On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-08-03 03:52:48
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】  海外出張で、直に議論することを通じて、国益と国民益に役立つ人脈を築くということ



▼たがいに再会の喜びに溢れて、握手を交わすのは、アメリカ合州国海兵隊の士官だった、ギャリーさんです。
( ぼくの服がぶよぶよなのは、強い海風のためです。見苦しくて申し訳ない )



▼場所は、米国ハワイ州真珠湾の「太平洋航空博物館パールハーバー」です。
 写真のように、帝国海軍の空母から真珠湾へ出撃する夜明けの場面を再現しています。
 旭日旗を掲げ、りりしい戦闘機乗りに加えて、整備兵まで、すべて深い敬意を込めての再現です。
 攻撃された側でありながら、敵だった日本が「民間人を決して狙わず、信じられないぐらいフェアに戦った」 ( ギャリーさん ) として、このような展示なのです。
 その日本には、こんな展示はありませぬ。
 敵にはあって味方にはない。
 何ということでしょうか。
 そこを突くかのように、中国は、この展示を変えさせようと、巨額のお金も投じています。
「変えても日本は文句を言わないだろう。文句を直に言ってくるのは青山ぐらいで、少数派だ」という判断であることを、わたしのルートで確認しています。

 わたしはこうした事実を、ギャリーさんに話し、議論し、そしてギャリーさんは、中国の工作による事実無根の展示は館内から撤去することまで、協力してくださいました。
 写真左は、元は日本でレーシングドライバーだった小池良児さんです。ギャリーさんの同僚として、この博物館に勤務されました。
 この小池さんの、母国の日本ではほとんど知られていない努力も、たいへんなものでした。

 わたしは民間専門家の時代も、国会議員になってからも、何も変わらず、自費にてこの米国ハワイ州真珠湾を含め世界各地に出張し、各国の政府当局者、軍の将軍、佐官、尉官らと信頼関係、真っ直ぐに議論できる関係を築く努力を、非力ながら致してきました。





▼ギャリーさんの車には、海兵隊の隊章が誇りを込めて貼られていました。
 ・・・みなさん、実は、上述の小池さんから先月 ( 7月 ) 、ギャリーさんが咽頭がんのために逝去されたという、あまりにも悲しい知らせがありました。

 また写真の戦闘機乗りは、「シロアリに食われた」ということで今は姿を消しています。(空母の甲板や艦載機、旭日旗はそのままのはずです。8月末に確認してきます)
 そして、展示を変えさせようとする中国の工作はさらに烈しく、巧妙になっています。
 しかしわたしは、ギャリーさんと築いた信頼を元に、いまも関係者と何でも話すことができます。
 日本の歴史をフェアに、ありのままに世界に伝えていくことは、「歴史戦」と言われるように深い意味のある国益と国民益です。
 上記の ( ) 内のとおり、8月末にもこの真珠湾に、いつもと同じく自主出張をいたし、台湾有事をめぐって米軍の将軍ら首脳陣と議論し、また、この博物館の展示のような公正さが守られるように、努めてきます。
 自由に発言するための自主出張です。正直、苦しいです。いつまで続けられるかは、もはや分かりませんが、政治献金ゼロ、政治資金集めパーティもゼロ、団体支援お断り、後援会無し、後援会長いない、派閥に属さないという国会議員の新しいあり方は変えません。

▼これが、不肖わたしの海外出張です。
 こうした体験の積み重ねを通じて、国会議員の海外出張のあり方を一新することを提起しています。
 自由民主党女性局の海外出張に国民の批判が噴出しているこの機にこそ、その一新の内容をこの動画で話しています。

 ところが、その動画をご覧になった方々のコメントのなかに「もの凄いものがありますよ」と人に指摘され、見てみると、「女性局のフランスの写真のなかにいる男性議員は青山さんだと思っていた」という趣旨の書き込みがありました。
 あらためて驚きました。
 あの男性議員は、現在、女性局の役員を務めている後輩議員ですが、まったく似ていないと思います。彼の方が遙かに、いい男です。
 この書き込みをなさった方は、善意で、正直に書かれているだけです。
 問題は、ネットで簡単に、根拠のない誹謗中傷が行われ、いったんアップされた嘘は、もはや消えないということです。
 著名なタレントの方がネットで、「青山繁晴が今回、女性局の付き添いでフランスに行っていた」という趣旨の大嘘をつかれ、誤りを指摘されて訂正なさったのですが、その訂正を見ていない人も多いですから、こういうことになります。
 ネットの影響がいかに大きいか。
 どこからどう見ても別人の男性を、ぼくだと、思い込むことまで引き起こすのですから。

 このブログを見てくれるひとも、動画を視てくれる人も、広大なネット社会において、少数です。
 したがってタレントの方が安直につかれた嘘の方が、ずっと深く広まり続けるでしょう。訂正なさっても、それは永遠のように続きます。

 個人攻撃はしません。
 簡単に書き込めるネットだからこそ、おたがい謙虚に自戒しませんか ? それが、わたしの真意です。





 
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