On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-04-07 19:41:04
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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謙虚な決断だと思います

▼不肖ぼくの発信のうち、もっとも大切なひとつが独立講演会です。 ( サイトはここです )
 4時間半以上の長尺にて、絶対のオフ・ザ・レコードを条件に水面下の情報に絞って赤裸々にお話をし、みなさんの質問にどんどん答えていきます。
 これが2月、3月、4月と連続で延期になりました。

 中止ではなくて、延期ですから、「特別版・独立講演会」をいずれ行っていきます。
 それでも5月の開催分には、沢山の熱い期待をいただいていますし、ぼく自身も愉しみにしていました。

▼しかし、開催するかどうかの決定権は、現在では一切ぼくにはありません。
 何度か申しあげているとおり、西暦2016年の参院選の途中に、みなさんの眼の輝きをみて当選を予感したので、投票日を待たずに独立総合研究所 ( 独研 ) の代表取締役社長・兼・首席研究員を退任し、創業者株も無償で返上してしまいました。
 国会議員の兼業は法的に認められていますが、李下に冠を正さずの精神です。

 ですから、独立講演会も、やはり水面下情報に絞って文章で精緻に伝える会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR / 案内はここです。過去に配信したレポートは 最新レポートはこちら をクリックしてください ) も、この独立総合研究所 ( 独研 ) から委託されて、現在は遂行しています。
 すなわち、たとえば独立講演会については、不肖ぼくは講演するだけです。
 開催するかどうかなどの判断は、すべて独研が行います。

▼先ほど、独研から「5月10日開催の第101回独立講演会も、緊急事態宣言の発出に伴い、延期し、募集も停止します」という連絡を受けました。
 ちょっと、びっくりです。
 緊急事態宣言は5月6日までですから、ちょうど緊急事態が明けて、講演できるかなとも思っていたのですが、謙虚な、厳しい決断が下されたわけです。
 これを支持します。

 独研の公式HPには、下掲のようにアップされています。
 独立講演会というのは、常に、募集期間が終わり抽選などを経て聴講者が全員決まってから、会費の振り込みとなりますから、会費をめぐる課題や作業は発生しません。
 この回の分も、必ず、特別版・独立講演会を開催します。
 それを楽しみにお待ちいただければと思います。

 そして、いずれ6月の開催分の募集が始まります。
 6月こそ、5か月ぶりにふつうに開催できることを期待し、祈っています。
 6月21日に神戸で開催される第102回独立講演会の募集ページは、ここです。募集開始は、5月11日からです。緊急事態宣言も、延長がなければ、無事に明けているはずですね。
 ただし、ここが大事なところですが、この6月21日の分であっても、現時点では条件付き、すなわち武漢熱の様相を見るという条件付きの募集予定となっています。
 あくまで謙虚であろうとする姿勢を、創業者として少しうれしく思います。
 ちいさいながらも独研というシンクタンクが生まれるまで、日本のシンクタンクは基本的に、旧財閥や証券会社の紐付きでした。そして政府から仕事をもらって、政府の方針に沿った研究結果を出していたことを、ぼくは内部からつぶさに目撃しました。
 既得権益と戦うためにこそ、独立して政府に逆提案をしていく独研の灯火が、これからも掲げられることを祈っています。
 
(下掲は、独研の公式HPより)

第101回 独立講演会@東京 (2020年 5月10日 : 緊急事態宣言が発動となり、申込の受付を中止いたします。)

 

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