On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2019-04-14 05:17:28
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (4)

ひとこと、ふたこと、みことづつだけですが・・・  (★誤記を指摘により訂正しました)

▼きのう4月13日・土曜日のニッポン放送のイベントは、新宿御苑で総理主催の「桜を見る会」に議員として参加して、そこから、よみうりホールに直行しての参加でした。
 だからスーツで参加しました。あとで考えてみれば、ニッポン放送のイベントにスーツで参加するのは珍しいかな?

▼会場のみなさんの眼の輝きに、胸の裡(うち)で感激しました。
 きのうは素晴らしい青空の土曜でした。こんな良き日に、堅い話のために集まってくださるみなさんの、祖国と社会を想う気持ち、ヒントを得てご自分で考えようとなさる志、凄いです。
 これがある限り、日本は大丈夫と思いました。

▼この、同じよみうりホールで来月は独立講演会なのです。
 独立講演会では、きのうのイベントではできなかったこと、すなわちみなさんの質問にどんどん答えていくことと、非公開、オフ・ザ・レコードの話もいっぱいしたいと思います。
 ただ残念ながら、もう〆切が間近です。
 なんともう明後日の正午で打ち切りです。
 よろしければ、お出でください。下掲の青いボタンを押せば、直接の申し込みができるのと、質問を書き込むことができます。

第89回 独立講演会@東京 (2019年 5月11日 : 4月16日(火)正午まで、お申し込み受付中!)

講演日 2019年5月11日(土) 15時00分~19時30分 予定 ★ここに誤記があり、訂正しました。指摘に感謝します。

【講演内容】危機は好機、しかし意図して祖国とアジアの好機に変えねばならない。そこを一緒に考えよう その2
【会場】よみうりホール(指定席) 読売会館7階
東京都千代田区有楽町1-11-1 こちらをご覧ください。
【受講料】一般 5,000円 / IDC(インディペンデント・クラブ)会員 4,000円(税込)
【応募】 2019年4月16日(火)正午〆切 下のボタンを押し、そこに質問も書いてください 
             
 
▼きょう4月14日・日曜は、衆院大阪12区の補選が行われている現地に入ります。
 候補者は、故・北川石松環境庁長官の孫であり、故・北川知克環境副大臣の甥です。
 そこで世襲について、短くですが、記しておきます。
 安倍総理も世襲である日本の国会に、世襲ではない議員、異業種出身の議員が増えることを願っています。ぼくのこの、ほんとにちいさな、ささやかな苦闘が、そのわずかなきっかけになるよう日々、願って、一身を尽くしています。
 同時に、議員になる理由は、まさしく多様であるべきだと思います。
 世襲の議員がひとりも居てはいけないということには決してなりません。多すぎてはいけないということです。
 世襲にあたる人であれ、ぼくのように世襲と無関係な人間であれ、要は、本人の志のありようが常に問われます。

 安倍総理は、岸信介元総理のお孫さんです。岸総理が日米安保条約を少しでも日本の国益が増すように改定したにもかかわらず、在任当時も今も非難だけを浴び続けていることへの、安倍さんの子どもの頃からの疑問が、国の根っこだけは護ろうとする姿勢を支えているのではないかと以前から、考えています。
 それは、岸元総理の話題が出ると、安倍総理が堅く口を閉ざすことから、むしろ明らかだと思います。
 議員となって以降、ぼくは安倍総理との意見の違いがさらに際立つことが多く、この三年間ずっと苦しみ続けています。だからこそ、安倍さんにのこの、岸元総理から受け継いだものが無ければ、とっくに袂を完全に分かつしかなかっただろうと実感しています。

 ただし、安倍総理も、岸元総理、安倍晋太郎元外相からの三代目です。こうやって、孫の代まで世襲が続くことそのものは、数多くあってはいけないとも考えています。
 今回の衆院大阪12区の例も、似たところがあります。
 北川石松さんは、「男・石松」を自認された通り、環境庁長官の在任中に時の権力者、金丸信さんに立ち向かった例外的な人でした。息子の知克さんは、喧嘩早かったお父さんとは対照的に温厚な人でしたが、志がはっきり共通しているのが感じられました。
 今の候補者は、知克さん以上に、自己アピールが苦手なタイプだと思いますが、その誠実さに、受け継いでいる「芯」を感じます。

