On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-10-02 05:38:22
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総裁選を終えて、あらためて確信していること  退けば必ず逆流する

 と言っても、総裁選は高市候補 ( 現・政調会長 ) の当選を目指して裏方を務めただけですから、「総裁選を終えて」と表現するのは僭越です。
 しかし、感じるところは、多々ありました。
 その一部を「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で語っているわけですが、まだ語っていないたいせつな実感があるのです。

▼それが「退けば逆流する」ということです。
 総裁選に触発されたけれど、実は「総裁というトップ選び」とは関係ない、もっとちいさな、ぼく自身の取り組むまつりごと ( 政 ) のことです。

▼初当選から5年2か月、一隅 ( いちぐう ) にいる無冠の参議院議員として、こつこつと、少なくない分野で仕事をしてきました。
 たとえば、日本の資源政策です。

 敗戦後の日本には、資源を輸入に頼ることで作られてきた奇怪な既得権益があります。
 すなわち「日本は資源がないんだから、いくら高くても資源を輸入できるだけで幸せと思え」と国民に刷り込み続け、資源価格を高止まりさせてきました。
 価格は高ければ高いほど、その価格から引き抜く利益が大きくなります。

 国民が「資源が無いんだから仕方がない」と思い込んで、高いエネルギー価格 ( 電気代、ガス代、ガソリン代、エネルギー価格込みのありとあらゆる値段 ) に耐えることによって、外国を太らせ国内でも大きな利鞘を稼ぐという既得権益が巨大化して、居座り続けてきました。
 それを、この5年2か月で方向転換を、まだ初期段階ですが、確実に開始させました。

▼この既得権益の中心は、官尊民卑の国ですから、旧通産省、現経産省です。
 その官僚機構のど真ん中に良心派をつくり、輸入に頼るのではなく、日本の広大な海が抱擁している自前資源 ( メタンハイドレート、メタンプルーム、熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、レアアース泥など ) を実用化する方向へ動き始めることを実現しています。

 しかし、まだまだ道半ばです。
 たとえば新世代資源の中心のひとつ、水素は、メタンハイドレート、メタンプルームから自前で作ることができるにもかかわらず、オーストラリアからの輸入に頼ることを国民の知らないところでどんどん既成事実化してしまいました。
 そして、自称公共放送のNHKは「オーストラリアから水素を輸入するのは素晴らしいことだ」と報じるようになりました。
 官と民が癒着した既得権益の側が、「水素は輸入するもの」ということがある程度、既成事実になったと見なして、例によってオールドメディアを使った国民への刷り込みを始めているのです。

 この既得権益が脅威と見なし、潰したいのが、間違いなく青山繁晴・参議院議員です。

▼オールドメディアは上述のNHKをはじめ、この議員をこの世に居ないことにすることで大勢は一致しています。
 既得権益の側はそこを頼みとして、この一介の参議院議員がもとは民間の専門家であり大学の教員であり作家であって、政治を生業 ( なりわい ) とする世襲政治家でも何でもないんだからと、ご本人の本来の望み通り、1期だけで辞めてくれるのを待っていました。

 ぼくは次第に気がつきました。
「1期でどれほど変革、方向転換の土台を、6年の納期に合わせて造っていても、1期6年で辞めたら、既得権益の側は、怒濤のように流れを逆流させ、自前資源への転換の芽も何もかも、無かったもののように、きれいに流し去ってしまうだろう」とういことでした。
 そこで、おのれをもっともっと投げ打って、この逆流を阻止するほかないなと、辛くても覚悟を固めていきました。

 ぼくの味方はネットにもいくらかは、いらっしゃいますが、そのネットのなかでは中国共産党が大金も使っておおきな隠れ勢力を築き、そこに韓国をはじめ反日勢力も便乗し、さらには嫉妬やらなんやらの負の感情も匿名で渦巻き、「1期で辞めると言ったじゃないか」と圧迫し、そこに「保守派言論人」というかたがたの一部も合流するのを、ありありと予測していました。
 その予測の通りになっています。
 しかし、真の敵は、上述の既得権益です。
 それは、反日というだけではなく、反国民の勢力です。

▼じっと耐えてこつこつと、仕事を昼夜を無視してやり続けるだけでも、真の敵はかなり嫌がっています。
 その実感もあります。
 ぼくは、法がむしろ政治家に保証する政治献金を一切、受け取らず、パーティ券も売らない、まさかの国会議員ですから、付け入る隙も無いようです。
 同志のおかげで結成することができた護る会(日本の尊厳と国益を護る会)も、皇位継承の父系一系による安定、中韓による国土侵蝕の阻止、経済安全保障を含むスパイ防止法の導入、いずれについて前進を果たしています。

 しかし、それでは時間が掛かりすぎる。
 そう懸念して、昨年の秋の総裁選と菅総理の組閣のときに「1年後の総裁選に、あり得ないはずの出馬を敢行せざる」と覚悟を決めて、推薦人の確保をみずから進めることをはじめ準備してきました。
 結果は見ての通りです。
 何もかも、原因はぼくにあります。

▼ネットを通じて、また議員会館の青山繁晴事務所から自由民主党員になっていただくことを通じて、さらにぼくの本の読者になってくださることも通じて、そしてブログを読み、動画を視聴してくださり、さらには東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) と独立講演会に積極参加もしてくださり、このように、この日本社会の少数派のみなさんから、最高最善の助けを得てきました。
 その恩に報いる重大な責任も、ぼくにはあります。

 こうした一連の真実が、あらためて、おのれのなかではっきりしたのが今回の総裁選でした。
 それを、まだまだ主権者・国民と共有していないことに、ゆうべから今朝にかけて気づきました。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録で、そのことも、より深く語ることを試みたいと考えています。

 ゆうべは、鈴木俊一・次期財務大臣と、岸田文雄・次期総理にそれぞれ電話し、肩の力を抜いてお話ししました。堅く言えば、議論の始まりを試みました。
 ほんのわずかでも、カケラだけでも、みなさんの役に立ちますように。






 
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