On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-03-18 08:21:49
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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(書き加えました)  にんげんが共にする希望、その爆殺がたった今おこなわれている



▼きょう3月18日金曜朝もまず、自由民主党本部に入り、ウクライナ戦争をめぐって外交部会、国防部会、財金部会、経産部会の合同会議に参加しています。
 写真は、その合同会議で外務省が提示した資料をスマホで接写しました。

 これは主権国家ウクライナ南部の都市、マリウポリの劇場です。
 この街は、ロシア軍が包囲して市民が逃げられないようにしたうえで、2月24日までごくふつうに生活していた市民を虐殺し続けています。
 写真の劇場の、正面入り口とその反対側のアスファルトに、大書されている文字は、ロシア語です。子どもたち、そう書かれています。
 ロシア空軍の将兵に、この劇場には子どもたちが仮避難していることを知らせているのです。
 そのうえで、爆撃が行われました。
 ゼレンスキー大統領は「意図的に、子どもたちの上に爆弾を落とした」と述べました。

 ぼくが動画で述べましたように、子どもだけは世界どこへ行っても変わりません。
 たとえ着るものがすり切れ破れている子どもでも、まったく同じです。
 子どもは、人間の数少ない、共有する希望です。
 その子どもがウクライナではすでに百人を大きく超えて、惨殺されているということです。



▼合同部会に同じく参加している、写真の務台俊介代議士から先日、4月9日に長野県は安曇野でひらく「自由民主党支部総会」にて講演をしてほしいという要請がありました。
 それをお受けしましたから、春風に草花のそよぐ安曇野、遠くに残雪の山々を望むうるわしの、ぼくの大好きな安曇野にて、みなさんにお話しします。
 詳しいことが分かりましたら、お知らせします。

▼きょうはこのあと、国会議事堂に移り、議員総会、本会議と続きます。
 本日の本会議は長いので、午後も続き、それが終わるとすぐ、また予算委員会です。
 しかも予算委員会は片道方式 ( 政府の答弁時間はカウントせず、議員の質問時間のみカウントする ) という、ぼくがずっと反対し続けている方式らしいです。
 したがって、野党がたとえば「立たずに質問する」というような、これまで議員と党によっては繰り返された質問の仕方が今日もあるとどうなるか。立たないと、質問時間にカウントされません。その場合は、予算委員会はいつ終わるとも知れません。

 つまりはきょうも9時間を大きく超えて、ほとんど座りっぱなしです。質問するのではないので、ずっと座る、座る、座っている。

 腰もそうですが、股関節の打撃が大きいです。
 スキーヤーにとって、腰も股関節も、特に股関節が固まり、動きが悪くなるのはショックです。たとえば急斜面へ飛び込むときに全身の動きを鈍くするでしょう。
 トレ国こと『トレーニング付き国会活動』で、懸命に抵抗していますが、6年のあいだ予算委員ですから6年ずっと、特に予算審議の時期には、これを、いつ果てるともなく繰り返してきました。

 国会議員を目指しているひとは、この現実もどうか、よおく踏まえてください。
 国会議員、たとえば参議院議員となったあなたが、ぼくのように1期6年ずっと予算委員とは思えません。そこはそうですが、現職閣僚がぼくに「座りっぱなしの刑」と思わず、仰ったような現実は、確かにあります。






 
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