On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2013-08-12 07:24:20

秋に向かうニューヨークから







▼みなさん、たった今、ニューヨークに着きました。
 時差は13時間、つまり昼夜がちょうど逆転です。
 12時間半ぐらいのフライトで、JFK空港に着いたとき、いつものように自然に現地モードになり、時差呆けもありません。正直、快調です。

 同行している独研(独立総合研究所)の若い研究員は、早くも時差にやられて、ホテルのエレベーターにすら酔ってしまい、いま倒れています。わはは。

 NYは、アメリカの独立記念日の7月4日から7月いっぱいがいちばん暑かったそうです。
 きょう8月11日の日曜の夕方(アメリカ東部時間。日本時間では12日月曜の早朝)はもう最高気温25度。
 あの Autumn in NewYork がもう足早に近づいている感じです。東京はインド並みの暑さでした…。誰が日本を熱帯にしたのじゃ。


▼さぁ、さっそく、日本に創設されるNSC(国家安全保障会議)のための議論をしたり、それから、敗戦の日を勝者の側にあえて身を置いて迎える、ということなどをします。
 NSCの関連は、内閣の出張などではなく、いつものように自由な独研のジバラ出張です。

 というわけで今週8月14日の「水曜アンカー」は参加しません。電話で繋いだりもなく、まったくの不参加です。ぼくはいつも、海外出張中でも何らかの形で寄与したいとテレビ局に提案するのですが、テレビというのはなかなか自由がききませんね。
 ラジオは逆に、全くいつも通りに参加します。
 8月14日水曜朝(日本時間)のRKB毎日放送は、国内と同じように電話で繋ぎます。
 そして8月15日木曜、敗戦の日の当日のニッポン放送「ザ・ボイス」は、東京・有楽町のスタジオと、ぼくが滞在中のNYのホテルの部屋とを繋いで、完全生中継でやります。
 実は、いまフライトの疲れと時差で倒れている研究員は、そのために同行しました。技術支援などロジスティックスのためです。
 もともとは今回、ぼくひとりで出張する予定でした。コスト削減のためです。しかし、ニッポン放送の飯田アナもNY入りするという案が結局、実現不可能となり、視聴者のために完全を期すには独研からもうひとり出そうということになりました。
 もちろんすべて、独研のジバラです。またしても、大赤字じゃ。いつまでこんな事をやれるか分からないけど、やれるうちは、本来の目的のために、やります。

 今回の本来の目的とは、68年前の敗戦は、世界の現場では、ただのひとつの敗戦であり、それ以下でもそれ以上でもなく、中韓の世論工作や日本国内の一部の思い込みのように「国家の主権すら放棄せねばならないこと」ではあり得ないことを、視聴者、リスナー、日本国民に伝えることです。

 それにしても、飯田アナ、飯田こうちゃんが、たとえ日帰りになってでもNYに来ようと真剣に検討してくれたのが、嬉しかった。

*写真を追加しました。
 結局、今回のニューヨーク出張で最初の夜もほぼ徹夜となり、夜明けのNYを撮りました。
 まぁ、こういうわけですから時差呆けもへったくれもないわけですね、そりゃ。ふひ。
 リラックスして元気です。

 きのう夕方、JFK空港に着いたときに「襟を立てて歩いている青山さんを見た」という趣旨の書き込みが、NY在住のかたからありました。
 疲れた様子だったから、声を掛けなかったそうです。
 機中ずっと、小説新作の直しをしていましたからね。
 それにしても、この頃は、世界のどこに行っても邦人がちゃんといらっしゃいます。


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