On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-12-19 20:27:29
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ザ・逆療法

▼きょう12月19日の日曜は、原稿 ( 新潮社から出す予定の新刊、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート / TCRの第1237号、そのほか同時進行の原稿2本と、講演のレジュメ、自由民主党ネット局の次長として持つ予定のネット番組の企画案 ) と電話による交渉 ( その相手は、この公開情報のブログでは記せませぬ ) の日です。
 朝方に、泥のなかを彷徨 ( さま ) うような気分で仮眠しているとき、むくっと起きて、ジムに向かいました。
 体調を戻すための、いつもの逆療法です。

▼まず身体を目覚めさせるために、プールです。
 疲労の極致のわりには、さほど泳ぎは悪くない。
 なかでも自由形のクイックターンが上手く決まったので、ほんのすこし気を良くしました。

 筋トレに入って、最初のストレッチで、もはやダウンかと思いました。ぐはは。
 股関節に重点を置いた、かなり厳しいストレッチとはいえ、身体をほぐすだけのストレッチでいっぱいいっぱいになるとは・・・ひ、ひどい。

 次に、上半身のトレーニングに入ると、ふだんは動かせる重さが、なかなか動かせない。
 トレーナーは「筋力が落ちていると言うよりは、やっぱり、疲れですよ」とのこと。
 10回1セット、その10回のまだ前半部分の3回ぐらいになると、内心では、もう無理だぁと思う。
 それでも、ギブアップはせず、3種類のキツイやつを、最後までとにかくやり抜きました。
 ベストを尽くしていることは、トレーナーにも伝わってはいるようです。
 
 その次は、下半身。
 まずは、最近にやり始めたミニ・ハードルのトレーニングから。
 片足で、前後と左右に飛ぶ。
 飛んだら、着地は片足でしっかり止まる。
 まずまずの出来で、左右40回を、やり抜きました。

 それから、高い台に片足で上がる。
 これは楽勝。20回を苦もなく完遂。
 総選挙の応援遊説で、この3分の1ぐらいの高さの演説台に上がるとき、周りが一瞬、かすかに緊張していたのを思い出しました。
 ぼくの前に演説した人が、助けを借りないと上がれなかったからでしょう。たぶん、ぼくより年下の議員です。
 1年に1日しか滑れない年があってもアルペン・スキーヤーなので、これぐらいの脚力はふつうにあります。

 そのあと、同じ高い台で、片足を外に出してのスクワット。
 バランスを保って、左右20回を無事に完遂。

 このあたりから、身体の調子がぐいぐい良くなってくるのを感じました。
 逆療法が、今回も正解のようです。

 しかしトレーナーは、ぼくの疲労を考えて、下半身のメニューをここまでにしてくれました。
『これじゃ、鍛錬にはならないなぁ。せいぜい下半身の筋肉に刺激を入れたぐらいか』と思いましたが、トレーナーの配慮に甘えてしまいました。
 な、軟弱。

 次に、体幹トレーニングを入れ、そして腹筋。
 腹筋3種目をこなしたあとは、むち打ちの後遺症を克服するために首を前後左右に鍛えて、筋トレは終了。

 ここでプロテインを身体に入れ、トレッドミルを傾斜15度にセットして坂道をつくり、軽く汗をかく程度に速歩を22分間やり、血流を整えました。

▼初めてトレーニングの中身を具体的に書いてしまいましたが、ほんらいのぼくの鍛錬の、ざっと4分の1ぐらいでしょうか。
 しかし、体調はぐんと快復しました。
 こころも晴れます。

▼明日の12月20日月曜も、まず予算委員会で朝から3時間、座りっぱなし、その次に、昼休みもわずかしか無い状態で、経済産業委員会で3時間、また座りっぱなし。
 そのあとすぐ議員総会を経て、本会議で1時間半。
 つまりは、合計7時間半、座りっぱなしの1日となります。

 きょうの日曜、休むことはできません。
 書くべき原稿を書いておかないと、自分が困るだけです。
 休めないのなら、ぐずぐずしてないで、軽めのメニューでも鍛えてやると、ぼくの心身は立ち直ってくれます。





 
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