On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-02-11 04:25:08
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

【書き加えました】  みなさん、その心配はご無用かと思います



▼きのう2月10日の土曜、九州は熊本の「自由民主党 明日のリーダー育成塾」でお話をしました。
 講演30分、質問10分の簡潔な設定でしたが、早朝に東京を出て一日仕事です。招いていただいて、光栄に思います。

 最年少の参加者は、中学三年生の日本女子でした。
 ちょっと小さめの優しい声で話してくれるので、思わず顔を寄せて、こちらも一生懸命に聴いています。

 その隣でニコニコされているのは、お母さんです。
 主催者席でニコニコされているのは、熊本が擁する期待の星のひとり、南部隼平 ( しゅんぺい ) 熊本県議です。
 お母さんはこのあと、意義深い質問をしてくださいました。



▼能登は今、復興へ苦闘されているさなかです。熊本も、かつての震災被害を克服するために今なお、戦っておられます。
 たとえば熊本空港は震災前より素晴らしい空港になって再開していますが、熊本城はまだ再建の途上です。

▼能登のためにも、熊本のためにも、日本に数多い被災地のためにも、できることをひとつでも多く致したいです。
 この日も、その気持ちで熊本をお訪ねしました。

 熊本は、東京海洋大学の青山千春博士が熊本大学、長崎大学、九州大学と連携しつつ水俣湾の環境改善に取り組んだ地です。
 わたしも参加し、協力しました。それ以来、いちばん大切な場所のひとつです。
 能登も、実は深いご縁があります。
 地方紙の雄である地元の北國新聞 ( ほっこくしんぶん ) の連載コラムに、そのことを記しました。明日2月12日月曜の朝刊に掲載と聞いています。



▼参加者は、現職の地方議員のかたがたと、主権者のみなさんです。
 中学三年生の日本女子、男女の若者たち、中堅のかたがた、ご高齢のみなさん、年代も立場もさまざまですが、国政に志を持つ方もいらっしゃいます。
 そこで、国会議員は、これまでのやり方、あり方に一切囚われずに、公務と責任を遂行できることを、不肖わたしのささやかな実例からお話ししました。

 また、「魂からの国造りをふたたび」と題した講演でしたから、日本のまつりごと ( 政 ) に今、欠落している魂、すなわち国家の理念をどのように恢復するかについて、五観 ( 国家観、歴史観、人間観、政局観、経済の相場観 ) に基づいて、お話をしました。

▼飛行機に間に合うぎりぎりのぎりぎりまで、みなさんの熱意とともに時間を延長しました。
 志を共有することはできたのではないかと感じています。
 主宰者と、参加者と、同行して写真も撮ってくれた出口 ( いでぐち ) 太・公設政策秘書に感謝します。



▼早朝の飛行機で熊本にむかうとき、ふと、見上げた空です。
 ヘリコプター2機のちいさな会社から、民間の自助努力でここまで来たANAが着陸しようとしています。
 どこからも1円も献金は受けないし、どんな企業、団体からも一切の支援を受けません。パーティ券も1枚も売りません。しかし、こゝろのなかで「頑張ってるなぁ」と思うことはあります。

 朝の空が気持ちよかったです。

▼先日の虎ノ門ニュースについて「またひとりでの番組参加に戻っている。保守同士でまたしても喧嘩しているのではないかと心配」という書き込みがありました。
 まったくの善意のご心配です。
 お気持ちはありがたいと思います。

 しかし、わたしは一度も喧嘩したことがありませぬ。
 何やら思い込みか感情か何かで不可思議なことを仰る方は居るようですね。それは、わたしのまったく知らないところでのことです。わたしは一切、争ってはおりませぬ。
 そのようなことは信念を持って、致しません。

 そして、たまたまひとりで番組参加したからと言って、ご心配には及びません。
 他の方のスケジュールのご都合なのか、何なのか、わたしは「虎ノ門ニュース」の番組運営にタッチしたことは、昔も今も、まったく皆無ですから、存じあげません。
 喧嘩など、あるはずもありませんね。

▼また、右腕が数時間、使いにくかったと述べただけで、「ワクチンを打ったからだ」とのご心配がやって来ました。
 いいえ、違います。
 7年半前の選挙カーの事故で、首の後遺症の強い痛みが、今もなお軽減しません。事故の直後の遊説中から、現在に至るまで、続いています。
 人間ドックをはじめ長年、お世話になっている有名病院が「選挙カーの事故の後遺症で間違いはないと思われ、問題の部位も分かっていて、複雑な原因ではありません。しかし場所が場所だから、手術はリスクのある大手術になるし、手術の代わりの神経ブロック注射も特殊な技術と経験が要る。いずれも自信が無いので、神経ブロック注射に取り組んでいる、別の大病院を紹介します」と仰いました。
 その正直な言葉を信頼し、その別の大病院で右の首の付け根に、神経ブロック注射を実施しています。

 注射そのものもとても痛く、専門医から、その痛みを含めて充分な説明があり、わたしの考えもしっかり述べ、確実なインフォームド・コンセント ( 必要な情報に基づく、医療上の合意 ) を形成して、計画的に注射を行っています。
 注射後の数時間は、右腕が動きにくくなることは、完全な想定の範囲内です。専門医もわたしもそれを前提に治療に取り組んでいます。
 他の人なら、安静になさることが多いでしょう。わたしは日程に隙間がなく、すぐに公務に戻るので、その数時間がなかなか大変だというだけです。
 実際に、数時間が経てば、完全に回復しています。
 武漢熱のワクチン接種と関連はありませぬ。

▼みなさん、この朝の空のような生き方を、おたがいにしたいですね。
 ご心配にあらためて感謝しつつ、違うものは違います。

 きょうの紀元節に、祖国への祈りを捧げつつ。

 公務のわずかなスキマ時間を見つけて収録している「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」(ここです。ショート動画はここです)の最新放送をゆうべ、アップしています。
 香港から亡命した周庭さんをめぐる最新の問題です。これです。
 





 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