On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-03-03 08:51:44
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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(推敲しました)  避難民と難民は違います



▼いま、3月3日のひな祭りの朝に、自由民主党本部で開かれている外交部会です。
 いつもと違う写真ですね。
 政府側が居ません。ゼロです。
 これはきょうの部会では、政府側と議論するのではなく、自由民主党の議員同士で「ウクライナからの国外避難に関する提言」を外交部会にて議論する場だからです。

▼まだ案が提示されただけで決定ではないですから、その案の全体をここで開示することはしません。
 しかし、そのなかに「将来的な定住も想定した環境整備を検討すべきである」という部分があり、ここに強く反対しました。
 ぼくの発言の趣旨は以下の通りです。

▽難民条約で定められた難民と、避難民は違います。
 それを踏まえずに、この提言に含まれたり、政治家の発言があったりするのは、基本的におかしなことです。

▽今は避難民の議論です。
 ぼくの知己のウクライナ人で苦況のなか国外にあるひとも「祖国に帰りたい」のが願いであって、いきなり「日本への将来的な定住も想定して受け容れを検討」というのは、そもそもウクライナの国民に大変失礼な話です。上から目線と誤解される恐れもあります。
 そして、難民条約による難民については、あらためて外交部会を含めて議論することなく、日本国民の意見を聴くことなく、決めてしまうことがあってはいけません。

▼多くの議員から共通する意見もありました。
 外交部会の首脳陣から、正しく改変する、修正するという表明がありました。

 このあと予算委員会です。







 
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