On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-06-24 02:18:48
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

中国から東京オリンピック・パラリンピックへのサイバー攻撃の予兆と懸念があります


【 写真は、ハワイの空に出た虹なのです。このとき、ハワイ真珠湾にあるアメリカ太平洋軍司令部(当時)に向かっていました。この司令部には、なんども訪れていたのですが、このとき初めて「今はこれが最も大切だ」と言われてサイバー部隊の指揮官と議論しました。民間専門家の時代ですね 】

▼サイバー攻撃に対して東京オリンピック・パラリンピックのITシステムがどう反応するか、それを試すような、一種の打診のようなアタック試行があることが確認されています。
 他国からもありますが、中国から来ているのが圧倒的に多いです。

▼その攻撃に軍や政府が関与しているのか、いないのかは、まだ分かりません。
 しかし、これまで日本やアメリカが経験したサイバー攻撃の実態からすると、中国やロシアの場合は、軍や政府機関の関与が強く疑われています。

▼日本はこれに対する防御を進めています。
 日本と、世界のアスリートと、国内の観客を守るための、見えざる戦いです。

▼最近のオリンピックでは、凄まじいサイバー攻撃が繰り返されています。
 西暦2016年のリオ五輪は数千万回、2018年の平昌冬季五輪は6億回とも指摘されてきましたが、直近の分析では、それぞれ4億回、8億回だっという見方もあります。
 東京でも、すでに前哨戦が始まっているとみるべきです。
 不肖ぼくも、危機管理の実務に取り組んできた経験から、わずかながらの提案などを致しています。
 ぼくはサイバー上のディフェンスの専門家では全くありませんが、サイバーといえどもハードウエアがあります。その防護について、ささやかにアドバイスをしています。

 すべてが水面下の取り組みです。手の内を晒すことは一切、できませぬ。
 見えないところで、膨大なひとびとが、懸命の努力をなさっています。感謝と敬意を表明したいと思います。






 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