On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2014-07-15 09:08:57

8月15日へ向けて

▼ことしの敗戦の日(一般的には終戦記念日)を機に、新しい本を出せる見通しになりました。

 8月15日金曜はお盆と重なり、取り次ぎ(出版社と書店をつなぐ仕事)が休みで、取り次ぎが休みだと、本を書店に並べることができません。
 そこで、その日の前の8月12日火曜頃に、書店に並び始める予定です。

 今日は7月15日火曜、あと実質1か月を切っています。
 ぼくの原稿の初稿全文が出版社の編集者に入ったのが、きのう7月14日月曜の午後3時でした。
 出版界の常識では、とてもとても間に合いません。
 しかし、69年目のことしの敗戦の日に、どうしても問題提起をしたいという意思が、ぼくと編集者で一致しているので、ぼくはここ数日、何もかも犠牲にして、睡眠や食事、運動はもちろん、ほかの仕事もどうにか延期に延期を重ねて、きのう初稿を上げました。
 編集者は、製本の技術者や校正の専門家、表紙のデザイナーといった専門職のひとたちを励まし、お願いし、体勢を崩さずにいてくれました。


▼何の本かは、次の書き込みで述べます。
 気を持たせるわけではなく、この本の仕上げ…すなわち、ぼく自身のゲラチェック、表紙や裏表紙の決定など、〆切いっぱいいっぱいの仕事がたくさん今も続き、これ以上、ブログに時間を割けないからです。

 ちなみに、ロングセラーになっている「ぼくそこ」こと、「ぼくらの祖国」(扶桑社。19刷。例えばここです)をはじめ、すべてのぼくの書籍は、デザインをぼく自身が提案し、それを書籍デザイナーのプロフェッショナルな手で作図していただいています。
 今回も同じです。
 この新刊の表紙と裏表紙のポイントは、海と船と島です。
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