2022-04-21 20:55:56
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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自由民主党の内部から、強い懸念を指摘しました アメリカ側にも、かつての国際法違反を指摘しました
▼きょう4月21日木曜、自由民主党本部で安全保障調査会が開かれました。
「国家安全保障戦略」、「防衛計画の大綱」そして「中期防衛力整備計画」の防衛3文書を政府が見直すにあたり、党が総理に出す提言の案が、この場で、自由参加の議員に示されました。
▼ぼくは、提言案が、「国家情報局の設立」を明記した点を「画期的です」と評価しました。
一方で、岸田総理が「敵基地攻撃能力を含め、選択肢から排除しない」とすでに国会答弁で明言されたことを「反撃能力」と表現したことについて、「むしろ後退という懸念があります」と厳しく指摘し、反対しました。
ぼくが提案し、一定の支持も生まれていた「領域外防衛」は、いったん原案に入りながら、採用されませんでした。
元防衛大臣らから「採用すべきでない」という声があったと、きょう安保調査会が開かれる前に、水面下で聴いていました。
▼会の冒頭、オールドメディアが殺到しました。
その後の報道ぶりを、ごく一部、見ましたが、どう捉えればいいのか、実はメディアが考えあぐねている、混乱している気配を感じています。
そのメディアに登場する学者のみなさんには、提言案を正確に分析しないまま、これまでの思い込みだけで論じているかたが複数いらっしゃいました。いつものことではありますが。
▼ウクライナの惨状を見て、世界が民主主義の防衛のあり方を考えているさなかに、日本が迷走するかのような姿を見せることに、強い危機感を持ちます。
同時に、何も諦めません。
同志と連帯し、自由に議論しつつ、戦い続けるのみです。
安保調査会に参加されていた、「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) のメンバーの衆議院議員から「青山代表は部会や調査会でいつも、淡々と、しかし強く発言されるので、よく伝わってきます。今日もそうです」という言葉をいただきました。
▼「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録で話します。
この「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は今夜アップした第321回放送で、アメリカが日本を「特にサイバー戦が弱い。サイバー戦・電子戦は、現代戦の中心であり、それが弱い以上、同盟を強めることはできない」と実は考えているという衝撃的な事実を、述べています。
アメリカの言うことをそのまま聴くのではなく、日本がみずからどうするかということを、主権者・国民と一緒に考えています。
ぼくはアメリカ側に「日本の敗戦のときに、占領軍が内務省を破壊したことが淵源だ」という趣旨を指摘しました。
ここです。