On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-07-01 03:48:56
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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参院選の投票用紙の2枚目「比例代表」について「政党名を書いてください」と誤った誘導をなさる、投票所の係の方があまりにも多いのです


▼そうした係の方に、悪意はありません。
 制度がおかしいだけです。

▼参院選は、投票用紙の1枚目は、都道府県別の選挙区の候補者名を書きます。
 これは分かりやすいですよね。
 ところが投票用紙の2枚目は、「候補者名でも政党名でもどちらでも良い」という、迷いやすい、不可思議な制度です。
 組織を有利にする意図があるとしか思えません。

 不肖ぼくのように、一切の組織選挙をしない候補、主権者の自由意志だけに呼びかける、極めて例外的な候補者にとっては非常に不合理な制度です。
「自民党」ないし「自由民主党」とお書きになっても、絶対に、ぼくの票にはなりません。カウントされません。
 自由民主党を中から変えようとするぼくの票にはならず、あなたの意図とは違って、古い自民党の票になるだけです。
 このように、主権者の意図と違う結果になることが、問題なのです。

▼自由民主党を内部から変えて祖国を甦らせることに連帯なさるなら、ぼくの名前だけを書いてください。
 そのうえで、同姓同名の候補を立てるという妨害の試みは成立しませんでしたから、上記の図のように、漢字で書かれても、ひらがなで書かれても大丈夫です。

▼たとえば、「自由民主党の青山繁晴」と書かれたら、どうなるか。
 総務省に聞いたところでは、「有効」です。
 ところが実際には、各地の選挙管理委員会の判断に任されています。
 ぼくの名前だけを書かれて、ほかには一切書かないのが、いちばん安全です。

 なお、ハートマークとか、「頑張れ」といったことが書いてあると、ぼくの名前がしっかり書かれていても、直ちに無効票になってしまいます。
 くれぐれも、あなたの投票が無駄になってしまう、日本の主人公であるあなたの意図が裏切られることの無いように、ご注意いただければと思います。

▼「私は○○に住んでいるから、東京に住んでる青山さんには投票できません」と仰る有権者もいらっしゃいます。
 いえ、全国どこからでも、ぼくに投票できます。
 なぜなら、ぼくは参院選の都道府県別の選挙区から立候補しているのでは無く、全国比例 ( 正式には比例代表 ) から立候補しているからです。








 
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