On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-06-24 09:44:22
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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きょう6月24日の土曜日、朝から長躯、佐賀へ向かっています  先日の滋賀のように、主権者のみなさんの志が伝わってくる講演会になる良き予感がしています



▼先週の日曜は湖国滋賀にて、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) メンバーの有村治子参議院議員からの要請で、講演しました。
 自由民主党主催の正式なセミナーで、歴史のある中主 ( ちゅうず ) という地域で開かれました。



▼超満員で、みなさんの熱心な瞳が輝いていたのが、今もわが胸にあります。



▼できるだけ多くの生質問にもお受けして講演が終わると、主宰者のアイデアで舞台から横断幕をわざわざ外してくださり、みんなで写真を撮りました。
 素晴らしいフィナーレになったと思います。ありがとうございました。

▼講演には、地元選出の議員ふたり、同期議員のこやり隆史参議院議員と、武村展英代議士が来てくださいました。
 こやりさんは、護る会の初期からの一員です。
 そして武村さんは、この講演をフルに最後まで聴かれたあと、数日後に護る会に参画されました。

 護る会はこれで88人になりましたが、そのあと、ひとりの参議院議員が秘書さんに暴力を振るったということで議員辞職されましたから、87人です。
 この元議員は、わたしや他の議員にとって爽やかな人柄でしたから、すこし驚きました。ただ、秘書さんとの関係で悩む議員は、与野党を問わず、意外なほど多いのです。
 政治記者の時代には、ある代議士からこんなことを頼まれました。「青山くん、 ( 有力全国紙の記者から秘書に転身した ) X秘書が、事務所のお金を使い込んでいる。それを指摘したら、本人は認めずにトラブルになっている。青山くんから話してくれないだろうか」
 わたしはまだ若い記者に過ぎませんでした。しかし国会議員と秘書さんの軋轢はほかでも何度も目撃していましたから、考えた末に引き受け、事実関係を公平によく確認したうえで、国会の目立たない一角で、その秘書さんに会い「あなたの今後のためにも、謙虚に身を処した方がいいのではありませんか」と話し、このひとは非を認め、納得してくれました。

 党員の募集や「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でみなさんと直に繋がっている、議員会館の青山繁晴事務所の公設秘書3人は、わたしと強い信頼関係そして同志の意識で結ばれています。
 初当選したばかりのとき、同じく当選1回の若手議員ですら秘書が40人を超えていて、さすがに驚きました。もっと多い議員も居ます。
 こちらは、たったの3人です。法で定めた公設秘書だけです。
 なぜそれで成り立つか。
 政治資金集めパーティを開いてパーティ券を売るという、議員なら誰でもやることを一切せず、献金も集めませんから、その秘書業務がゼロです。
 団体支持はすべてお断りですから、団体に頭を下げる、陳情を受けるという秘書業務もゼロです。
 後援会も作らず、後援会長もいませんから、秘書さんは後援会員や後援会長に頭を下げることもありませぬ。
 それから地元すら作らないので、地元対策というやつをやる秘書さんも必要ありません。

 だから成り立ちます。
 逆に言うと、これまでの国会議員はそうしたことに沢山の私設秘書を使うから、多額の人件費が必要で、献金も欲しい、パーティ券を売ってこいと秘書に命じる、支持団体からお金と票も欲しい、後援会も同じこと、そして選挙が公示もされていないのにずっと、地元で選挙運動をして、それに多大の時間とおカネと労力を費やしているわけです。
 まさしく悪循環ですね。

 ただ、ほかの議員の批判をするのでは無く、わたしはみずから身をもって、新しいやり方を、ちいさな、ささやかなサンプルとして天下に示しているだけです。
 議員会館の青山繁晴事務所の公設秘書3人は、そのサンプル作りの仲間です。
 従来の仕事、特に、縁もゆかりも無い人や団体、企業にまで1枚2万円という高いパーティ券を売り歩くという仕事がゼロである代わりに、わたしは発信の多い議員ですから、それへの協力、あるいは大きな議員集団となっている護る会の代表ですから、それを支える仕事などをはじめ、ほかの議員事務所とは別種の負担があります。

 だから、いくら何でも公設秘書3人では、たいへんですから、みなさんがご存じのように私設秘書を募集し、ひとりだけ雇用しました。
 しかし、そのかたの自然な都合でお辞めになってからは、やはり公設秘書3人で行こうと、なりました。
 人数が少ない分、連帯も、堅いのです。

▼護る会メンバーのひとりが議員辞職なさったことに話を戻します。
 護る会は、自由民主党に所属する現職の国会議員の集まりです。自由民主党を中から変えるのが目標ですから。
 そのために、落選なさったり、引退されたり、それから辞職なされば、護る会からは外れます。
 しかしそれは、議員でありながら何かの考えがあって退会されることとは違います。
 したがって護る会は依然、退会者はゼロです。

 そして、新しく志を持って入会された武村展英代議士 ( 衆議院議員の別名が代議士です。参議院議員を代議士とは言いません。参議院が戦前は貴族院であったことの名残かも知れません・・・) を、わたしは護る会の代表として、こころから歓迎します。

▼さて、今は九州へ飛ぶ機内で、ネットに繋いでいます。
 福岡空港に着いてから佐賀へ向かい、講演会場の鍋島公ゆかりの由緒ある佐嘉神社へ入る途中で、なんと、わたしの深く敬愛し続ける山本常朝さん、あの世界に誇る哲学書である「葉隠」 ( はがくれ ) の語り手である武士のお墓参りに行くのです。

 素晴らしい、そして思いがけないことです。
 会場近くに、山本常朝さんのお墓があることは、きょう同行してくれている出口(いでぐち)太・公設政策秘書が見つけてくれました。
 彼は、きょうの九州出身です。長崎の国境離島、美しい五島列島のひとです。
 そして滋賀は、有村さんの要請でしたが、きょうの佐賀は、自由民主党・経産部会長の岩田和親(かずちか)代議士の要請です。
 山本常朝さんの墓参ができるのも、このおふたりのおかげです。

★佐賀、申し込みはまだ間に合うのではないでしょうか。
 きょう6 月 24 日 (土) 14 時 45 分 ~ 16 時 00 分 自由民主党の憲法講演会で講演

 場所は佐嘉神社 ( 佐賀市松原2-10-43 ) の記念館 3F「清明」です。
 岩田和親・自由民主党経産部会長が支部長の党佐賀1区支部が主催します。
 特に申し込みの必要はなく、自由参加とのことです。 ( チラシなし )
 誰でも参加できます。自由民主党の党員である必要もありません。
 問い合わせ先は、自由民主党佐賀県第一選挙区支部 0952-23-7880です。

▼公設秘書との連携があって発信し続けられている「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、どんどん最新分をアップしています。
 LGBT法案の国益と国民益に反する騒動の根源を抉 ( えぐ ) るのは、これです。
 アメリカ大統領選のカオス・混迷を、奥深く読み解くのは、これです。
 大学2年の日本男児、大学3年の日本女子の質問に、すべて40秒台までで即、答えていくショート動画は、ここに並んでいます。

▼LGBT法案をめぐる機密と、これから先の水面下の動きについては、独立講演会@東京でみなさんの眼を見てお話しします。
 もう4日後に申し込み〆切です。
 ここを見てください。
 下掲のボタンなら、直に申し込めます。
 

★ひとつお願いがあります。
 日本の文化と社会の根っこを共有するために、そして日本人として深く淡く共に生きるために、これを読んでください。

※ LGBT法案の採決をめぐる「実録」は続きを、スキマ時間を活用して書いている途中です。




 
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