Home > 記事一覧 > 暗黒ソノモノ国会、その現場から ★ 下書きに終わっていたエントリーを仕上げて、アップ ! ★ だんだん後の方になるにつれ、大切なことが出てきます。それまで我慢なさって読んでください。やはり基本的な仕組みを分かってもらってから、暗黒をお話しすべきだと考えますから。
2020-12-05 17:13:41
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)
暗黒ソノモノ国会、その現場から ★ 下書きに終わっていたエントリーを仕上げて、アップ ! ★ だんだん後の方になるにつれ、大切なことが出てきます。それまで我慢なさって読んでください。やはり基本的な仕組みを分かってもらってから、暗黒をお話しすべきだと考えますから。
▼国会で予算委員会が入ると、その委員会に出席して質疑を聴いている以外に、ほんとうに何もできません。
「長時間、離席する場合は、あらかじめ国対 ( 国会対策委員会 ) に届け出てください」という通達が自由民主党から来ていましたが、ぼくはそもそも、短時間でも離席しません。トイレも、よほどのキンキュウ事態にならない限り、行きませぬ。
国会議員になってから、なぜか、予算委員から外れたことがありません。
同期の議員はどんどん入れ替わります。今国会でも、今まで一緒に予算委に出ていた議員がみな、いなくなり、「これまでやったことが無かった」という同期の議員が新しく予算委に来ています。
▼秋の臨時国会において、たとえば11月5日木曜、6日金曜の両日、テレビ入り審議というやつがありました。
そういうときの質問は、ぼくに回ってきません。一度だけ、回ってきたのは「モリカケ」で内閣が追い詰められていた時でした。
そのほかは、テレビ入りではないとき、たまに、質問が回ってきます。ぼくの質問は基本的にオールドメディアが無かったことにしますから、一部の主権者だけが知る質疑となります。
▼何がどうあれ、淡々と任務に臨みます。
委員会の所属はどこであれ、やるべきことをやります。
ぼくには明確な専門分野があります。外交、安全保障、危機管理、資源エネルギーです。
しかし、それに沿った委員会でなくても構いません。
違う分野の勉強ができます。
そもそも「常任委員会」は、ひとつしか属することができません。
予算委員会などの例外を除くと、兼務ができないのです。
専門分野が4つあっても、その4つの委員会に属することはできません。ひとつだけです。
だから、実務経験のある専門家が国会議員にいちばん少ない、資源エネルギーの分野をめぐる委員会を希望しました。それが経済産業委員会です。
そのうえで、予算委員会は別枠になります。だからぼくは、指名されて予算委の委員を務めつつ、みずから希望した経産委の委員を兼務しています。
▼ちなみに、これは国会、参議院の話ですから、自由民主党での役割分担とは違う話ですね。
自由民主党では、ぼくは経済産業部会の部会長代理をいま、務めています。これはぼくが希望したのではありません。参議院自由民主党の幹事長室から指名されました。
専門分野を活かすことを期待されているのだと思います。
この党での役割と、国会 ( 参議院 ) での役割を併せて、ぼくは立法府に属しています。
国会議員のうち、与党のひとは、政務官、副大臣、大臣になることがあります。
あわせて政務三役と呼びます。
政務三役になると、議員でありつつ立法府を離れて、政府側、すなわち行政府に移るわけです。
この政府内に入ると、基本、外に向かっての政府批判はできません。
これは日本的な現象ではなく、世界中でそうです。
大臣、副大臣なら、政府内の水面下で、それまでの政府方針をわずかには、いくぶんかは動かそうと努力することはできるでしょう。政務官は、ちょっとそれも難しいかな?
