2025-07-12 03:05:36
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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苛酷な炎暑の選挙戦のその奥から生まれる、ちいさな宝物がこれです


▼わたしの編んだ物語文学『夜想交叉路』を文庫本にしたいと、編集者から提案がありました。
お受けするとき、こう考えました。
「この小説は、あえて読み手に読む力を求める作品として書いた。日本人の読む力の衰えを危惧する作家として、ひとつの責務、あるいはささやかな努力として書き上げた。
それは今でも、正しかったと思う。
しかし、手に取りやすい文庫本にするのなら、いつものぼくと同じく、単行本とはひと味違う作品に生まれ変わらせるよう全文を改稿しよう。
小説『平成』を幻冬舎文庫の『平成紀』にしたときも、小説『わたしは灰猫』を扶桑社文庫の『わたしは灰猫 そして、わたしと灰猫』にしたときも、そうだった。
今回は、読み手のハードルを下げて、読みやすくしよう。
それにしたがって、タイトルも『やさしく夜想が交叉する路』に変えよう。
『夜想交叉路』の単行本は、その重さ、手触り、表紙デザインの原案、帯の文言とデザインの原案、字体・フォントの選択、すべて手がけて、宝物のように仕上げた。
この新しい文庫本も、同じように、どれほど選挙戦が忙しくて辛くても、すべて手がけて、世に送り出そう」
▼その通りに実行しました。
眠い夜、揺れる車内、遊説と遊説のあいだの数分の時間、それらを費やし、積み重ね、内心の奥深くでは火の玉となって全文の改稿 ( 400字詰め原稿用紙換算で237枚 ) や、表紙デザインと帯の原案づくり、字体・フォントの決定などなどに取り組みました。
さっきまでナマの政治に取り組み、車のドアが閉まるとモバイル・パソコンで一瞬にして頭を「春子」や「静志」の人生に切り換える。
おのれでも、ほとんど奇蹟のようにも思いましたが、まったく苦にならず、実際に切り替えができました。
そしてあっという間に、ナマの政治に戻って、何もちぐはぐな感じはありませんでした。わはは。
▼そして、わたしの提示した表紙デザインの原案を、デザイナーが見事に形にしてくれました。
最高です。
▼生まれて初めて、おのれの作品タイトルに英文をちらりと加えました。
A Winter Gem
改稿していて、ふと頭に浮かんだこの言葉があまりに美しかったからです。
Gem 【dʒém】とは、宝玉あるいは宝石ですね。
▼きのう7月11日に、大阪で長期宿泊中のホテルへ版元から膨大なゲラが送られてきました。
ゲラとは、印刷まえの仮刷りです。
わたしの送った改稿全文を、本のページに落とし込んで仮に刷ったものです。
今度は、このゲラをすべてチェックしていきます。それは改稿の第2段階と呼べる、大切な作業です。
これも炎暑の選挙戦のさなかに進めねばなりませぬ。
また今回の文庫には、やや長文の前書きを付けます。
その執筆もあります。
文庫本のたのしみな付録である「解説」を、編集者からある人に発注してあるそうです。
▼版元から送られてきた今後のスケジュールはこうです。
11日 文庫版初校ゲラ送付 / 情報解禁日予定 ( ネット書店など予約開始 )
23日 著者ゲラ校正戻し
8月 1日 責了
29日 搬入
30日 ネット書店発売予定日
9月 2日 公式発売
ただし今夜7月12日土曜の午前3時57分現在、ネット書店にはまだ予約画面が無いようです。
また責了とは、校了ともいい、作品が作家の手からも編集者の手からも離れ、印刷に回ることを言います。
搬入とは、書店に本が運び込まれることです。
最後に、公式発売とは、ネット、リアル書店を問わず、すべてで発売となることですね。
参院選がどのような結果になろうとも、8月末以降に、この小さな宝物が世に出ます。
▼参院選大阪夏の陣は昨夜、「しげちゃんとあきらの毎晩対話」の生放送が終わってから、府連会長として非常に不本意な、許しがたい事態が、それも深夜に発生しました。
苦闘千里です。
どこまで行っても泥の海です。
それでも、主権者のみなさんの代理であることと、プロフェッショナルな作家であることを並行して、すべてに対峙していきます。
いつでもどこでも無償、無条件の発信をやめません。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送はこれです。トランプ大統領の高関税と合成麻薬フェンタニルの関係をえぐっています。
学生インターンの増野優斗くんの努力が最近、順調に実っている、つまり視てくださるひとが多いショート動画はここにあります。













