火曜のたった1日で、ほんとうに劇的に腸閉塞は改善しました。

 しかし安心してください。
 油断しているわけじゃなくて、執刀医をはじめ医師団と十二分にすべて相談しつつ、医師団の許可の出たことだけをしています。
 自慢して、と言われるだろうけど、執刀医(大腸癌の権威)は「あなたは、つくづく超人だ」と申され、「だから動ける範囲では、どんどん動いてください。そのほうが、あなたの場合は、きっと回復もずっと早い。水曜日に大阪へ行くのは、そもそも無理だったけど、近いテレビ朝日なら、行っていいですよ。ただし、病院に戻っていただいて、われわれの食事管理のなかで仕事をしてください」と、おっしゃいました。

 そして、きょう3月10日の木曜は朝早く、午前6時20分にいったん病院を出て、テレビ朝日の「やじうまワイド」に顔を出します。
 中国の工作活動と、沖縄がテーマだからです。
 午前7時台には、病院に戻ります。
 昼ご飯は、ついに流動食が始まります。
 といっても、すべて汁だけ。具はゼロ。
 まだ形あるものは、さすがにぼくも怖くて食べられません。


▼来週水曜日には、大腸癌も、腸閉塞も乗り越えて、アンカーであらためてお目にかかれれば、いいですね。
 午前4時になっちゃいました。
 先ほど、地震があり、看護師さんが「大丈夫ですか」と覗きに来てくれて、パソコンに向かっているぼくを見ても、今更もう驚かずに去って行きました。
 午前6時20分に外出許可が出ていると、看護師さんは知っているんですけどね。
 ふひ。



 
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