On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-06-14 03:47:43
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【推敲しました】 LGBT法案、解散、まさかの社説、日本の家族、F1・・・未明、あれこれを寂然 ( じゃくねん ) と記しています



▼日本の総理は、全衆議院議員を一瞬で失職させる解散について、日本人で唯ひとり、全権をお持ちです。
 岸田総理が今、その衆院解散・総選挙をめぐって選択肢を絞り込んでいることは間違いありません。
 きのう6月13日の記者会見で、総理が解散をめぐり意図を持って踏み込んだ発言をなさったあと、思わず知らずなのか笑みを漏らされたのは、きわめて象徴的です。

 絞り込んだ選択肢のうち、もしも仮に最速を選ぶ場合は、6月16日の解散でしょう。明後日です。
 そのときLGBT法案がどうなるかは、きょう未明の段階ではまだ、分かりません。
 情報は集めています。しかし解散権が総理ひとりの胸のうちにあることも影響して、分かりません。

 一方で、可能性がやや高い総理の狙いは、LGBT法案を通して今国会の会期末で解散、同じくLGBT法案を通して秋の臨時国会で解散、このふたつの選択肢でしょう。

▼いずれにせよ、LGBT法案に対するわたしの姿勢は、なんども申している通り、反対で不変です。

▼護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) が開いた家族法制の分科会は、動画をゆうべ、ここで公開しました。
 家族法制の分科会の大切な目的のひとつは、日本の子供たちと女性を護ることです。LGBT法案への反対と、同じ目的です。
 同一の目的を持つことにおいて、ふたつは繋がっています。
 写真は、その家族法制の分科会です。

▼読売新聞が社説で、LGBT法案をめぐり岸田総理を名指しで徹底批判をしています。
 自由民主党の総理を読売新聞が社論としてここまで批判するのは、わたしが記者時代から、あまり記憶にありません。
 すこし驚きました。

▼ところで、先のF1で日本の角田選手が、中国出身の選手を妨害したとして、5秒のペナルティを受け、入賞を剥奪されたのは、どこからどう見ても極めて不当だと考えています。
 角田選手の走りは、至極まっとうでした。

 またテニスの全仏ダブルスで、日本の加藤選手が失格とされたのも、間違った裁定だと考えます。
 さらにメジャーリーグで大谷選手が三振とされた一球が誤審だとアメリカで広く指摘されているのを、支持します。

 不可思議なことが相次ぐのはとても残念です。
 しかし同時に、角田選手は今後、もっと飛躍するでしょうし、加藤選手はその後の混合ダブルスで優勝しましたし、大谷選手はホームラン連発でリーグトップに躍り出ました。

 不当、不本意な出来事を跳ね返す日本人の力に、こころから感嘆しています。

▼そのうえで、不肖わたくしで申せば、スポーツは見るのも、するのも大好きですが、まつりごと ( 政 ) において不当なことには、自力で立ち向かうしかありませぬ。
 護られるべきは、主権者のみなさんであって、わたし自身ではありません。
 天知る、地知る、貫くべき姿勢を貫き、いかなる結果も、淡々と受け容れ、その後の行動に繋げます。

▼明日6月15日の早朝6時15分から8時まで、ニッポン放送の生放送に参加します。









 
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