On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-03-15 19:48:26
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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国会議員は会食が仕事ではありませぬ。また商売でもありません。

「政治家は会食するのが仕事、仕事が会食みたいな商売」と仰った政治評論家がいらっしゃるそうですが、とんでもない、不肖ぼくは国会議員となって足かけ5年、会食は極めて少ないです。 ( もちろん1年にゼロ回ではありません。指折り数えるほど少ないということです )

 議員となるまえ、零細企業 ( 社員が最大で29人 ) ではあっても株式会社組織のシンクタンク、独立総合研究所 ( 独研 ) の社長でしたが、その時代も、税理士さんや会計士さんによると世の社長さんたちよりずっと少なかったそうです。
 独研は社長交際費のほとんどかからない会社だからこそ、利益を追求せず国益を追求する変な会社 ( 純然たる民間企業 ) なのに、赤字を克服しました。
 しかし人脈は充分に広かったと考えます。

 その独研を辞めて議員となった今、おのれの意思を持って、社長時代よりさらに、遥かに減らしています。
 しかし衆参64人の議員集団である護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の代表です。
 そして今も広く深い人脈が、ぼくのわずかな取り柄です。
 会食が極度に少なくても、その人脈を維持し、全身全霊で仕事をしています。

 固定観念、ステレオタイプで議員を見るのは、もうそろそろやめませんか。
 国会議員にはさまざまな仕事のやり方があります。
 だから、たくさん会食をなさる議員をどうこうは決して言いません。
 しかし、ぼく自身は、政治記者の時代に熟知していたような古き時代の政治家になるつもりは全くありませんし、なっていません。
 古い政治家像を知っているからこそ、そこから自ら脱して、あとのかたがたに繋ぐのが、ささやかな務めだと考えています。





 
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