On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2020-10-31 15:45:02
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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みなさんは、明日も美味しいチェコ・ビールが飲めますよ



 ひとつ前のエントリーにある、チェコ名誉総領事館 @ 堺のフェスに出席してきました。
 きょうは同行の秘書さんが居ないので、周りを見回して、学生らしいひとにぼくのスマホを渡して、このブログのための写真をお願いしました。
 すると、日本コロンビアに属するフェスティヴァル関係者だったので、ちょいビックリ、大感謝。
 ぼくが紹介されて、出てくるところを、まずパチリと撮ってくださいました。



 次に、あれ? マイクのスイッチが入っているかなと、やっているとこをパチリ。



 こんな風にたくさん集まってくださっています。
 感染症対策として屋外を選ばれたたそうですが、素晴らしい秋晴れ、日本晴れ、堺晴れ。
 チェコ人、日本人を問わず、みなさんの熱意が生きていることを感じながら話しています。



 みなさんと充分に距離があったので、許しを得て、マスクを外しました。
 すると、何人かの女性が拍手をして喜んでくださいました。
 関西テレビの「アンカー」でみなさんと一緒に考えた9年半が一瞬にして、甦ります。

 チェコを仕事でかつて初めて訪れたとき、隣国のドイツから入って、もう夕暮れでした。
 民間の専門家として、1日1か国のペースでまわっていた頃です。
 ディナータイムに向けていったん閉まる時間帯だったのか、お店がもうどこも開いていなくて、ひとつだけ、有名なヴルタヴァ河に停泊している船のレストランは、人がまだ居ました。
 といっても、それは店を閉めようとしているスタッフだったのですが、ぼくが日本人だと知ると、にっこりして「どうぞ」。
 船の舳先の席に座ると、もうお客はほかに誰もいません。
 細長いボヘミアン・グラスにビールを、民族衣装を着た若い素朴な女性が注いでくれました。

 チェコはピルスナー・ビールの発祥の地ですね。
 チェコのボヘミア地方にあるプルゼニ(ドイツ語だとピルゼン)が生んだこのビールが、いまや、日本でも定番です。

 そのグラスにヴルタヴァ河越しの夕陽が差し込んで、ピルスナー・ビールが黄金に輝いたのです。
 チェコに入るすこし前に居たフランスで呑んだ、どんなシャンパンよりも、美しく光がグラスのなかで乱舞していました。

 チェコのみなさんの優しさとともに、忘れがたいビールの光景です。
 今日のチェコ・フェスに、そのピルスナー・ビールが出店されていました。

 ぼくも挨拶のあとに、2本いただきました。
 ビールを片手に、会場のなかをまわっていきました。
 すると、さまざまなみなさんが声を掛けてくださいます。
 愛する関西のみなさんのなかに、ぼくを覚えてくれていたひとが、いろんな世代にいらっしゃったのが、正直、うれしかったです。

 このチェコフェスは、明日の日曜もやっています。
 どうぞ、みなさん、行ってみてください。無料で入れます。そしてチェコは音楽の国でもあります。素晴らしい生演奏が聴けますよ。
 ぼく自身は残念ながら、今日しか参加できませんが、充分に愉しんでいただけるでしょう。

 
▼11月1日 日曜 11:00~18:00
▼チェコフェスティバルin関西@ホテルアゴーラリージェンシー大阪堺 ポルタス広場
 堺市堺区戎島町4-45-1
▼問合せ先:在堺チェコ共和国名誉総領事館
      酒巻さん
     072-240-2507
     090-6666-2124





 
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