On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-10-18 01:35:25
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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総選挙の3日目を終え、4日目の10月18日金曜は、まず朝は虎ノ門ニュース、そして立民の前代表の京都3区へ向かいます



▼総選挙3日目のきのう10月17日木曜は、1時間弱の仮眠から午前5時半に起きて、まず大阪へ。
 維新の支配下にある大阪で、前回の総選挙で全滅した自由民主党代議士のひとり、中山泰秀・元外交部会長の応援に入りました。

 中山さんは、外交部会長のときに、わたしと連携して習近平国家主席の国賓来日を阻み、中国が、いち政党のいち部会の動きに公式に反応して激烈に非難するという、自由民主党の70年近い歴史で初めての足跡を残しました。
 それは『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』 ( ここあるいはここ ) で、当時の事実をすべて克明に再調査したうえで、初めて全貌を明らかにしています。
 その習主席が台湾を包囲する軍事演習という挙に出るなか、これは、日本の主権者にどうしても読んでいただきたいです。



▼中山泰秀・元代議士のために、大阪の福島駅前を皮切りに、スーパーの前、阪神電車の駅前と街頭演説を重ねました。
 そして中山さんの選挙事務所に入り、動画のライブをおこないました。
 そのまえに、中山さんから、ネット上でにいかに烈しい中傷誹謗、フェイクニュースによる攻撃を受けているかの説明を受けました。そしてふたりで、ひるむことなく、動画のトークを始めたのです。
 その動画は、ここでずっとご覧になれます。

▼そこからJR大阪駅に行きました。
 かつて、記者時代なのか、そのあとのシンクタンク時代なのかは忘れましたが、大阪駅の構内を歩いていたら、繊維会社の社長が、同行者もなくポツリとひとりでカフェに座り、うつむいて何かを考えているのを、カフェのガラス越しに偶然、目撃したのでした。
 それは、わたしの亡き父です。

 大きな業界団体の長でもあった父の、そんな姿は想像もしないし、見たこともありませんでした。
 わたしはしばらく立ち尽くしていました。父は一心に考えていて、末っ子がそこに居ることに気がつきません。

 わたしは声を掛けることをせず、そのまま立ち去ったのでした。
 母に「お兄ちゃんは家を継ぐ。お姉ちゃんは家から嫁に行く。末っ子のおまえだけは、ひとりで生きなさい」と幼い頃から言われ続けて育ったのです。
 わたしだけが家業に関係しない自由な立場だからなのか、よく父は、日本の繊維業界が米国に潰されていく実態や、会社経営の苦しさを、わたしに問わず語りに語ってくれたのでした。

 少年時代にそれがあったからこそ、この大阪駅で、父の沈思黙考、その苦しさが伝わってきて、きっと家族にはこんな姿を見られたくないだろうと思って、若いわたしは声を掛けなかったのでした。
 ・・・声を掛けたら、父は顔をあげて、喜んでくれたでしょうに。

 すこし模様替えをしていましたが、なんと、そのカフェがまだありました。
 川村香奈枝・公設第一秘書と一緒に、そこを通り、改札から入り、ホームで待って、特急「サンダーバード」に乗りました。
 特急に揺られたあと、たいへんな人並みと共に、敦賀で北陸新幹線にぎりぎり、乗り換えました。出発時刻まであと30秒ぐらいでした。
 金沢駅で降りて、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 )  メンバーの佐々木はじめ前代議士の陣営の車に乗り、長時間をかけて、石川2区に入りました。



▼佐々木代議士が他の街頭演説から戻られるまで、佐々木さんの知られざる姿も語りました。
 佐々木はじめ前代議士は、たとえば台湾を超党派の議員団で訪問したとき、中国の圧力にも耐えて訪台が成功するよう、どれぐらい人のために働いたか、そして、その姿を他の議員、関係者に見せないように、自分の手柄にならないように、すべて水面下で動いていたことを、わたしが目撃したとおりに語りました。
 こんな議員は、他に居ません。



▼佐々木代議士が合流され、わたしの横に立たれました。
 わたしは能登の被災地を救うために、わたしたちは佐々木さんと一緒に何を成さねばならないか、これまでの政府と自由民主党の誤りをいかにただすか、それを語りました。

▼そこから再び、かなりの時間を掛けて、個人演説会場に向かいました。




▼個人演説会では、佐々木はじめ前代議士がどれほど地域のみなさんに愛されているか、それがよく伝わってきました。



▼最終の新幹線に間に合うように、金沢駅に戻ると、おおきなスーパームーンが、伝統工芸を思わせる巨大な屋根の向こうに輝いていました。

▼そして真夜中に、ようやく自宅へ戻りました。
 ところが今朝、10月18日の朝も、早朝から「虎ノ門ニュース」に参加せねばなりません。
 無条件、無償の発信も、不肖わたしの主権者への任務と責任のひとつと考えています。

「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のアップも毎晩、続けています。
 最新版はふたつです。
 ここで、この総選挙が暗い、という問題を一緒に考えます。
 ここでは、岸田前総理の再登板があるのかという問題を、これも一緒に考えます。
 二十歳の学生インターンのたゆまぬ努力、ショート動画は、ここで「ジミントウを応援したくない」という主権者の疑問に答え、ここで「中国軍が台湾を包囲する軍事演習を行った現実に対して日本は何をすべきか」を考えています。

▼というわけで、今朝は、午前4時に起きて、虎ノ門ニュースに備えます。
 今は悲惨なことにすでに、午前2時です。わはは。
 そのあと、京都3区に入り、泉健太・前立民代表に挑む新人、森カンセイ候補を応援します。
 
▽京都市伏見区 納屋町商店街・大手筋商店街を練り歩き 
 15:40 蓬莱橋スタート(龍馬通り)
 16:00 納屋町商店街・大手筋商店街交差地点にて街頭演説
    街頭演説終了後、大手筋商店街から練り歩き再開
 16:45 京町大手筋交差点にて街頭演説
 
 ※現地の状況により、時間が前後する可能性があります。
 
▽個人演説会
 18:30~ 上植野公民館 (向日市上植野町西小路15)

▼練り歩きや、街頭演説の場所、京都市伏見区は、わたしが記者時代に家族と6年住んだ、まさしくその場所なのです。
 よろしければ、日本の主人公のみなさん、現場へとお出でください。





 
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