2022-02-01 02:11:46
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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中国が仕掛けるハイブリッド戦、すなわち卑劣なネット工作と軍事の混合戦術による、台湾と日本への作戦に対し、われら日本人いかに立ち向かうか
▼きのう1月31日月曜の夕刻、自由民主党本部で安全保障調査会が開かれ、元海上幕僚長にしてアメリカ海軍大学校教授も務めた武居智久氏を講師にお招きして、勉強会という名の議論の場がありました。
満席の室内に、熱心にメモを取る自衛官の姿もあります。いつも国防部会などに参加されている自衛官です。
▼「金帰火来」という言葉があります。
この頃は、さほど聞かない気もします。ぼくの少年時代には、しきりにメディアに現れる言葉でした。
国会議員は一般に、金曜の午後から夕方にかけて地元に帰り、国会には火曜にやって来るという意味です。
地元で休んでいるのではなく、選挙活動となるのですが、この「金帰火来」という言葉には、国政より選挙が大事か ? という皮肉と指摘も含まれているニュアンスがありました。
少年の頃から、社会やまつりごと ( 政 ) に関心はありましたから、このニュアンスに接して「ふーん。そうなのかなぁ。どのように考えたらいいんだろう」と幼いなりに考えをめぐらせることがありました。
いま国会の現場に居ると、実際には、その通りの議員もいれば、金曜の夕方に地元へ向かい月曜には国会に戻っている議員、つまり平日は基本、国会に居る議員もいます。
正確な数はまったく分かりませんが、やはり前者か、前者に近い議員が多いかな。
ただ公平に申して、地元入りには、選挙活動と共に、地元の声を聴く意味もあります。
ぼく自身は、全国比例選出の参議院議員として「地元」は日本国だけだと考えています。選挙のための地元をつくらず後援会も作らないので、いわば無帰常来ですね。むきじょうらい・・・こんな言葉はありませんが。
話を戻すと、月曜には、まだ国会に戻っていない議員も少なくないなか、昨日の月曜の安保調査会は、超が付く満員でした。
この写真には、雛壇 ( ひなだん、役員の席 ) も、部屋の後ろ半分も、それからぼくの背中側の政府当局者も写っていませんが、感染症対策をとりつつ部屋をうずめ尽くすほどの出席多数でした。
なぜか。
▼これほど超満員となった訳は、この講師、武居・元海幕長への信頼と期待もあると思います。
海上自衛官で、退官後にアメリカ海軍大学校の教授を務めたひとは、武居さんが初めてでしょう。
この武居さんとぼくは、自由民主党の部会・調査会で、中国海軍の実力をどう見るかについて、かなりの激論を交わしたことがあります。
おたがい、正面から、かつ現場体験に基づいて、違う意見をぶつけ合いました。
だからこそ、ぼくも信頼しています。
武居さんは、憂国の士です。
この武居さんの個人的魅力で、国会議員が多く集まった面と、それからこの日のテーマ、中国が台湾を呑み込もうとするとき、どんな戦術、手段に出てくるのかという危機的なテーマに、深い関心が寄せられた面があると思います。
武居さんが指摘したのは、ハイブリッド戦の脅威と恐怖です。それはネット工作を通じて、すでに開始、開戦となっています。
きょう2月1日火曜は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の新しい分を収録します。
厳しい日程のなかの限られた時間ですから、何本を撮れるか分かりませんが、この武居さんとの議論も、話せる限界をきちんと見極めながら、話したいと考えています。
( 動画は、無条件の公開情報ですから、常にそれをわきまえて話しています )
ここに、今夜からアップされます。
よろしければ、どうぞ。無償です。 ( ぼくはスポンサー料を1円も受け取っていません。撮影と編集に協力してくださるみなさんに行きます。これは、ぼくのまったく自主的な判断です )