いずれにせよ、この大臣を含めた政務三役は、従来の政府方針、あるいは総理の方針に大きく外れることは、おのずから、できません。
これも世界共通です。
予算委員会を舞台にした、暗黒国会の話をしようと思ってこのエントリーを起こしたのですが、蛇足ではあっても、基本的な仕組みをちょい、お話ししました。
▼さて、衆議院の質疑は、「往復方式」です。
わかりにくい国会用語ですが、要は、議員が質問する時間 ( つまり往 ) と、政府側が答弁する時間 ( つまり復 ) の両方が審議時間にカウントされますから、時間通りに終わります。
ところが、ぼくのいる参議院は、「片道方式」をとることがあります。
つまり議員が質問する時間だけがカウントされ、政府側の答弁はカウントされません。
これはおかしいと考えます。
衆参の両院は、それぞれ何もかも違いを出そうとします。
違いを出すことに拘(こだわ)りすぎです。
その違いは、議論の中身を充実させる、その一点に絞って出すべきであって、片道方式はむしろ、参議院の審議を歪めています。
参議院の公式HPに「片道方式のお陰で、議員は時間を気にせず質問できます」という趣旨が書いてありますが、現場の実態にまるで即していません。
「片道方式」がどのように悪用されているか。
それを以下に赤裸々に記します。
一部の野党議員は、自分の質問を叫ぶように極端に短くし、政府側には法律の条文を延々と読み上げさせたりします。
ふつうに考えれば、そうした条文も質問のなかに取り込んで、主権者に分かりやすく構成して質問するはずですが、そうしません。
いったい何のためか。
野党席からはすぐに、「休憩にしろ」と予算委員長に向けて声が飛びます。あるいは野党席から委員長席に詰め寄って「答弁がおかしい」として、質疑を中断します。
こうやって審議を引き延ばすのですが、引き延ばして、何が国民と国のためになるのでしょうか。
しかも、こういう姿をテレビ入りの時にこそ見せようとしますから、野党のそうした人々は、それが主権者に受けると思っているようです。
臨時国会の予算委員会でも、延々と、政府側に過去の議事録や法の条文を読み上げさせる野党議員がいて、審議は遅れるばかりでした。
ついに自由民主党の理事が、注意すると、この野党議員は「もうやらない。これが最後」と約束しました。
すなわちルール破りだと、ご自分でも分かっているわけですね。
ところが、そのすぐあとに平然と、また読み上げさせます。
この議員はしかも、座ったまま、政府側にあれこれ問います。いや、事実のまま言えば、罵るように追及します。
なぜ座ったままなのか。
立って質問すれば、それが時間にカウントされるからです。
国会審議のルールは、委員長の指名を受けてから発言することです。
しかし、予算委員長が注意しても、聞きません。
ぼくは野次らない主義ですが、やむを得ず、声を上げて、「きちんと立って、質問をしなさい」と申しました。
すると、この議員の横にいた野党議員が睨みます。
あなたは、睨む相手が違うでしょう。ルールすら守らない議員が正しいとでも言うのでしょうか。
ルールを守らない議員が、ルールである法律を作るのですか。
この議員の質問がようやく終わって、違う野党議員の質問になると、ある野党議員が予算委員長席に詰め寄って、大声で答弁のやり直しを要求します。
そして「なんで、みんな静かに俺の話を聴くんだよ」と、これも大声で笑いながら言います。
静かに聴いているのではない。国会審議がこれ以上、乱れないように、遅れないように、みんな我慢しているのです。
これもそれも、すべてNHKテレビで中継されていることを承知の上で行っています。
つまり、むしろ見せようとなさっているわけです。
ぼくはその「見せよう」という意図を、政治記者の時代から、こうした野党議員に取材もして、よく知っています。「なぜ、テレビ中継が入っているときには余計に審議を妨げるのですか」とじかに聞いて、烈しい言いあいになったこともあります。
その記事も書きましたが、残念ながら、すべてボツになりました。
▼これらの議員も全員、有権者、主権者によって選ばれたからこそ、国会に来て、こうした行動をしています。
カギを握っているのは、やはり主権者のみなさんです。
だからこそ不肖ぼくは暗黒国会の現状をこうして、ありのままに、みなさんにお伝えしようと努めます。
上記のようなことは、決して、オールドメディアに出てきません。野党に不利になることは出ないのです。
