2024-11-25 03:38:22
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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東大の「特別講義」は広い900番講堂を東大生をはじめ各大学の学生諸君と、志ある社会人のみなさんが埋め尽くしました
▼臨時国会まであと3日の11月25日月曜の朝が近づいてきます。
週末は、11月23日の土曜が、東京大学の駒場キャンパスで無償の公開講義を行いました。
翌24日の日曜は、東京では今年最後となる独立講演会でした。
▼東大で公開講座を開いた900番講堂は、かつて作家の三島由紀夫が当時の東大全共闘と有名な討論会を開いた大教室です。
( 文学史に残る作家に対しては敬称なく、そのまま呼ぶ慣習に従って、敬称を付けずに記します。たとえば川端康成も夏目漱石も、そのまま呼びますね。これは呼び捨てとは、本質的に違います。ドストエフスキーさんとは言わないのと同じですね )
少年時代にその討論会の写真を見たときは、もっとさらに広大な講堂に見えました。ただし、授業をおこなう場所としては、とても広い、奥行きのある、2階席も持つ教室です。
お気づきの人も居るでしょう。その900番講堂にて、講堂を埋め尽くす東大全共闘といわゆる「一般学生」と、たったひとりで対峙した三島由紀夫は、そのすぐ翌年の西暦1970年の11月25日、つまり54年前の今日に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に籠城して、自決なさいました。
なにかの因縁かと考える人も居るでしょう。しかし、わたしはそうは考えません。
なぜか。
三島作品は、少年時代からかなり読み込んでいて、他の作家にはないもの、凄絶にして精緻なものを確かに感じます。文章の練達、完成度は比類なき次元です。ただし、敬慕する作品群ではありません。読者としてもそうだし、現役の職業作家としても、そうです。
また東大全共闘も、記者時代に「俺は全共闘出身だ」と仰る先輩がいちばん強圧的で、権力者に媚びるタイプだよなぁと、他社の記者とも語りあったことを良く覚えています。
したがって、わたしと因縁があるとまで、考えないのです。
▼わたしの東大におけるゼミ「知力の再構築」の公開版です。
授業を始めようとした時は、パラパラの参加者しか居ないように思えたのですが、それは東大教養学部の正門が開くのが遅れたからだそうです。
この「特別講義」は朝9時10分開始という、わりあい朝の早い授業でしたが、開場、つまり参加者の入場の時刻がそのわずか10分前の9時で、もともと議員会館の青山繁晴事務所の秘書さんたちは「開場から授業開始までの時間が短すぎる」と心配していました。
ところが実際には、正門の開門そのものが9時をかなり過ぎてしまったそうです。 ( あくまで学生からの伝聞です )
聴講者は、その遅れて開いた正門からこの講堂まで歩かねばなりません。
そこで、授業をすこし遅らせ気味に始めると、どんどん来るわ来るわ、人の波が押し寄せるようだったと言えば、ちと大袈裟になる気もしますが、とにかく広い教室に幅を狭めて設置されていた数多い椅子が、埋め尽くされました。
わたしは壇上で、学生諸君と国民のみなさんが朝早くから来てくださった熱意、志に、深い敬意と感謝を感じていました。
▼あっという間に時間が来ましたが、何とか質問もお受けできました。
みなさん、またお逢いしましょうね。
▼きのうの独立講演会については、別のエントリーで触れます。
東大の公開授業は無償、無条件の発信でしたが、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の発信も常に無償、無条件でどなたでも視ていただけます。
それだけに、どんな時でも発信が続くように、正直、悪戦苦闘に苦心惨憺で、公務のスキマ時間を見つけて収録しています。
それについて「まとめて収録して、少しづつアップしているだけじゃないか」という趣旨 ? で、不思議なクレームを書いてこられる方がひとり、いらっしゃいます。
日曜の独立講演会でも、まことに事実に反するフシギな質問がありました。
これが日々、繰り返されるのが、日本社会のありのままの現状ですから、特に問題はありませぬ。
収録した動画は、撮影クルーのプロフェッショナルな協力を得て、丁寧に編集して質を上げたうえで、アップしています。ですから収録した日に全部をまとめてアップすることは、そもそも不可能です。収録から毎日、編集作業が続くのです。
放送開始から4年4か月で視聴回数が3億7千3百万回を超える動画ですから、広告が多く付くようです、その広告収入は、誠実な仕事をなさる撮影クルーに行きます。わたしは受け取りません。国会議員で居るあいだは、受け取りません。
今夜にアップした最新放送は、これです。
中国が急に日本に、にじり寄るという、珍妙にして重大な現実を語っています。
▼未紹介の動画をひとつ、今夜も紹介します。
この放送で、なんと来年の夏にダブル選挙を打って生き延びようとする石破総理の隠された野望について、一緒に考えています。
わたしは、石破総理が早期に、補正予算の成立後に、みずから潔く辞意を表明されるよう求めていることに、変わりありません。「みずから潔く」ということも大切です。それが日本の総理の進退です。石破おろしというものは、やりませぬ。
日本の総理に対して「○○おろし」という常套句をオールドメディアがすぐ使います。
しかし、それは本来の日本の議院内閣制と異なります。日本国の内閣総理大臣は、私心をお捨てになっている天皇陛下のもと、総理としての進退を常にみずから決するべき立場です。
ですから、不肖わたしは総理に諫言申しあげるのであって、政治的策動はやりませぬ。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の政局論も、こうした原則に基づいて、お話をしています。
▼東大の特別講義には、議員会館の青山繁晴事務所で学生インターンを務めてくれて、みごと希望の企業に就職した日本女子も来てくれました。
同じく学生インターンの増野優斗くんはまだ、大学3年生、現役のインターンです。
その彼の無償の弛まぬ努力が、ショート動画です。ここに並んでいます。これも、ほぼ毎日、更新です。1本が20秒台から40秒台ですから、たとえば5本連続で視ていただいても、3分半に行くか行かないかぐらいですね。
よろしければ、視てやってください。