On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-03-10 04:06:49
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ほんとうは、中国、韓国に遠慮しているだけではないか


※ 写真は、きのう3月9日火曜に開かれた、武漢熱をめぐる対策本部。右の窓際に並んでいるのは、厚労省をはじめ政府側。ずっと手を挙げ続け、ようやく指名されて、順番が来るのを待っているところです。
 感染症対策で、質問を指名された議員のところには、あらかじめ消毒されたマイクを自由民主党の職員が持ってきてくれます。
 この日ぼくは、ワクチンではなく、あえて治療薬に絞って質問しました。そして勝負の場は、部会だけではありません。部会が終わったあとの水面下も大切です。


▼武漢熱のいまは特に変異株が、外国から持ち込まれるのを徹底的に防ぐ。
 これが、国民の命と生活と仕事を護るために必須です。
 これなくして、どんな施策があるというのでしょうか。

▼この「有事の入国管理」をめぐって、自由民主党の部会の場で政府が繰り返す不可思議な説明の背後にあるものは、実はさほど複雑ではないと、冷静に考えています。
 中国、韓国という「日本の戦争責任」を掲げて日本を圧迫し続けてきた両国への、いつも通りの、官僚と既存政治家による遠慮です。
 韓国とはそもそも、近現代史において戦争をしていませんが、そんなシンプルな事実関係すら、上述の官僚と既存政治家は決して触れません。

 この実態を現場から語っているのが、ゆうべにアップした新しい動画です。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の第120回放送です。ここにあります。

 できれば根っこが繋がっていることを一緒に考えるために、全容を、少しづつでも視てくださいませんか。ここに来てくだされば、すべて無償、無条件にてご覧いただけます。

▼現在の不肖ぼくは、ご承知のように、評論家でも学者でもありません。
 生涯いち物書きではありつつ、主権者に負託されて国会に議席があります。
 したがって、動画を発信することで主権者と共に考えることに加え、たとえば部会の場でも、部会が終わったあとの水面下でも、どこまでも辛抱強く、官僚は行政官として接し、官僚組織のなかで摩耗する前にうちに秘めていた志を喚起し、どんな既存政治家にも諦めずにじわじわと働きかけ、ぼくがみなさんに約束した「内部から変える」ことに、今もこれからも、徹していきます。

 みなさん、あらためまして、おはようございます。
 かけがえのない人生のいちにちに、みなさんのひとりひとりにとって、すこしでも良いことがありますよう願いつつ、今朝も早くに国会議事堂に向かいます。

 きょうは朝8時から、自由民主党の国防議員連盟で「尖閣諸島を含む海上保安庁の現状と課題」について議論します。
 終わると、すぐ参議院自由民主党の議員総会です。
 そこから本会議に入ります。
 本会議が散会するとすぐに、ぼくが理事を務める「政府開発援助(ODA)特別委員会」の理事懇談会に臨みます。これは委員会運営をめぐる与野党の協議です。

 いま参議院は連日、予算委員会が開かれていて、予算委員であるぼくは、その予算委に終日、出席していますが、やがて予算案が委員会採決まで進めば予算委が終わりますから、そのあとこのODA特委や、経済産業委員会といった各委員会がどっと開かれて、それぞれの分野の審議が始まります。
 きょうの「理事懇」は、その前段階ですね。
 ちなみに、ぼくは経済産業委員会でも理事を務めています。

 この理事懇が終わると、すぐ、予算委員会に再び出席して、午後1時から夕刻まで、ずっと座り続けます。
 つまり、朝8時から、夕方5時、6時まで、まったく一瞬の休みもありませぬ。
 国会の開会中は、これがごく当たり前の日常です。

 この夜明け前は、まず部会の準備をしています。
 必ず発言し、政府を動かし官僚・行政官を変えることを絶えず、試みますから、いい加減に部会に出たりはしません。
 膨大な組織に支えられている官僚・行政官を上回る質と量の情報、インテリジェンスをぼくが持っていることが不可欠です。
 理屈だけで官僚・行政官が動いたりしません。
 既存政治家は、その官僚に依存して情報を取ろうとします。政治記者の時代からずっとその姿を現場で見てきました。それでは、議員でございとエラソーな顔をしていても、実際は役人に操られています。
 だから、官僚・行政官より深い、正確な、そして広範な情報をこちらが持っていることが大切です。
 それが、ぼくのささやかな仕事のひとつです。

 夕方に予算委員会が終わったあとは、もの書きに戻りたいですが、トンデモナイ。
 ずっと上記の取り組みが続きます。良質な情報は朝の努力だけでは、決して集まりません。

 わたしゃ、ほんとうは、書いていたい。
 ついでに、ほんとうは、スポーツで烈しく、こゝろと躯を動かしたい。いま、テレビ画面でルーブルの豊かな人間像が次から次へと映っていますが、あ~、ほんのわずかでも安らぎがあればいいけど。
 無理です。
 あんた、無理や。
 わはは。
 





 
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