自称公共放送のNHKの生中継のときは、当然、テレビに異常な光景が映っているわけですが、音声を絞ったりするうえに、ありのままの事実を公平に伝える解説がまったくありませんから、主権者・国民には、実に分かりにくいと思います。
また与党議員も、後難を怖れて、こうした国会の事態をまず、ネット上にアップしたりしません。
ぼくはアップします。
そのためにも、おのれの人生を粉々に壊して国会に出ているのです。
ホンモノの現場から何ものも恐れず伝えるべきを伝えない限り、日本国の唯一の主人公であるみなさんが、大切な判断材料を獲得することができませぬ。
あ~、しんど。
兵庫県姫路市の淳心学院中高等学校の高校生のとき、夏休みに訪れた長野県で膝に怪我をして、病院に行ったのです。
待合室で、地元のひとらしい長身の女性が看護師さんに「今日はどうしたの」と聞かれて、「なんか、しんどい」と答えているのをみて、「しんどい」が関西言葉にとどまらず、標準語に近くなっているのを知ったというか、感じて、ずっと記憶に残っています
疲れた、というのと、しんどい、というのはニュアンスが違いますよね。
だからきっと、この関西出身ではないらしい女性も、「なんか、しんどい」と説明したのでしょう。
単なる疲れじゃない、という、ちょっとある種、シビアな感じと、それを柔らかいニュアンスで表現する感じ、その両立かな。
しんどくても、しんどくても、最期までやります。ゆめ、心配めさるるな。
「長時間、離席する場合は、あらかじめ国対 ( 国会対策委員会 ) に届け出てください」という通達が自由民主党から来ていましたが、ぼくはそもそも、短時間でも離席しません。トイレも、よほどのキンキュウ事態にならない限り、行きませぬ。
国会議員になってから、なぜか、予算委員から外れたことがありません。
同期の議員はどんどん入れ替わります。今国会でも、今まで一緒に予算委に出ていた議員がみな、いなくなり、「これまでやったことが無かった」という同期の議員が新しく予算委に来ています。
▼秋の臨時国会において、たとえば11月5日木曜、6日金曜の両日、テレビ入り審議というやつがありました。
そういうときの質問は、ぼくに回ってきません。一度だけ、回ってきたのは「モリカケ」で内閣が追い詰められていた時でした。
そのほかは、テレビ入りではないとき、たまに、質問が回ってきます。ぼくの質問は基本的にオールドメディアが無かったことにしますから、一部の主権者だけが知る質疑となります。
▼何がどうあれ、淡々と任務に臨みます。
委員会の所属はどこであれ、やるべきことをやります。
ぼくには明確な専門分野があります。外交、安全保障、危機管理、資源エネルギーです。
しかし、それに沿った委員会でなくても構いません。
違う分野の勉強ができます。
そもそも「常任委員会」は、ひとつしか属することができません。
予算委員会などの例外を除くと、兼務ができないのです。
専門分野が4つあっても、その4つの委員会に属することはできません。ひとつだけです。
だから、実務経験のある専門家が国会議員にいちばん少ない、資源エネルギーの分野をめぐる委員会を希望しました。それが経済産業委員会です。
そのうえで、予算委員会は別枠になります。だからぼくは、指名されて予算委の委員を務めつつ、みずから希望した経産委の委員を兼務しています。
▼ちなみに、これは国会、参議院の話ですから、自由民主党での役割分担とは違う話ですね。
自由民主党では、ぼくは経済産業部会の部会長代理をいま、務めています。これはぼくが希望したのではありません。参議院自由民主党の幹事長室から指名されました。
専門分野を活かすことを期待されているのだと思います。
この党での役割と、国会 ( 参議院 ) での役割を併せて、ぼくは立法府に属しています。
国会議員のうち、与党のひとは、政務官、副大臣、大臣になることがあります。
あわせて政務三役と呼びます。
政務三役になると、議員でありつつ立法府を離れて、政府側、すなわち行政府に移るわけです。
この政府内に入ると、基本、外に向かっての政府批判はできません。
これは日本的な現象ではなく、世界中でそうです。
大臣、副大臣なら、政府内の水面下で、それまでの政府方針をわずかには、いくぶんかは動かそうと努力することはできるでしょう。政務官は、ちょっとそれも難しいかな?
