On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2012-06-23 13:02:12

直に支えていただいています




▼言語に絶するほど忙しいです。
 日本海のぼくらの自前資源、結晶状(かたまり)のメタン・ハイドレートの調査航海も、航海が終われば良いというのではなく、その成果を受けてこそ、やらねばならないことが新たにどんどん増えていきます。

 そして、たとえば独研の公式ホームページも、メールもすべて使えなくなるという不可解なサーバー・ダウンもつい最近、起きました。
 今のところバグがあったらしいということになっていますが、引き続き調査中です。
 なかでも、影響が大きいのは、メールが一切合切、消されてしまったことです。

 その最中ですが、あさっての6月25日月曜に、早朝から深夜までフルに費やして、ひとつのお祭りをやります。
 それは、独研(独立総合研究所)が募集している会員制クラブ「インディペンデント・クラブ」(略称IDC)の会員のための「IDC祭り」です。
 東京・お台場の一角で開催します。
 参加者にお伝えしているスケジュールは、こんな感じです。

2012年6月25日(月) 開場:9時20分 
A:09:30-12:00「青山繁晴が朝から質問に答えて答えます」
B:12:00-13:30「青山繁晴とランチ」
C:13:30-14:30「青山繁晴が運転する『繁子号』同乗」
D:15:00-18:00「青山繁晴が午後も質問に答えて答えます」
E:18:00-20:00「青山繁晴とバーベキュー大会」
F:20:00-22:00「東京湾を一望するバーで夜景を見ながら2次会」

 参加者は、AからFまで6つのイベントから自由に選んで参加できます。
 いちばん多いのは、「すべて参加します」という申し込みです。
 今回は平日にセットするしかなかったのですが、それでも、この熱意!
 会員に頭が下がります。

 もちろん、たとえばランチだけの参加者もいらっしゃいます。
 実際はランチも、バーベキューの夕食も、バーでの飲み会もすべて、「質問に答えて答えます」になりますから、ランチだけでも大歓迎です。

 イベントCの「繁子号」とは、ほんとうはロータスのレーシング・カー「CUP260」です。
 ぼくの家族の一員には、青山繁子というポメラニアンがいます。繁子は、ちーちゃな、わんこですから、強い音や振動が大の苦手です。
 レーシング・カーは、いい音を出しますが、繁子は受け付けません。
 だから繁子は、CUP260には乗れません。乗れなくて可哀想だから、せめて、名前は「繁子号」にしています。

 当日は、イベントCのためには、広大な駐車場をひとつ、フルに借りています。
 そこにパイロンを置いて、ごく簡単なコースを作り、希望者は全員ひとりづつ助手席に乗せて、そのコースを一周します。
 ロータスからも、メカニックがサポートに来てくれる予定です。

 駐車場を借り切るのは高いので、おそるおそる管理会社に問い合わせると、なんと「わたしたちは青山さんと独研には共感しています。なるべく協力したいので、いくらなら出せるか、まずはおっしゃってみてください」という返事でした。
 感激しました。
 そして、たいへんにディスカウントしていただき、このミニ走行会が実現します。


▼ぼくはこの「IDC祭り」前日の、6月24日の日曜は、神戸のホテル・オークラで、独研が自主開催する「独立講演会」があります。
 この独立講演会は、5時間近くから過去最大では6時間、立ちっぱなしで講演し、森羅万象の質問に答えていくのが特徴です。
 そしてIDC祭りの当日の月曜には、なんともはや、朝6時に神戸を出発します。
 ふひ。


▼インディペンデント・クラブ(IDC)では、この一年、ほかにも日本海のメタン・ハイドレート調査航海への会員の同乗やら、国会の見学会やら、雪上集会(一緒にスキーを滑る会)やら、京都の伝統あるライブハウスでの弾き語りライブ&トークショーやら、ほんとにさまざまな催しを開いて、会員のかたがたと語りあってきました。

 去年、初めて発足するとき、ぼくは独研のホームページにこう記しました。


インディペンデント・クラブ発足のお知らせ

 日本初の独立系シンクタンク、株式会社 独立総合研究所(独研)は、日本の国家の青春である幕末期に、坂本龍馬らが設立した亀山社中と志を通わせ、祖国を甦らせるための実務に取り組んでいます。
 この独研の代表取締役社長・兼・首席研究員の青山繁晴と「直に語り合って、考えたい」という問い合わせが、日々、増え続けていることにお応えしようと、「インディペンデント・クラブ」(The Independent Club/略称IDC)を発足させました。
この灯火(ともしび)を、ともに高く掲げ続けましょう。


 そして、この7月1日からIDCは2年目に入ります。
「会員の追加募集はないのか」という問い合わせを、沢山いただき続けてきました。
 そこで、2年目を迎えるに当たって、会員の追加募集をいたします。
 2年目からは、ビッグイベントだけではなく、細やかな語らいの会も開いていきたいと考えています。

 申し込みは、独研のホームページからできます。
独研のホームページ 申し込みページ

 申し込みページには、こう記してあります。


お待たせいたしました。IDC追加募集のお知らせです。
第2期 追加募集

【募集期間】
2012年6月22日(金) ~ 2012年6月27日(水)正午
【活動開始】
2012年7月~
【募集人数】
147名
【申込方法】
申込前には、必ず、「利用規約」をお読み下さい。
申込するには、「申込フォーム」ボタンをクリックし、
リンク先のページよりお申込み下さい。


▼会員とこころを通わせる会員制度として、独研にはもうひとつ、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)があります。
 こちらはインディペンデント・クラブ(IDC)より、はるかに歴史があり、レポート第1号の配信は、2000年の3月30日ですから、もう12年と3か月の歴史を刻んできました。
 配信したレポートも560本を超え、きのうに、日本海のメタン・ハイドレート調査航海をめぐる内部の報告であるレポートの1本目を配信しました。
 これが第562号でした。
 来週に配信する第563号から565号までの3本を今、執筆中です。

 この忙中ですから、配信が滞ることもあって、会員にはご心配もかけています。
 しかし必ず、月4回程度の配信は回復してきました。
 ぼくは、このレポート配信は決して、どんなに忙しくても、体がきつくても、やめることはありません。
 有料レポートを身銭を切って支えてくださるかたは、12年前から、ぼくを直接、支えてきてくださった方々だからです。

 そして、この東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)もちょうど、更新時期に入っています。まもなく更新受け付けが終了します。
 こちらは会員数に制限はありません。
 そして「TCR懇話会」として、会員と直接お会いして、質問を受ける会も開いています。


▼日本海のメタン・ハイドレート調査航海をきっかけに、「寄付をしたい」という申し出を、びっくりするぐらい沢山いただいています。
 どうすればいいのか、いま独研の内部で議論しています。

 しかし、いちばん直接的な支えは、やっぱり東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)とインディペンデント・クラブ(IDC)です。
 そして、いったん会員になられたかたは、できればぼくの命がある限りは、ずっと会員でいていただきたいな、というのが、ぼくのほんとうの願いです。


*写真は、冒頭の一枚は、雪上集会です。まんなかの水色のウエア(上衣)が、ぼくです。うしろに美しく輝くのは浅間山です。
 すべての会員の人生が、輝きますように。

 そして、この下は、京都のライブハウスでの2枚です。
 ぼくと弾き語りのデュオを組んでくれたヤマヒロさん(関西テレビの人気アナ、山本浩之さん)と弾き語りをし、そして、そのあとトークショーでした。




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