2024-11-07 19:07:59
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】 補正予算を上げたら自ら辞意表明すべきという趣旨を、石破総理の目を見て申しあげました
▼きょう11月7日木曜の午後3時から6時まで3時間ちょうど、自由民主党本部で両院議員懇談会が開かれました。
写真は、その始まりです。
手前左は、河野太郎さん、手前右は、和田政宗さんの背中です。雛壇には、菅元総理と森山幹事長のあいだに石破総理がいます。
この冒頭から首を傾げました。
なぜか。
石破茂総理が遅刻なさったからです。わずか2、3分のことですが、自由民主党では普段、こういうことはないのです。総理はエライから遅刻していい・・・ということは、ありません。
左隣の温厚な人柄の議員に「総理、遅刻ですね」とわたしが呟くと、その議員は「ルールを守ると ( 石破総理は ) 言ってるのにね」と苦笑しました。
▼石破総理と森山幹事長の冒頭発言が終わると、即座に挙手しました。
9人目ぐらいだったでしょうか、わたしに当たり、以下のように発言しました。(趣旨です)
「全国を応援遊説した肌感覚と、憲政の常道、あるいは王道から発言します。
石破総理におかれては、しかるべき時期に潔く辞意を表明すべきだと考えます。
公明党 ( 8議席減 ) は石井代表が辞め、野党でも維新 ( 6議席減 ) の馬場代表が事実上の辞意表明をされ、議席が減ってもトップが責任取らないのは自由民主党 ( 56議席減 ) と共産党 ( 2議席減 ) だけになるのはいけません。共産党は共産党の判断でいいのですが、自由民主党は違います。政権選択選挙で政権党が負けているのに、総理が責任を取らないのでは民主主義が成り立ちません。
一方で、世論調査結果の傾向は『総理は辞める必要がない』という意見が6割、7割です。メディアの世論調査には当てにならない面がありますが、この調査結果もむしろ謙虚に受け止めるべきです。すなわち当面は混乱を招くなという民意であって、年末に行う来年度に向けた税制改正や、同じく年末の来年度予算編成まで石破総理にやって欲しいという民意では無いと考えるべきです。
来年夏の都議選や参院選を現総理でやって欲しいという民意でも無いと考えるべきです。
能登で苦しむ同胞のためもあって急いで補正予算を上げるまでは、混乱や遅滞を避けるために現総理で行って、4日後の11月11日に迫る首班指名選挙もそのことを考えて対処しても、補正予算が上がってからは違います。
石破総理。
不肖わたしは民間専門家の時代が長く、石破総理とも安全保障を軸に四半世紀を超えるお付き合いがあります。
その石破総理のためにも、申しあげます。辞職の表明を潔く行ってください。
最後に、落選なさった議員や新人候補にも、総理に意見を言える機会をつくってください。すでに森山幹事長が準備なさっているようですが、必ず、早く、行うべきです」
▼発言を終わると、 ( 先ほどの左隣の議員とは反対側の ) 右隣の議員から「私も同じ意見です」と声を掛けられました。
このベテラン議員を含め、わたしと同じかな ? という意見を示唆された議員は8人から10人ほどいらっしゃいましたが、わたしのように「辞意表明」、「辞職」という言葉を明言したのは、わたしひとりでした。
全体では、ちょうど50人の議員が発言されました。出席議員は200人ほどだったようです。
麻生元総理、菅元総理、岸田前総理は発言がありませんでした。
総裁選に出馬された人では、河野さん、小林 ( 鷹之 ) さんが発言されましたが、石破総理に辞職を求めることはm全くありませんでした。
高市さん、小泉さん、林 ( 芳正 ) さん、茂木さん、上川さん、加藤 ( 勝信 ) さんは、わたしには出席されていたかどうか分かりません。わたしは、ひとつ前のエントリーにありますように会場に一番乗りをして前の方に居たからです。
この6人のかたから、発言は高市さんを含め一切ありませんでした。
▼詳しくは、次の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録で申します。次回の収録は11月13日水曜に、公務のすきまを縫って行うことを計画しています。
このエントリーに記しましたように、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、アメリカ大統領選をどう見るかについての収録を、まずは開票の最中にあえて行いました。そのうちの1本はこれ、「大統領選はシン南北戦争」です。
そして開票がほぼ終わった今日11月7日の昼に、緊急の収録も行いました。
それはこれです。「トランプ ( 次期 ) 大統領当選 日本はグー ! 」
ショート動画の最新は、ここで、学生インターンの増野優斗くんが「石破総理はなぜ辞めない」となぜか、不肖わたしをキビしく追及しています。
★わたしの今日の発言は、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』の新刊を世に問うた、わたしの責任としても、申しました。
安倍晋三総理はその総理時代の本音として、ふたりの自由民主党議員をわたしに名指しされて「総理にだけはしてはいけない人」と仰いました。そのおひとりが、現総理です。
両院議員懇談会のあと、党本部の1階でテレビと新聞、通信社のぶら下がり取材があり、記者から首班指名選挙で白票を投じたりしないのかという趣旨の質問もありました。
わたしは「首班指名選挙のわたしの1票は、主権者から預かった票です.そして、特段に重い票です。白票や欠席はいけません。無効票も駄目です。わたしは補正予算の成立までは、石破総理が担って、そのあとに辞意表明されることを求めたのですから、 ( 補正予算の編成すら行われていない ) 4日後の首班指名選挙では、石破総理の名を記します」と答えました。
わたしのこうした生き方、現実に立脚した理念を追求する生き方は、ずっと貫いている生き方です。
それを、もしもよろしければ、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』のドキュメントで、検証してみてください。ここ、あるいはここです。