On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-11-15 14:24:14
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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緊急の経済対策を練る、大会議が始まっています



▼感染症対策を施しつつギリギリの収容です。
 総選挙で初当選したばかりの代議士を含め、議員で埋まっています。
 これ、みんな、国会議員です。
 自由民主党本部のいちばん広い部屋、部屋というより小ホールのようなところが、間隔をとりつつも満席です。
 二階下にオンラインで繋ぐ部屋も用意されているのですが、やはり現場に居ようという議員が多いですね。

▼この『政調全体会議』では、各部会長の席が優先的に前にセットされているので、早く来ても、こういう感じの座り位置になります。
 これでは、いつ発言機会が来るのか分かりませんが、とにかくずっと手を挙げていなければなりません。

▼今回の経済対策では、海洋、日本の海についてまったく無視をされていて、憤慨しています。
「新しい資本主義」を科学技術立国でつくるという項目において、メタンハイドレート、メタンプルーム、レアアース、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、金銀銅などを含む熱水鉱床という豊かな自前資源は一切、無視、海洋状況把握 ( MDA ) も無視、北極研究や海水温の異常なども無視、海洋国家日本にまるで海が無いような経済対策です。
 この愚かさには、茫然とします。

▼先日、経産省がいまだに「資源の乏しい日本」と公文書のなかで言っているという呆れた姿勢を厳しく指摘し、経産官僚と議論したばかりです。
 しかし、ひとり経産省だけではなく、政府全体として、まだまだ「資源は日本の海から採るのではなく、戦勝国アメリカの仲介で、中東の独裁者から買った方が、値段高く、その分、マージンも大きい」という既得権益に漬かっているということが、今回、よおく分かりました。

 これでは、もしもぼくが1期で国会を去るのなら、怒濤のように逆流が起きて、この5年4か月のあいだ骨身を削って、自前資源の開発にも取り組む姿勢を政府に創ったことが悉 ( ことごと ) く覆されるということも、よおくよおく、分かりました。
 万やむを得ず、9か月後の参院選に再び立つことを決めていることは、官僚・行政官がいちばん良く知っています。
 それへの先制攻撃にも見えます。
 決して屈しません。

▼さぁ、辛抱強く、手を挙げ続けます。





 
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