On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2014-01-07 14:18:42

昭和と平成

 昭和天皇が崩御された日に、帰国しました。
 あれから四半世紀以上が過ぎました。変わらぬ哀悼の意を謹んで捧げます。また、あの日から始まった平成の世を、今上陛下と皇后陛下が歩まれてきた四半世紀に、国民のひとりとして、あらためて深く感謝申しあげます。




▼あの1月7日の早朝、黒々と静まってみえる皇居のまえを、共同通信政治部の「天皇班」の記者として総理官邸に向かっていたときが、昨日のようです。
 それを描いた小説「平成」を上梓してからも、もはや、ずいぶんと歳月が経ちました。
 その続編というわけではありませんが、帰国して、最初の課題解決が小説新作の改稿の完了になるよう努力します。


▼ノンフィクションの「ぼくらの祖国」(扶桑社)の続編は、3月26日の硫黄島の戦いが一応の終結を見た日に、上梓されるよう、あと1か月で全文を仕上げます。
 すでに新年も、次の、あるいはその次の、もっと次の海外出張を含めて超過密日程が入っていますし、執筆活動も、まず東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の執筆と配信が優先です。
 これは会員制レポートです。ということは、先に会費を払い込んでいらっしゃる読者ばかりなわけですから、つまりは「先約」が成立しています。それを最優先するのは、いわば人の道です。

 だから、小説、ノンフィクションとも、厳しい、ほんとうにキビシイ執筆になると思います。


▼そもそもですねぇ、きょう午後にシベリアを越えて成田に着きましたが、自宅に戻るのは、ほんの一瞬、その一瞬のような時間に荷物のパッキングを国内出張向けにやり直して、すぐにそのまま羽田から関西へ向かうのです。
 誰やねん、こんな日程をつくるのは…と言いたいけど、言わにゃい。

 なぜなら、社長がいちばん働いている会社というのは、まぁ、悪くないからです。
 ふひふひ。


*このぼくに同行する秘書さんを待っています(ここ)。
 2月2日の新年初の独立講演会でも待っています(ここ)。
 東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の新しい年の会員も待っています(ここ)。
 トリプル待ち待ちシリーズだぁ。
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