2024-12-02 21:08:20
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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よく考えたら、義理人情かな
▼これは今日12月2日月曜の午前に自由民主党本部で開かれた、経済産業部会です。
あれ ?
・・・環境委員長になって、国会・参議院の経産委員会の理事 ( 委員の中から選任されて他党と交渉するのが理事 ) を退き、自由民主党の経産部会長代理も退いたのに、なぜ今日も経産部会に ?
と、自分でも実は、自問自答したのです。
ちなみに、国会の環境委員会の委員長になると、他の常任委員会 ( たとえば経産委員会 ) に属さず、党の役員も原則として退くというのは制度上のルールです。さまざまな陰謀説をブログのコメントに頂いていますが、単なるルールです。
なぜ、自問自答したか。
経産部会長代理の義務として、どんなに忙しくても経産部会には全出席していたのですが、もはや義務はありません。一方で、環境委員長の職務はすでに始まっていて、ふだんの忙しさにそれがオンしているのですから、経産部会に来ている場合じゃないのです。
▼党本部の一室に入っていくと、経産部会長で医師でもある新谷正義代議士がちょっと驚いた顔をなさいました。
わたしは「もう部会長代理じゃないんですが、急に来なくなるのは、悪いかなぁと思って」と言いました。
本音のまんまです。
▼しかし内心で思っていたことが、もうひとつ、ありました。
いま自由民主党は、来年度の税制をめぐって、財務省と国会議員がぎりぎり交渉する時期です。毎年、年末に繰り返される恒例行事です。ことしは少数与党ですから、自由民主党と財務省の交渉で結果を出しても、野党との交渉でどうなるか分からないまま、やっているわけです。
この場合の「税制」というのは、消費減税のように総理が決断するかどうかというテーマではなく、たとえば中小企業が積極的な投資をなさった時に優遇税制を適用するかどうかといった実務上のテーマです。ただし、もちろん極めて重大な、国民生活も左右する、財務省との攻防です。
わたしは今年も、経産部会長代理として、中小零細企業をはじめ日本経済のためにその攻防に臨む準備として、経産省や財務省の行政官 ( 官僚 ) 、さらに公正取引委員会と議論を重ねてきました。
自由民主党には税制の実務や中小企業対策に明るい人材が多く、わたしがその攻防に参加しなくなったからといって、すぐに日本経済が困るとは考えません。
一方で、せっかく議論を交わした行政官らは、やはりがっかりするだろうなと思い、この攻防戦に参加することにしたのです。それは、今日12月2日の午後5時すぎから夜8時を過ぎても続く予定となっていました。正式には「自由民主党税制調査会・小委員会」です。
環境委員長だろうが、参加はまったく自由です。
今日の午前の経産部会は、その攻防のために最後の準備となる議論を、経産省の側とする場なので、夜の攻防戦のためにも、やはり出ることにしたのでした。
▼経産部会で、前述の新谷部会長が「青山さんは、環境委員長になられたので経産部会長代理は退任されましたが、来てくださいました」とわざわざ紹介なさいました。
すると経産部会は拍手に包まれました。環境委員長に就いたことへの祝意です。
正直、こんな光景は一度も見たことが無かったです。
新谷さんのお人柄、人徳ですね。
冒頭の写真をもう一度見ていただいてから、下掲の写真を見てください。
▼これは、環境委員長になるまえの経産部会です。
わたしの座る位置が変わっているのが、お分かりになるでしょうか。
この時は雛壇 ( ひなだん ) と呼ばれる役員席に座っていたので、政府側が目の前です。
冒頭の写真では、わたしは平場の席に座っているので、政府席はちょっと遠くの向こう側です。
▼さて、明後日から、ひとさまの動画にふたばん連続で呼ばれています。
▽12月4日水曜の夜は、19時半から21時半まで2時間たっぷり、「月刊Hanadaチャンネル」に参加します。
前半の30分は、YouTubeでも配信するそうです。残りの1時間半は ? ちょっと行ってみないと分かりません、初参加ですから。
月刊Hanadaは、先日、長めの原稿が載りました。新年の2月号からは、コラムの連載も始まります。
ご記憶のひともいらっしゃるでしょう。月刊Hanadaはかつて、長期連載が打ち切りとなりました。しかし、わたしはふだん通り、ごく自然に受容していました。
それは編集長の裁量の自由だからです。
そしてこの自然な復活となったわけです。
▽12月5日木曜の夕方は、17時ちょうどから18時まで、「杉田水脈公式ニコニコ生配信チャンネル」に参加します。
先日、杉田さんから電話で依頼があり、これもふだん通り、即座にお受けしました。
▼「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画は、未紹介の最新分から、こんやはふたつ、紹介しておきます。
いずれも隣国、中国の危機についてです。
ひとつは、これです。3年前に述べた習近平国家主席の失脚リスクがいま、どうなっているかを客観的に分析しています。
もうひとつはこれです。その中国が日本に急接近を図っている現実を一緒に考えます。
ショート動画は今夜も最新放送がアップされています。これです。川口のクルド人問題をめぐる産経新聞のみごとなスクープについて、学生インターンの増野優斗くんがわたしに問うています。
▼環境委員長になったことで、国会 ( 参議院 ) の事務当局のうち環境委員会担当の方々や、それから政府の環境省の幹部たちが次々に、議員会館の青山繁晴事務所を訪ねてこられます。
そのうち、ある大切な立場のひとが、会議の終わりに、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』(ここあるいはここ) を差し出されて、非常に恐縮されながら、「厚かましいのですが、サインをいただけますか」と仰いました。
会議は終わっているし、まったく問題ありませぬ。
本心から「恐縮なさることはありません。とても嬉しいです。光栄です」と申して、こゝろを込めて、そのかたのフルネームをいちばん大きく書くことから始めました。これも、いつもの通りです。
★さぁ、明日の早朝は、ニッポン放送の生です。
朝5時台にスタジオに入り、6時半から8時まで、番組に参加します。
よろしければ、どうぞ。
一緒に考えましょう。