2020-05-24 06:52:22
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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種苗法の改正をめぐる細切れエントリー 1
▼農水省の行政官(官僚)と議論すると、その最初のほうに「2年前に廃止された種子法と、種苗法の改正を混同している人もいらっしゃいます」という言葉が出てくることがあります。
うーむ。
ぼくはこう答えています。
「そういう方も確かに、いらっしゃるでしょう。
しかし、それより、一般的には両方とも良く知られていないと言うべきではないですか? それから、ネットでの情報、あるいは評論家や学者の主張によく耳を傾けている人には、種子法の廃止、種苗法の改正それぞれに反対している方がいらっしゃるということでしょうね」
実際は農水官僚も、これを分かっていて、混同する人もいると言っているだけです。
うーむ。
ぼくはこう答えています。
「そういう方も確かに、いらっしゃるでしょう。
しかし、それより、一般的には両方とも良く知られていないと言うべきではないですか? それから、ネットでの情報、あるいは評論家や学者の主張によく耳を傾けている人には、種子法の廃止、種苗法の改正それぞれに反対している方がいらっしゃるということでしょうね」
実際は農水官僚も、これを分かっていて、混同する人もいると言っているだけです。
▼それではなぜ、ぼくはこう応えるか。
大きな背景として、日本の政府広報のあまりの非力という問題があると考えているからです。
政府広報は、ネットやテレビで発言する人たちより注目されなくて当たり前という意識が、行政官、またぼく自身を含めて国会議員にもあることを、もう変えねばならないと思います。
武漢熱による死者を日本は低く抑えています。
亡くなった方ご自身ひとりひとりと、そのご家族、知友にとっては、全体の死亡率は関係ありません。決して取り返すことのできない、永遠の、喪失です。悲しみの極地です。
一方で、ほとんど国民の自己抑制のみによって、多くの国々にはできない死亡の抑制を辛うじて実現していることは、政府と国民の連携の成果であるのに、それが一顧だにされず、政府不信と、それによる国民の不安増幅ばかりが加速される現実は、もう一度申せば、ぼく自身を含めた政府与党が国民と対話できていないことが、ひとつの、そして重大な原因です。
▼ぼくは種子法の廃止も、明確に賛成しました。
政府与党の一員だからではありません。3年11か月前に選挙で遊説した時から主張している「農業は、日本経済でもっとも成長力を持っている分野のひとつであり、その潜在力が生きるように新しい前進が必要だ」という信念に基づいて、判断したのです。
▼この『細切れエントリー・トライアル』も、まず種子法の廃止についてどう考えるかを述べるべきかとも考えました。
しかしやはり、種苗法の改正そのものから入りましょう。
次のエントリーから、そうします。
※このブログがこのあと、種苗法一色になるということではありません。
さまざまな書き込みと同時進行で、種苗法の改正についても記します。
ぼくのちいさな庭であり、誰もが公道から見ることのできる庭でもあるこのブログには、色とりどりのちいさな花、さまざまな樹木をこそ、植えて育んでいきたいのです。