▼この大阪12区入りの様子は、明日月曜の「虎ノ門ニュース」の虎撮りなどでは紹介しません。
 補選は今、まさしく選挙中ですから。

▼維新は、まごうことなき堂々たる改憲勢力です。
 特に、九条のもたらし続けている日本特有の深刻な問題を超克するためには、維新との連携が不可欠だという考えは変わりません。
 考えの違うところもあって党が違う以上は、選挙という共通の土俵で正々堂々と戦って、そのあとはスポーツ(ラグビー)のようにノー・サイドとはいきませんが、連携すべきは連携すべきです。
 だからこそ選挙では、まさか中傷合戦になったりせずに、おたがいに伝えるべきを有権者に伝えることに徹し、主権者の判断に委ねるべきです。ぼくは今日、そのように活動します。

▼14時半ごろから、大東市で選挙カーに乗ります。

▼きのうのニッポン放送のイベントは、月刊Hanadaの連載エッセイ「澄哲録片片」(ちょうてつろく・へんぺん)の〆切と重なってしまいました。
 桜を見る会ではまさか執筆できず、ニッポン放送のイベントの開始30秒前にどうにか初稿を送り、イベントが終わってから会食を挟みつつ、つまり会食の席でもいつもの数次のゲラ直しが続き、帰宅してから今日の午前3時ちょうどぐらいに、念念校(初稿→初稿ゲラ直し→再校ゲラ直し→念校ゲラ直し→念念校)の確認も終わり、やっと完全にぼくの手を離れました。
 今月は10連休の影響で〆切が早まり、ふだんに増してのぎりぎり作業となりましたが、読者に届けることができて、編集者・校正マン・印刷所のみなさんのご努力に深く感謝しつつ、すこしホッとしています。
  良心派の編集者からは最後に「今月は10連休の影響で通常より3日早い4月23日(火)発売となります」という連絡が入りました。
 いつかは、いつの日にか、物書き専業になりたいですね。
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青山さんのストレスはマックスでしょう。【けん】
2019-04-14 12:22:31
確かに安倍首相は国益を損ねる政策を次々と放置していますね。ところで、私の居住地は駅からほど近く交通便の良い場所にありますが、空き地がボコボコ目立ち始めています。交通便の良さから、すぐに新しい住宅が建設されると思われますが、地区住民に高齢者が多いため、手放す人が多いからだと思われます。私の妹の家庭も、借家を手放したいと言っています。若い人はマンションを選ぶので古い借家に入ってもらえず、相続するにしても税金が嵩むからというのです。市場に出回る不動産が増えると、必然的に不動産価格上昇は抑えられます。そこで安倍政権の政策は、相続税対策に国民から不動産を吐き出させ、その穴を、受け入れた移民に不動産を購入してもらって、不動産価格を安定させようという安直な考えのように思えます。

日本人にとっては、それほど価値のない不動産かもしれませんが、政情が不安定な国、社会保障が行き届かない国、経済が不安定な国の人々からは、日本の不動産は、どんなに高くても購入したいほど価値の高いものです。それは1リットルの飲料水の価値は、日本とサハラ砂漠の真ん中では全く異なるのと同じです。現政権は、このことが分かってるのかな?と思うことが多いです。政府としては、あるいは財務省としては、国益とは無関係に、移民に不動産を購入させて、また、相続税を大量に納めさせて、国民から背負った国の借金を返済したいのかもしれません。

