On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-05-27 10:15:37
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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「自由民主党を中から変えることなど、できるのか」、「できるはずがない」と仰るかたがたにひとつだけお話しします

※これは、ひとつ前のエントリー、拉致議連でのぼくの発言との関連もあると考えてください。

▼自由民主党が中心の政権であった小泉政権、すなわち日本政府は「女性天皇だけではなく、女系 ( 正しくは母系 ) 天皇も容認する」という方針を決めました。
 そのあとに悠仁親王殿下がお生まれになったために、それが当面は目立たなくなっただけであり、政府方針そのものは不変でした。
 これは、わたしたちの祖国、日本の根幹を政府みずから、それも自由民主党が中心の内閣が破壊するという戦慄すべき、恐ろしい方針決定でした。

▼ところが、現在の岸田政権は、これを覆しました。
「世論はじっくり醸成したい」という岸田総理の個性によって、今のところ有識者会議の報告という形に留めていますが、実質的に小泉政権当時の政府決定を、同じ自由民主党中心の内閣によって覆しました。
 だからこそ、小泉政権当時の決定に深く関与した当時の政府高官は激昂し反発しています。

 これは、GHQが廃絶した宮家の中から、皇位継承者を皇統譜にお迎えすることによって、父系一系による皇位継承の安定を図るという大方針転換です。
 これは、自由民主党を内部から変えるという理念を掲げている、「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) が安倍総理、菅総理、そして岸田総理に提起した提言書と、基本的に同一の内容です。

 ありのままに申して、「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) の74人という陣容、行動、提言が結実しています。

▼もっとも重大な根源問題について、すでに「中から変える」ことが実現しています。その一例です。
 ほかにも、敗戦国外交からの転換や、中韓による国土侵蝕を食い止める第一歩となる立法などもあります。
 しかし、この皇位継承における転換が、いちばん重要です。

 外からでは、野党であっても、保守新党であっても、メディアや評論家、学者の論評であっても、まったく実現していないだろうと、ごく客観的に考えることができます。

 真の課題は、この変化を続けさせることです。
 だからこそ、護る会の伸張が必要なのです。





 
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