On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-03-10 20:51:08
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【追記しました】  刑事告発となる中傷動画とは別に、「国会議員の所得税は0.18%」などと真っ赤な嘘を書いて、口を極めて責める人も居ます

 早朝からの公務に疲弊して、夜にようやく帰り、すぐ原稿執筆に入るためにパソコンに向かうと、真っ先に眼に入るのは、こういう嘘に支配されている書き込みか、嘘を自分で作り出す書き込みか、どちらかだという毎日、それが8年半です。

 国会議員の国家公務員としての給与である歳費は、当然、サラリーマンの給与所得と同じく普通に所得税が掛かります。
 わたしは国会議員として例外的に、献金もパーティ収入も企業・団体の支援もすべて完全にゼロなので、政治活動に使う費用も、大幅に足りないところを原稿を書いて補うしかありません。
 それは「献金や政治資金パーティで集めたお金ではないから政治資金ではなく、ふつうの所得」ということになり、かつ原稿を書くための必要経費をろくに申告せず、民間専門家の時代から節税はしないので、凄まじい重税を払っています。
 わたしの場合は、たとえば講演料を政治団体に入れて税を逃れるといったことも一切、ありません。後援会も作らない、後援会長も置かないので、そうしたことがそもそも無いのです。
 非難されるべき特権はなく、理由のない非難だけがあります。

 これで国会議員を続けろということに無理があるし、後継者と考えている三浦麻未公設政策秘書を含め、ひとさまに国会議員になろうと勧めるのも、非常に辛いです。

 なぜ、こうもやすやすと、国民の代理を懸命に務めようとする議員を貶める嘘を信じなさるのでしょうか。
 あるいは、なぜこうも執拗に、良心を貫こうとする議員のやる気を喪わせる嘘を広めるのでしょうか。

 日本国民は人口が減っていると言っても、1億2千3百万人います。
 誰かが代理を務めねば、何も決められません。
 日本国憲法には「国会議員は国民の代表」という趣旨が書いてありますが、わたしはそれに反対です。代表ではなく、代理です。
 その代理を務めることを、すでに、良い人材が避けるようになりつつあります。それでは国家と国民が困るのではないでしょうか。

 もっとも、わたしの卒業した淳心学院中高等学校の同級生にして高学歴、エリートの経歴を持つ人で、わたしに「議員は高額な年金をもらっていてズルい」と必ず、執拗に絡んでくる人も居ます。
 議員年金はとっくに全廃されていて、落選したり引退した議員のなかには、生活保護でようやく命を保っている人も居るそうです。
「国会議員の年金は廃止されていて、すくなくともぼくには1円もないよ」と彼にいくら言っても、「そんなことないやろ」の一点張りです。
 同級生にしてこうですからね。
 何があっても不思議ではないのでしょう。

 このエントリーのタイトルのように口を極めて責める人は、工作員とは考えにくいのです。
 ごくふつうの日本人だと思います。





 
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