On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-02-17 23:01:19
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子を想う魂、祖国を救おうとする志は死なず



▼神戸の独立講演会で、有本明弘さんを、すべての参加者にあらためて紹介しています。
 千人を超える参加者、すなわち主権者のみなさんの有本明弘さんへの畏敬の念、愛情と共感は、深いものでした。

 愛娘を奪還しようとする勇者である有本明弘さんは、みなさんの支持と連帯を、ほんとうに喜んでおられました。



▼独立講演会の参加者はみな、有本明弘さんを支え、有本明弘さんはみなさんを支えていたのです。
 神戸で独立講演会を開くとき、参加者のみなさんがお手洗いに行く時間に、有本明弘さんはいつもわたしの控え室に来られて、思いの丈を語っていかれました。
 その有本さんの澄んだ眼と、頑丈な肩と背中は、みなさんへの感謝を問わず語りに語っていました。



▼わたしは、2月17日月曜のこの夜、参議院環境委員会の超党派の公務出張で、宮城県に居ます。
 この市街地の樹に、クマが登っていました。まだ最近のことです。目の前にはマンション、至近距離の突き当たりは、駅です。
 かつては起きなかったことだけれど、この頃はふつうに起きています。

 長いあいだ、わたしたち日本国民と祖国の自然のなかで共存してきた熊、鹿、猿、猪、こうした動物たちどうやってこれからも共に生きるのか。
 その模索のひとつとして、今国会での法改正が議論されています。

 そのために超党派、すなわち自由民主党、立憲民主党、維新、公明党、共産党といった各党の環境委員会の所属議員と一緒に、環境委員長として、環境省の行政官 ( 官僚 ) と参議院事務局の政策担当者らも加わって、現場調査に歩いています。
 各党の話し合いで決まり、実行されている、調査です。

 ゆうべ2月16日の日曜夜に、自由民主党大阪府連の会長としての大阪出張から帰り、すぐ翌朝、早くに宮城県へ向かいました。
 有本明弘さんのご逝去に加えて、身内にも悲しいことがあり、新幹線のなかで二度、手を合わせて祈りました。

 どんなときにも無償、無条件の発信をやめません。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送は、ここで、NHKの歴史で初めて、NHK会長による国民への謝罪が実現することを語っています。
 また、ここでは、中央銀行の間違いのため、みんなの賃上げが押さえ込まれ住宅ローンの支払いが苦しくなったりすること、すなわち日銀の利上げに反対を明言しています。

 有本明弘さんの魂と志は死なず。
 われらの連帯もまた、死なず。

 仙台市内のビジネスホテルの窓の外は今夜、雪が降ったりやんだりです。
 きょうの宮城県は一日中、身を刺す寒さでした。多くの日本各地と同じです。わたしたちは共に生きています。



 
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