On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-07-15 09:52:17
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まったくの私事から話し始めて申し訳なく思いますが・・・

・・・きょう7月15日は、亡き父の生まれた日です。
 最期は、ある国立病院の医師の怠業と言うべき行為によって不慮の窒息死を遂げ、現職の社長を務めていた古い繊維会社の行く末をおそらく深く心配しながら、魂魄が天に還っていった父です。
 その67年の生涯のなかで、ぼくをこの世に送り出してくれました。

 亡き母は、記者時代のぼくが「選挙に出ないか」と誘われていることを話すと、強力に反対しました。
 父は、寛容なひとでありました。
 業界団体の長としても、繊維会社や自動車教習所の経営者としても、業界紙の記者と長年、接した経験、毎日新聞などの全国紙に誤報を書かれた経験、それらから記者が大嫌いでした。
 それなのに、ぼくがみずから望んで記者になることにひとことも反対せず、むしろ真剣に応援してくれました。

 しかし父がほんとうは『末っ子のおまえは、家を継がないんだし、もっと自分を活かしたらどうだ。サラリーマン記者でいるより、たとえば国会議員として自立して、国事をやったらどうだ』と考えていることは、分かっていました。

 亡き父と亡き母、いま新しい決断をし命の覚悟を固め直した不肖の息子を、じっと、まことに僭越ながら硫黄島のみなさまと白梅の少女たちと一緒に見てくれているのではないかと今朝、感じています。

 日本男児、日本女子と共にありて、祖国あり。





 
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