2006-12-07 01:28:31
魂の硫黄島へ (深く淡く生きる その番外編)
▼きのう12月5日火曜に、パリから帰国。
パリの滞在は、5日間だけ。
そりゃ、きついよ、正直。
ちょっと自分じゃないみたいな、体調だ。
帰国の機中の11時間ほど、成田から都心へ向かうバスの1時間半、それからバスターミナルから自宅へのタクシー20分、その全部を通じてほとんど眠らずに、会員制レポートを書き続け、自宅に着くと荷物もほどかずに仕上げて、夕方5時半ごろ、会員へ配信、はいしんっ。
やれやれ、しっかりと仕上げたレポートを配信できて、うれしいな。
そのまま休まず、独研(独立総合研究所)に出社し、大阪から来た関西テレビのスタッフと、翌日の報道番組について、かなりの時間をかけて打ち合わせ。
終わると、シンクタンク・独研の社長として、社内の打ち合わせや、情報の収集などなど。
夜9時になり、日テレへ。
9時半ごろから、報道番組の解説コーナーの収録。
ぐったり疲れて深夜に、ふたたび帰宅。
荷物を整理し、すこし情報を整理していると、もう午前4時まえ。
さすがに朦朧としてきたので、じぶんをリラックスさせて、仮眠。
▼3時間後の、12月6日水曜の朝7時ごろ、電話で起きる。
ふらふらで起きたから、時計やら何やら、いろんなものをひっくり返す。
電話は、福岡のRKB毎日放送から。
ああ、そうだ、電話を使ったレギュラー出演だ。
朦朧がとけない頭を、懸命に澄ませて…あんまり澄んでないけどさ、生放送に電話で出演へ。
リスナーにも、キャスターにも、ぼくの睡眠不足は関係ない。
ラジオから聞こえる声、それだけがすべてだ。
コマーシャルのあいだに、水をごくごく飲んで、むせかえりながら、どうにか声をまともにして、出演する。
終わると、ぐしゃっと顔を洗い、羽田空港へ。
大阪へ飛ぶ。
わぇー、また飛行機の中だよ。
伊丹空港に着くと、タクシー車内で原稿を書きながら、定宿のホテルに入り、電話とメールで情報収集。
そして関テレと電話で打ち合わせをし、その打ち合わせで気づいたことについて、もう一度、情報収集をしてから、プールですこしだけ泳ぎ、無理にでも身体を目覚めさせて、関テレへ。
報道番組『ANCHOR』に出演、『青山のニュースDEズバリ!』のコーナーでは、パリで知った驚きの事実を話す。
内心では、ふらふら、ぐにゃぐにゃ、ぼろぼろの状態。
しかし、それは視聴者にも他の出演者にも、関係ない。
ラジオもテレビも、それは、おんなじだ。
だから番組全体を通じて、一生懸命に話した。
それでも、じぶんでは、またしても不満いっぱい。
一緒に出ている室井祐月さんが「とっても、分かりやすかったよ」と言ってくれたので、すこしだけ、ホッとした…けど、伊丹空港で軽く食事をする頃から、やっぱり下手くそな放送だったなぁと、また、こころのうちで、どっしゃーんと落ち込む。
夜に帰京、自宅へ。
あすは硫黄島へのロケ取材なので、早く寝たいのだけど、原稿が山盛りで眠れない。
うーむ。
ぼくはどうなっちゃうんだろ、と思わず考えるほど、きついや。
いや、硫黄島で命の最後の一滴まで、後生のぼくらのために戦ったひとびとのことを、すこしでも思うなら、おまえよ、まさか、じぶんのことは思うなよ。
▼このブログで始めている「深く 淡く 生きる」の書き込みは、10月半ばからの日々をすこしづつ振り返っていく。
だから、まだまだ現在には届かない。
しかし、あと6時間ほどで、硫黄島へ出発する今夜は、どうしても今のことを、簡単にでも書きたかった。
なぜ、だろう。
- 2014-12-31 19:29:41
- さらば
- 2014-12-30 23:57:22
- あらためて祖国へ
- 2014-12-30 17:37:16
- 簡潔にお答えしておきます
- 2014-12-26 12:00:17
- みなさん、一気の情報です。(サイン会福岡の曜日を訂正しました)
- 2014-12-26 06:46:31
- きょう欧州出張へ出発なのですが…
- 2014-12-23 22:08:28
- 知らせてくれ、というリクエストが多いので…
- 2014-12-23 12:45:01
- 実はぼくも今、知ったのですが…