On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-02-07 16:29:32
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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カルテット



▼きのうの独立講演会でのぼくのちいさなミッションは、痛みのトリオの影響を、せっかく来てくださったみなさんに感じさせないということでした。
 この地味ブログにいただいている参加者の感想を見る限り、それは、ある程度はできていたかなと思っています。

▼翌日のきょう2月7日月曜は、まず、5人の元総理が「福島原子力災害のあと、福島の多くの子どもたちが甲状腺癌に苦しみ・・・」と記載した書簡を、欧州委員長宛に勝手に出してしまったという信じがたい事件について、外交部会・環境部会・東日本大震災復興加速化本部の合同会議が、自由民主党の本部で開かれ、それに参加しました。

 杉田水脈代議士 ( 護る会メンバー ) が撮ってくださった写真のように、いつも通り、最初に発言しました。
「現場で11年前に起きたこと、たったいま起きていることに対する無知にもとづく振る舞いに出た5人の元総理には、自由民主党の総理だった小泉さんが含まれていることも考え、むしろこれを機に、自由民主党も政府も、正しい発信が足りなかったということを省みて、発信ぶりを変えねばなりません」と問題提起しました。

▼政府 ( 環境省 ) は去年の7月に「風評に惑わされない適正な判断力を養っていく」というプロジェクトを始めています。
 しかし、そこには肝心な情報、分かりやすい情報が足りません。

 ぼくが例示したのは、まず、事故直後から環境に出た放射線量、線種が非常に少なかったことです。
 自分自身が許可を得て現場を広く回り、測定した線量などにも基づいて話し、また、なぜ、子どもたちにヨウ素剤を投与したのが非常に少なかったのかについても、話しました。
 さらに、福島の現在です。
 森に姿を現している新芽には、異常な線量が見られません。それにもかかわらず、福島の森は汚染されていると思い込まされているために、伐採が行われず、太陽の光量が足りなくて、その新芽がちゃんと育たないという、あまり知られていない事実も、述べました。

▼政府・環境省はこの部会で、上記のプロジェクトの調査で、「次世代の福島県民に、放射線被曝の健康影響が出る可能性が高いと思っている人が、4割もいます。これでは不当な結婚差別に繋がります」と述べました。
 これを変えるには、もっと説得力のある、公正な事実を、妨害を恐れずに発信していかねばなりません。

 いつもの通り、部会で発言するだけではなく、それを契機に今後、環境省を中心に水面下で議論を深めていき、具体的な改善を実現していきます。



▼きのうの独立講演会で4時間半を超えて、立ちっぱなしで話した後だからこそ、早く部会に出る、人が来ていなくても行く、そうしないと『ま、疲れているんだから、今日はいいか』となりかねない性格です。
 元はまったくの怠け者ですから。
 そこで、こうやって、早く来ました。
 きのうの影響ですこし腰痛が出て、これでめでたく、歯痛、頭痛、首痛、腰痛のカルテットなりました。
 しかしぼくの身体は面白くて、ここまでひどくなると、逆に、体内から一気に何かが立ち上がって、おそらくカルテット全部を一気に解消、という方向に行くだろうと予感しています。
 あくまで予感ですが。
 わはは。



▼時間が満ちれば、このように沢山の議員が部会に集まられました。
 部会にどんな機能があっても、実は自由参加、出席も取らないので、議員が誰も来なかったら機能しません。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の所属議員は、ほんとうに熱心に、部会に参加されるひとが多いのは、事実です。






 
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