On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-11-01 03:31:51
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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健闘と苦悩と

▼いま11月1日月曜の午前3時31分。
 眠るべきだという、みなさんの声をよおく理解しつつ、日本国と日本国民の今日と明日を考えるために、総選挙の結果の確定まではやはり休むわけにいきません。

▼まだ、すべての議席が確定ではないのですが、大勢は決しました。
 以下のように考えています。

▽自由民主党は、比例復活を含めれば、衆院解散直後にぼくが予想していました「マイナス20議席」に近い結果となったのは、間違いなく健闘です。
 単独で、衆議院の「絶対安定多数」を占めるまでに近づいていることは、非常に大きいです。

▽同じく比例復活までを含めて考えれば、立憲民主党が共産党票に依存する禁じ手に出た効果は、最終的には、予想よりはるかに弱くなりました。
 日本国民の健全な判断がこの結果をもたらしたと言えると考えます。

★そのなかで、大阪だけが、まことに異様な結果となりました。
 これは護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) にとっても、同じことが言えます。
 護る会の議員は、代表のわたしが応援遊説をおこなった候補を含めて、全体には、比例復活を含めると良く健闘しました。
 たとえば、東京はわたしが応援した護る会議員2候補のうち、小田原潔候補は小選挙区当選、そして菅直人・元総理に挑んだ長島昭久候補は比例復活で当選しました。
 首都圏でみても、神奈川で江田賢司さんに挑んだ三谷英弘候補が比例復活で当選、千葉では、渡辺博道候補が小選挙区当選、しきりに大苦戦が伝えられた櫻田義孝候補も、比例復活で当選されました。

 しかし大阪だけは、死屍累々の惨状です。
 たとえば、護る会の執行部7人でみると、衆議院議員は4人です。 ( あと3人は参議院議員 )
 うち落選は、副代表である、大阪の長尾敬候補ただひとりです。
 同じ副代表の鬼木誠候補は小選挙区で当選、事務局長の高木啓候補は東京の比例単独で当選、常任幹事の石川昭政候補は比例復活で当選です。

 護る会をまさしく支えるひとりの長尾副代表を喪ったのは、痛恨の極みそのものです。
 その長尾さんは午前2時まえに、わたしに「皆さんのご尽力をすべて無駄にしてしまいました」と詫びてこられ、「大阪は異常な惨敗」と述懐されました。
 わたしは「詫びることは、全く、ありません。日本男児長尾敬、よく戦いました」と応えました。
 長尾敬さんは、必ず、復活する人材です。

★初当選した場合に、護る会に入会する予定だった候補でも、大阪だけは苦杯を舐めました。
 大阪の北川晋平候補は当選ならず、東海ブロックの山本左近候補は、比例単独で当選しました。
 しかしこの北川晋平候補も必ず、国政にいずれ参画する人材だと考えます。

 護る会は、あくまで国政における議員集団ですが、代表のわたしとしては、この大阪の現状も、正面から考えるべき重大課題だと痛感しています。







 
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