On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-02-19 08:18:30
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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(すこし書き加えました)  バイデン大統領は評論家ですか ?

▼アメリカのバイデン大統領の鳴り物入りの会見が、予定より遅れて、今から1時間ほど前におこなわれました。
 きょう2月19日土曜の日本時間の早朝、アメリカ東部時間の前日夕方です。

 ところが大統領は " He made up his mind "  " He made decision " といった趣旨、プーチン大統領はもう ( 開戦を ) 決心したという意味の言葉を繰り返すばかりです。
 その具体的な根拠の一端も明かさないし、いちばん肝心な「ではアメリカはどうするのか。あくまで米軍は出さないのか」、「どうやって危機を超克するのか」ということにも触れようとしない。

 そして質問にもろくに答えず、さっさと、しかしおじいさま歩きで会見場から出て行かれてしまいました。

▼アメリカの衰えを象徴する会見と言わざるを得ません。

 プーチン大統領のふるまいも、わたしは容認しません。
 主権国家であるウクライナ国内のドンバス地方、クリミア半島、それからウクライナの西隣の主権国家であるモルドバの沿ドニエストル地方、さらに、かつてグルジアと称した主権国家ジョージアの国内の二か所、南オセチアとアブハジア、これら地域にロシア軍かロシア系の軍事勢力が居座っている状態で、自分の都合の良いところだけ国際法や国際合意を持ち出すのでは、すくなくとも日本は、北方領土の返還交渉の相手国として、信を置くことができません。

 しかし合州国大統領が、よその国、よその主権国家の大統領について「彼は開戦を決めたのだ」と決めつけるだけの会見を、大上段に開くというのも、まったく支持できませぬ。
 日本国の主権者から負託された国会議員として、おおきな疑問を呈示します。

▼バイデン会見がこうだからと言って、危機が無くなった訳ではありません。
 きょうの土曜もまた、水面下の取り組みを続けます。

 アメリカの民主主義が衰え、ロシアはソ連時代と変わらない理不尽なふるまい、中国は、この動画で述べているとおり他国の国民、地球上の人類すべての脳の中にはまで電子の中国兵を侵入させようと狙っている。
 これが、ぼくらの祖国を取り巻く現在地です。
 そうですか。あらためて、よおく分かりました。日本の出番です。





 
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