いずれにせよ、この大臣を含めた政務三役は、従来の政府方針、あるいは総理の方針に大きく外れることは、おのずから、できません。
これも世界共通です。
予算委員会を舞台にした、暗黒国会の話をしようと思ってこのエントリーを起こしたのですが、蛇足ではあっても、基本的な仕組みをちょい、お話ししました。
▼さて、衆議院の質疑は、「往復方式」です。
わかりにくい国会用語ですが、要は、議員が質問する時間 ( つまり往 ) と、政府側が答弁する時間 ( つまり復 ) の両方が審議時間にカウントされますから、時間通りに終わります。
ところが、ぼくのいる参議院は、「片道方式」をとることがあります。
つまり議員が質問する時間だけがカウントされ、政府側の答弁はカウントされません。
これはおかしいと考えます。
衆参の両院は、それぞれ何もかも違いを出そうとします。
違いを出すことに拘(こだわ)りすぎです。
その違いは、議論の中身を充実させる、その一点に絞って出すべきであって、片道方式はむしろ、参議院の審議を歪めています。
参議院の公式HPに「片道方式のお陰で、議員は時間を気にせず質問できます」という趣旨が書いてありますが、現場の実態にまるで即していません。
「片道方式」がどのように悪用されているか。
それを以下に赤裸々に記します。
一部の野党議員は、自分の質問を叫ぶように極端に短くし、政府側には法律の条文を延々と読み上げさせたりします。
ふつうに考えれば、そうした条文も質問のなかに取り込んで、主権者に分かりやすく構成して質問するはずですが、そうしません。
いったい何のためか。
野党席からはすぐに、「休憩にしろ」と予算委員長に向けて声が飛びます。あるいは野党席から委員長席に詰め寄って「答弁がおかしい」として、質疑を中断します。
こうやって審議を引き延ばすのですが、引き延ばして、何が国民と国のためになるのでしょうか。
しかも、こういう姿をテレビ入りの時にこそ見せようとしますから、野党のそうした人々は、それが主権者に受けると思っているようです。
臨時国会の予算委員会でも、延々と、政府側に過去の議事録や法の条文を読み上げさせる野党議員がいて、審議は遅れるばかりでした。
ついに自由民主党の理事が、注意すると、この野党議員は「もうやらない。これが最後」と約束しました。
すなわちルール破りだと、ご自分でも分かっているわけですね。
ところが、そのすぐあとに平然と、また読み上げさせます。
この議員はしかも、座ったまま、政府側にあれこれ問います。いや、事実のまま言えば、罵るように追及します。
なぜ座ったままなのか。
立って質問すれば、それが時間にカウントされるからです。
国会審議のルールは、委員長の指名を受けてから発言することです。
しかし、予算委員長が注意しても、聞きません。
ぼくは野次らない主義ですが、やむを得ず、声を上げて、「きちんと立って、質問をしなさい」と申しました。
すると、この議員の横にいた野党議員が睨みます。
あなたは、睨む相手が違うでしょう。ルールすら守らない議員が正しいとでも言うのでしょうか。
ルールを守らない議員が、ルールである法律を作るのですか。
この議員の質問がようやく終わって、違う野党議員の質問になると、ある野党議員が予算委員長席に詰め寄って、大声で答弁のやり直しを要求します。
そして「なんで、みんな静かに俺の話を聴くんだよ」と、これも大声で笑いながら言います。
静かに聴いているのではない。国会審議がこれ以上、乱れないように、遅れないように、みんな我慢しているのです。
これもそれも、すべてNHKテレビで中継されていることを承知の上で行っています。
つまり、むしろ見せようとなさっているわけです。
ぼくはその「見せよう」という意図を、政治記者の時代から、こうした野党議員に取材もして、よく知っています。「なぜ、テレビ中継が入っているときには余計に審議を妨げるのですか」とじかに聞いて、烈しい言いあいになったこともあります。
その記事も書きましたが、残念ながら、すべてボツになりました。
▼これらの議員も全員、有権者、主権者によって選ばれたからこそ、国会に来て、こうした行動をしています。
カギを握っているのは、やはり主権者のみなさんです。
だからこそ不肖ぼくは暗黒国会の現状をこうして、ありのままに、みなさんにお伝えしようと努めます。
上記のようなことは、決して、オールドメディアに出てきません。野党に不利になることは出ないのです。
自称公共放送のNHKの生中継のときは、当然、テレビに異常な光景が映っているわけですが、音声を絞ったりするうえに、ありのままの事実を公平に伝える解説がまったくありませんから、主権者・国民には、実に分かりにくいと思います。
また与党議員も、後難を怖れて、こうした国会の事態をまず、ネット上にアップしたりしません。
ぼくはアップします。
そのためにも、おのれの人生を粉々に壊して国会に出ているのです。
ホンモノの現場から何ものも恐れず伝えるべきを伝えない限り、日本国の唯一の主人公であるみなさんが、大切な判断材料を獲得することができませぬ。
あ~、しんど。
兵庫県姫路市の淳心学院中高等学校の高校生のとき、夏休みに訪れた長野県で膝に怪我をして、病院に行ったのです。
待合室で、地元のひとらしい長身の女性が看護師さんに「今日はどうしたの」と聞かれて、「なんか、しんどい」と答えているのをみて、「しんどい」が関西言葉にとどまらず、標準語に近くなっているのを知ったというか、感じて、ずっと記憶に残っています
疲れた、というのと、しんどい、というのはニュアンスが違いますよね。
だからきっと、この関西出身ではないらしい女性も、「なんか、しんどい」と説明したのでしょう。
単なる疲れじゃない、という、ちょっとある種、シビアな感じと、それを柔らかいニュアンスで表現する感じ、その両立かな。
しんどくても、しんどくても、最期までやります。ゆめ、心配めさるるな。