On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2013-12-31 09:09:25

大晦日サプライズ



▼きょう12月31日火曜は今、成田空港にいます。
 と言ってもこれがサプライズじゃないですね。
 毎年この時期は、成田から海外出張に出ることが多いからです。
 欧米諸国は、1月2日からもうバリバリに働いている当局者や経済人がたいへん多くて、日本はまだお休みのために、国内日程を気にすることなく海外で議論や情報収集ができるのです。
 今回は昨年に続き、フランスとスイスに出ます。


▼サプライズというのは、実は、ぼくの同行秘書を独研(独立総合研究所)の創立以来初めて、公募するのです。
 独研はすでに創立から、およそ12年を経ていますから、その長いあいだで最初の試みです。

 現在の同行秘書(25歳の女性)は素晴らしい秘書として足かけ3年、働いてくれていますが、司法書士になるために勉強と修行に入ります。
 彼女を含め、これまでの同行秘書は一度も、公募で選んだことがありません。
 それは同行秘書の仕事が、ある意味でとても特殊だからです。

 独研で、自然科学部長とともに総務部長代理を務める青山千春博士はいつも、「秘書というより付き人です」と社内外で話しています。
 青山千春博士よりも、ぼくと一緒に居る時間がずっと長くなります。
 と言うことは、たとえば、体力が必要です。
 むちゃらくちゃらに詰まっているぼくの日程の多くに、同行するのですから。

 ぼくは移動中、不測の事態に備えるためにも、連絡を頻繁にとるためにも、両手を空けていなければなりませんから、ぼくの重い荷物を同行秘書が持つことも少なくありません。
 また、ぼくの仕事は多種多様、いや複雑怪奇と言った方がいいぐらい、さまざまな分野にまたがり、テロ対策をはじめ危機管理、あるいは資源調査などの最前線の実務から、メディアへの参加まで、まともに考えたら頭がくらくらするような具合ですから、同行秘書も、それに合わせて、と言うかほんとうは先んじて、頭を回していかないと仕事が滞ります。


▼だから公募ではなく、ぼくの周りで「これは」と思う人材に声を掛けて、勤めていただいてきたのですが、今回は総務部長代理としての青山千春博士から「公募したいのですが…」という相談があり、ぼくも同意しました。
 青山千春博士の予測では、倍率は200倍くらいになるのじゃないか、ということです。
 別段、根拠はありませんが、青山千春博士は科学者であるだけではなく天才肌のギャンブラーですから、当たる気がします。

 さぁ、しかし応募しないと何も始まりませんから、関心のあるひとは、応募してみてください。
 条件などは、独研総務部が年明けに、公式サイトなどに掲示することになると思います。
 これは総務部マターですから、ここには記しません。
 採用後は、独研の総務部秘書室第2課(同行担当)に属します。
 ちなみに秘書室第1課は日程調整の担当です。
 ほんとうは、それぞれ複数を置かないときついのですが、利益よりも国益の追求を社是としている独研としては、それぞれ1名づつで奮闘してもらっています。
 独研には、研究本部(社会科学部、自然科学部)や総務部などなどがあります。
 ちいさな組織ですが、いろいろなことにチャレンジしています。
 研究本部と、総務部では、採用の基準、応募の条件がまったく違います。


▼「どうしようかなぁ」と思う人は、たとえば2月2日の独立講演会に参加してみてはどうでしょう。(※註 同行秘書の募集の開始と終了が早くなったので、独立講演会に参加してからでは間に合わなくなりました。ご諒承ください。できれば、秘書募集とは関係なく、お出でください。お会いしましょう。1月7日、出張先のパリにて記す)

 この参加要領は、ひとつ下のエントリーにあります。
 直接、参加申込の画面に行きたいひとは、ここです。

 また、マスメディアには出ない、ぼくのほんとうの行動ぶりや情報収集の様子は、クローズドの会員制レポート、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)で読めます。問い合わせは、ここです。
 参考になさってみてください。


*写真はサービス写真なのであります。
 ごくごく最近の青山繁子です。
 繁子ちゃんが、もしも日本語を喋れたら、真っ先に同行秘書に応募する…いや、それはないナァ。
 自分こそがホンサイだと思っているから。(漢字では書かないのだ)





*ことしの冬はとても寒いですね。繁子が実はぶるぶる震えているので、もっと陽が当たらないかなぁと思わず、ぼくは空を見上げました。
 ちなみに、これらの写真は、プロ写真家の手になるものです。
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