2024-10-23 01:23:32
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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総選挙8日目 主権者の怒り ミニ暴力 そのときわたしはどうしたか
▼きのうの総選挙8日目、10月22日火曜の遊説は、朝に小田急線の千歳船橋駅に向かうことから始まりました。
自宅からは相当に遠いです。
そこで東京6区から出馬している自由民主党公認の土屋みわ候補と合流しました。
朝の時間帯の駅前で、足を止めてくれる人は例外的です。たとえば学生時代のぼくだって、横目に見ながらも急いで改札に入って電車に乗るか、改札を出て目的地に足早に向かったでしょう。
それでも今朝は、写真真ん中の青年をはじめ、何人かは足を止めてじっと、土屋みわ候補やわたしの話を聴いてくれました。
▼この東京6区は、総選挙をめぐって石破茂・新総理が「非公認」だの「比例重複を認めない」だの、石破派のカネの問題は「事務的ミス」と片付けて他派の議員に処分をくだしているとき、現職の自由民主党代議士が突如、不出馬を表明してしまったのです。
この情況で敢然と、手を挙げたのが、現職の都議の土屋さんでした。
都議ではあっても国政で知名度ゼロ、47歳の女性の勇気のあふれる出馬でした。
( 勇気と言えば、このエントリーでお話しした橋本岳代議士による岸田総理への辞任要求の勇気について、「青山さんは動画で、あれは単なるパフォーマンスという空気だったと言っていたじゃないか」という趣旨の書き込みがありました。
あのとき、橋本さんが先鞭をつけるのを見て、同じく岸田総理におやめくださいと言うようでいて中途半端なことを言った議員が居て、それに対して、周りの議員が「あいつはパフォーマンスだ」という反応だったのです。
この書き込みには他にも誤解がありますが、発信をすれば誤解、曲解は常に起きることなので、これ以上は申しませぬ )
▼写真のように、土屋みわ候補とわたしが選挙カーの前に立っていると、高齢の男性が、チラシを受け取ってからそれを重ねて千切り、わたしに近づいていきなり、その千切ったチラシをわたしの胸元に無理矢理、押し込みました。
身体に触れていますから、ちいさな暴力行為と言うべきでしょう。
また、わたしは事件記者時代に、暴力団取材のために護身術としての空手を身に付けていて、これを実力で防ぐ、あるいは対抗するのは簡単でした。
しかし、わたしはそれをせず、微笑して、されるがままにしていました。
なぜか。
主権者が、たとえばこの異様な総選挙に憤激しているとすれば、それは当然だと考えたからです。
詳しくは、きょう10月23日水曜に、遊説に出る前に収録する「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でお話しします。
矛先が向かったのが、土屋みわさんでなくて、ほんとうに良かったです。
▼土屋みわ候補と一緒に、次は同じ小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅前での演説を経て、3か所目に成城学園の駅前に行きました。
わたしは演説を終えてから、眠そうな顔をみなさんに晒しつつ、主権者のみなさんの声をひとりひとり聞いて歩きました。先ほどの暴力行為があっても、それは変わりませぬ。
政治家はみな、与野党を問わず、主権者の目もろくに見ずに握手をして回るのでしょう。それが選挙の定番ですね。
わたしは国会議員にはなりましたが、いわゆる政治家にはなっていません。
握手するにしても、気持ちを通わせるためです。選挙戦術ではないのです。
▼大学生のとき、成城学園中学の女子の家庭教師を始めて、結局、このひとが大学を卒業するまで務めました。
だから、とても懐かしいです、成城学園の駅前は。
演説のあと、戦う土屋みわさんを囲んで、聴衆のみなさんと集合写真を撮りました。
こんなこと、ちょっと珍しいと思います。
土屋みわさん、あなたの目に、わたしは苦悩も勇気も見ました。あなたは正しい。真っ直ぐに進め。連帯しよう。
▼東京23区の世田谷区の東京6区から、東京18区の西東京市へ、これも長駆、向かいました。
ここの野党有力候補は、同じ18区の武蔵野市で市長だった時に何をなさったか。
外国人も3か月住んだだけで住民投票に参加できて、しかもその住民投票で重要事項を決められるという条例を通そうとしたのです。
その反対集会で、わたしは、現在の福田かおる候補と初めて会いました。
福田さんは、農水省で出世を約束されたキャリア官僚だった立場を捨てて、敢然とこの候補に立ち向かっています。
ここにも日本女子の勇気があります。
▼さぁ、そこからまた長駆、東京駅に向かいました。
発車の寸前、ぎりぎりに予定の新幹線に飛び乗りました。これに乗らないと、次の遊説に間に合わないところでした。
『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』を持ってきてくださる方が必ずいらっしゃるので、演説会が終わった後もサインに時間を要します。だから東京駅に向かうのも遅くなりました。
しかし今、この新刊を読んでくださる方がいてくれることだけが、わたしの鬱屈をやわらげてくれるのです。
▼新幹線を豊橋で降り、出迎えてくださった「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の視聴者、菅沼克浩・菅沼木材社長と中西宏影・新城市議の車に乗り、これもかなりの時間を掛けて、今枝宗一郎候補 ( 文科副大臣 ) の決起集会へ向かいました。
まず陣営の幹部が、みごとに緻密な選挙分析を披露なさるのを、舞台の袖で聴きながら、音声の調整マンの横に入ってプロの仕事をしげしげと眺めました。
▼さて、出番です。
今枝さんは、強力な候補ですが、もしも今回の異様な総選挙で野党の比例復活を許してしまうと、実は政府からの予算配分が細るのです。地域の意思が二分していると見なされるためです。
前述の陣営の「緻密な分析」は、このリスクを示唆していました。わたしはこの危機意識は正しいことを述べました。
▼いつものように舞台を降りて、主権者のみなさんの中へ入っていきました。
今枝宗一郎候補とわたしには「積極財政」、「移民反対」、「電気自動車の推進よりも合成燃料 ( e-fuel ) が大切」という重要な政策で一致点があります。
それらの政策がなぜ大切か、これを短い時間のなかで丁寧に分かりやすく語りるよう努めました。
そして政権交代が起きた場合、私心を捨て去っておられる天皇陛下のご存在という日本の根っこが喪われる始まりになること、公共放送と称するNHKをはじめオールドメディアが無視しているこの危機について、魂を込めてお話ししました。
▼深夜に帰宅し、もう倒れて寝たいという気持ちを乗り越えて、いま、世界の危機に対峙する仕事をしています。
総選挙だからといって、世界を忘れてはなりませぬ。
明日10月23日水曜は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録のあと、空港へ向かいます。
【大阪7区 とかしきなおみ候補】
▽16:30 街頭演説@北大阪急行江坂駅エスコタウン前
(吹田市豊津町9-44向かい)
※青山繁晴は移動の関係で少し遅れて参加します。
【滋賀1区 大岡としたか候補】
▽19:00 個人演説会@大津市生涯学習センター
(大津市本丸町6-50)
青山千春・東京海洋大学特任准教授がまた乗船してしまうこともあり、日帰りを心がけていたのですが、どうにも日程が回らず、この夜は関西泊になります。
みなさん、お目にかかりましょう。
ぜひに、逢いたい。