政府はやっと重い腰を上げて、就職氷河期世代の救済に乗り出すようですが、この不動産問題も、全く何の手も打ってないのですよね。本来なら、様々なシミュレーションをして、最善の対策をするはずなのですが、何もしていない。青山さんの地道な活動も活かせてないことが多い。本当に駄目です。これらを見てみると、安倍首相は外国でばら撒きをしていて、ネットでよく揶揄されますが、これも、「外国にいい顔をしたいだけで何も考えてないのか?」なんて思えてきます。このような無策な政府を間近で見ていて、青山さんはストレスがマックスだろうなと思います。
大阪12区【智美】
2019-04-14 10:28:28
私は大阪12区の有権者です。
我が家は色んな人の演説が遠い感じで聞こえる場所にあるのですが、肌感覚として、維新が一番勢いがあり、候補者の熱心さが伝わって来ます。日に何回も来ているし、声にも張りがあり内容も届きます。共産党は安倍ガー!と叫んでいる時だけ内容が分かります(笑)他の二人は来ているかどうかも把握しづらいです。
私は、毎回同じ人、同じ党に投票する事は無く、党や個人の政策などを見て投票を決めています。
候補者との直接接触が無いのでどうしてもネット頼みになります。一般の人が自由に発信する場として最も拡散力があると思われるのがツイッターですが、ツイッターを「大阪12区」で検索して圧倒的に目立つのが維新、次に共産、自民党や樽床さんのは一生懸命探さないと出てきません。また、北川候補ご本人の投稿が無いのも本当に残念…というか困っているというのが素直な気持ちです。
維新の場合は普段からテレビで取り上げられる事が極端に少ないので、普段から議員や党員がSNSを積極的に活用している事もあるのだと思います。ネット戦略は維新が一番で、自民党は大失敗していると思います。これは今後の選挙の大きな課題だと思います。先のクロス選挙での戦い方も含め、自民党は既得権益層、公明党の組織票さえ抑えれば勝てると思っているのかなと思わざるを得ません。先のクロス選挙はこれで大惨敗しているのに、全然失敗に学んで無いなと思います。
また、青山さんの北川候補に対するご指摘はまさに私の肌感覚と一緒で、周りの自民党幹部や公明党の組織ばかり目立ち、肝心の候補者がどういう人なのか、人となりが全く分からず、投票しようと言う気が中々起きないというのが現状です(HPで政策は拝見しましたが、これだけでは…)。
また、維新…特に吉村さんが演説で「公明党のせいで憲法改正ができない」という主旨の話をされており、これは私も強い問題意識を持っているし、同様の思いを抱えている人は少なくないと思うので、保守派の票はかなり維新に流れるのでは無いかと思われます。
前回の衆院選では藤田候補がベテラン北川候補相手に善戦しており、今回の維新の風を考えれば、葬い選挙だからと藤田候補に入れた票が北川候補に流れるとは考えづらく、もし、葬い選挙だから勝てるだろうと、北川陣営が思っているのなら、かなり甘いと思います。
私は、恥ずかしながら、青山さんの虎ノ門での解説を聞いて、故北川知克さんのお人柄を知ったくらいで、もう少し早く聞いていればもっと気持ちよく票を入れられたのになぁと今更ながら思う次第ですが、晋平さんも、もっと自分を知らない人たちに対して、自らアピールする努力をされた方が良いと思います。特にネットです!!
…それと、寝屋川市は期日前投票の場所が三箇所増え、五箇所になりました。私は何年もお役所などにお願いしていたのですが、やっと実現し(維新市議団の努力がありました)、喜んで近所の投票所に行った所、私以外誰もいませんでした。全然周知されていないのだとしたら勿体無いので、候補者の方が宣伝してくれたら良いなと思います。
ちなみに、私は道州制や教育無償化など維新の柱の政策に反対なので、維新を党として支持できません。ですが、人物本位で選ぼうと思っているので、非常に迷っています。
初めて青山先生にコメントします。【kinnoono】
2019-04-14 07:47:19
例えば、先日の参議院本会議での改正入管法採決に於いて賛成ボタンをお押しになる時の先生の苦しみは私なりに理解しているつもりです。わたし(有権者)に経団連等に比べて政治力が無かった事がその原因です。青山事務所を通じての党員募集も同じ理由からだと理解していますが、私は今もそれに応じるべきか熟慮しているところです。
3年前に、小学校の書初めコンクール以来の美しい文字で『青山繁晴』と書いて投票した事は、初めて自分こそが日本国の主権者なのだとはっきり判った出来事でした。今でも快心の一票だったと自負しています。
先生に一言。頑張って下さい。私も頑張ります。
万葉集【大学院生(コメント公開可)】
2019-04-14 07:14:20
世襲議員に関する青山さんのお考え、しっかり読んで、理解いたしました。

ところで、チャンネル桜の放送を拝見いたしました。

出典は万葉集と知って、万歳をされている青山さんのお姿に、私も喜びを新たにいたしました。

ご存知とは思いますが、万葉集は、有名な雄略天皇の「籠もよ、み籠もち、」の大御歌よりはじまります。天皇が、市井のおそらくは平民に、堂々と求愛をされる歌です。美しいお嬢さん、名を名乗ってください、名乗らないなら、では私から名乗りましょう、という歌意と、私は解釈しています。

今より1500年以上前に、為政者が、自分が気にいった娘に対し、強奪することも威嚇することもなく、堂々と恋歌を歌い、1対1の恋愛をしていた、そのことを表す歌集です。

その歌集から元号がとられたことを、青山さんと一緒に喜びたいと思います。

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